【第4回】の追加 Geminiのcanvas機能で実際の資料作成も0秒で!

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日から「【第4回】の追加 Geminiのcanvas機能で実際の資料作成も0秒で!」というタイトルです。昨日のブログではPowerPointで資料のアウトラインをつくれるようなプロンプトについて書いていましたが、本日はGoogle Geminiのcanvas機能で実際に資料まで落とし込みをイメージしたプロンプトを想定してみたいなと思います。

💡 こんな人におススメ!

  • 提案資料の骨子づくりにいつも悩んでしまう営業さん:真っ白な企画書に何から書けばいいか迷う時間を、もうゼロにできますよ!
  • レポート作成を効率化したい企画・マーケティング担当者さん:データ分析後の「まとめ」や「比較表」作成の面倒な作業をAIに任せたい方にぴったり!
  • AIで仕事のスピードを劇的に上げたい全てのビジネスパーソン:資料作成の常識をサクッと変えたい方は、ぜひ読み進めてください!

近年、AI技術の進化は本当にすごいですよね!特に、ビジネスで欠かせない資料作成の効率化は、私たちプロフェッショナルにとって大きな課題です。そんな中、GoogleのパワフルなAI「Gemini」に搭載された「Canvas機能」が、資料づくりのやり方を根本から変えようとしています。

この記事では、この超革新的なGeminiのCanvas機能って一体何なのか、そしてどう使えば、「実際の資料作成も0秒で」という夢のようなスピードと品質を手に入れられるのかを、具体的なコツ(プロンプトテクニック)を交えて、わかりやすく解説していきますね!


🎨 Geminiの「Canvas機能」って、つまり何?

Canvas機能と聞くと、お絵かきソフトをイメージするかもしれませんが、GeminiのCanvas機能はちょっと違います。これは、単に長い文章を作るだけじゃなく、「パッと見てわかる形」に情報を整理・構造化して出力するための、Geminiのすごい能力のことなんです。

私たちが「表を作って」「目次を箇条書きにして」とお願いすると、ブログ記事、企画書のアウトライン、比較テーブル、手順ガイドなど、様々な形式の資料の骨子や中身を、瞬時にカタチにしてくれるイメージです。

この機能のキモは、以下の3つにあります。

1. 整理整頓されたアウトプットをパッと生成!

従来のAIは長文が得意でしたが、Canvas機能は「特定の構造を持つ資料形式」の生成に特化しています。例えば、「AとBを比較する表を作って」「この手順をステップごとにまとめて」といった指示に対して、すぐに構造化された形で返してくれます。資料の「たたき台」を作る手間が、もうほとんどかからなくなりますよ!

2. 見た目にもわかりやすい構造化(テキストベース)

ここでいう「視覚的」とは、図やグラフを描くことではなく、Markdownなどのルールを使って、整理された情報として出力することです。

  • テーブル(表):複雑な情報を一目で比較できます。
  • リスト:手順や要点をスッキリまとめられます。
  • 見出し構造:文書の全体像と階層がすぐにわかります。

といった、資料に必要な要素を、お願いした通りに組み合わせてくれるんです。

3. あとからの修正や追加も超簡単!

Canvas機能で出てきた資料の骨子は、もちろんWordやパワポにコピペして使えます。さらにすごいのは、Gemini上でそのまま「ここをこう直して」「この項目を追加して」といった指示をするだけで、生成された構造がすぐに修正・更新されることです。もう手動でちまちま直す必要はありません!


⚡️ なんで「資料作成0秒」なんてことが言えるの?

もちろん、資料作成のすべてが本当にゼロ秒になるわけではありません。ここで言いたいのは、資料作成の中で**「一番時間と労力がかかる最初のフェーズ」をゼロにできる**、ということです。

資料作成のステップを考えると、一番時間がかかるのは、

  1. 何を書くか考える時間:目次、アウトライン、どこまでの情報を集めるかを決める。
  2. 情報を集めて整理する時間:必要なデータ、事実、事例を探して、どう並べるか考える。

この1と2が、資料作成の最大の壁(ボトルネック)ですよね。

白紙の状態から即座に脱出!

資料作成で一番つらいのは、「白いキャンバス」を前にして、どこから手をつけていいかわからないときです。

  • Geminiへの指示:「〇〇に関する提案書の目次と、それぞれのセクションに入れるべきキーポイントを、3段階の階層構造でサクッと作って!」
  • Canvas機能の応答:迷う時間ゼロで、すぐに整理されたアウトラインが出てきます。

つまり、資料の「何を書くか考えるフェーズ」をAIに任せてスキップできるので、私たちは最初から質の高い「たたき台」から作業を始められるんです。これが、実質的な思考ゼロ、作業ゼロで、資料作成のスタートラインに立てる秘密です!


📝 失敗しないプロンプトのコツ:3つの魔法の要素

Canvas機能の力を最大限に引き出すには、「構造化してほしいんだ!」という意図を明確にAIに伝えることが大事です。プロンプトに以下の3つの要素を意識して入れてみましょう。

1. 🎯 誰に何を伝えるか(目的と役割)をハッキリと!

AIに、「どんな資料」を、「誰の立場で」書くのかを教えてあげることで、内容のトーンや深さがグッと良くなります。

プロンプト要素
目的「新規事業の社内稟議用企画書」「お客様向けのサービス紹介記事」
役割/ペルソナ「あなたはベテランの営業部長として」「専門用語を使わない広報担当者の視点で」

プロンプト例(親しみやすく):

「あなたは、競合に勝つための戦略を考えるベテランコンサルタントになったつもりで、『リモートワークツールの比較』をテーマにした、部長クラスの意思決定者向けの比較検討資料の骨子を作ってほしいな。」

2. 🖼️ どんな形(フォーマット)で出すかを具体的に!

これがCanvas機能の肝です。「どういう見た目の資料」にしてほしいかを具体的に指示しましょう。

フォーマットの指示アウトプットの形式
表形式「製品AとBを比較する表を作成し、評価項目は『費用』『使いやすさ』『サポート体制』と指定してね」
ステップ形式「『新しいツールの導入手順』をステップバイステップで、箇条書きで教えて」
セクション構成【メリット】と【デメリット】という2つの大きな見出しを作って、それぞれのセクションの結論を太字で記述してほしい」

プロンプト例(親しみやすく):

「出力は、【導入の背景】【ツールの主要機能3つ】【今後のステップ】の3つの見出し構造にしてね。主要機能の部分は、機能名、簡単な説明、うちの強みを含む表(テーブル)形式でお願い!」

3. 🔍 細かいルール(制約)も忘れずに!

より質の高いアウトプットにするため、量やスタイルに関する具体的なルールを追加します。

制約・詳細情報
文字数/情報量「各ステップの説明は50文字以内で簡潔にね」「合計文字数は3000字以上のブログの構成にして」
トーン&スタイル「専門用語は避け、フレンドリーな口調でお願い」「データに基づいた客観的なトーンで」
具体的なデータ「効果には『作業効率20%アップ』という数値を必ず入れてね」

プロンプト例(親しみやすく):

「トーンは読者が元気が出るようなポジティブなものにして、デメリットには必ず『こうすれば解決できるよ!』という具体的な対策太字で添えてくれると嬉しいな。」


🛠️ 資料別:具体的なプロンプトの活用事例

ここでは、よく使う資料を例に、Canvas機能をどう使うか、具体的なプロンプトをご紹介します。

1. 企画書の「たたき台」をサクッと生成!

新しいプロジェクトを進めるための企画書作りは、本当に大変ですよね。

プロンプト例:

「あなたは弊社の新規事業開発チームのメンバーです。市場の人手不足を解決するためのAIチャットボット導入に関する社内提案資料を、すぐに作成してほしいです。

出力形式の指示:

  1. 企画の簡単な概要(H2)
  2. 今の課題とチャットボット導入でどう解決できるか(H2)
  3. 候補となる3つのチャットボット比較(H2):『汎用型』『特化型』『自社開発型』の3つを対象に、『初期費用』『運用担当者の負担』『回答の精度』で比較する表を作成してね。
  4. 期待できる効果(H2):『コスト削減』『お客様満足度の向上』『社員の業務負荷軽減』の3点を箇条書きでまとめて、それぞれに**「このくらい効果が出るだろう」という数値目標(架空でOK)を付記**してください。

資料全体は、前向きで勢いのあるトーンでお願いします!」

生成されるアウトプットの構造:

  • 資料の概要(元気の出るキャッチコピー付き!)
  • 現状課題と解決策(見出しと箇条書き)
  • 3つの候補を比較した表(テーブル構造)
  • 期待される効果と数値目標(箇条書き)

2. セミナー資料の「要点まとめ」をパッと生成!

長いレポートを、短時間でわかりやすいセミナー資料にまとめたいときに便利です。

プロンプト例:

「以下の提供するテキストは、最新の『Z世代の購買行動の変化』に関する調査レポートです。この情報をベースに、アパレル業界のマーケティング担当者向けセミナー資料の目次とスライドごとの要点を作成してください。

出力形式の指示:

  1. 目次は7つのセクション(スライド7枚分)で構成してください。
  2. 各セクションは『スライド[番号]: [タイトル]』として、その下に『一番伝えたいキーメッセージ』を太字で1文、そして『詳細データ(箇条書き3点)』を記述してください。
  3. トーンはトレンドを抑えた、インサイトに満ちたものにしてください。

(ここに調査レポートのテキストデータを入力)

生成されるアウトプットの構造:

  • 7つの明確なセクション(スライド番号とタイトル)
  • 各セクション内に、強調されたキーメッセージ(太字)
  • 構造化された3点の詳細情報(箇条書き)

🚫 嘘はダメ!信頼できる資料を作るためのプロンプトの工夫

AIが作る情報には、たまに「それ、ホント?」という事実ではない情報(ハルシネーション)が混ざってしまうことがあります。Canvas機能で作成した資料に「嘘は絶対に入れない」というルールを守るために、以下の対策をプロンプトに組み込むのがポイントです。

1. 根拠となるデータは先に渡す!

AIに「自分で考えて」ではなく、「このデータだけを使って整理してね」とお願いすることで、情報の信頼性が上がります。

プロンプト例:

「【提供データ:2024年4月度の売上実績(部門別)と前年同月比のデータ】を使って、この提供データに載っていない事実は一切含めずに、実績レポートのサマリーを作って。サマリーは『達成状況』『良かった点』『次の改善点』の3つのセクションに分けて、数値は必ず提供データから正確に引用してね。」

2. 「事実に基づいて」を強く意識させる!

AIに対して、「事実に忠実であること」を強く命令します。

プロンプト例:

「【お願い】:以下の資料作成では、未確認の情報やあなたの推測は絶対に排除し、客観的な事実のみに基づいて書いてください。特に数字については、必ず根拠が示せる情報だけを使ってね。」

3. 情報不足の時は「ない」と報告させる!

もし必要な情報が足りない場合に、勝手に作り出すのではなく、**「情報が足りないよ」**と教えてくれるように指示しておきましょう。

プロンプト例:

「もし、要求された資料のセクションを作成するために必要なデータや事実が不足していると感じたら、適当に埋めるのではなく、『※データ不足のため要確認』と太字で記載してください。」

これらの工夫をすることで、GeminiのCanvas機能は、単なる文章生成ツールではなく、「信頼できる情報だけを整理して形にしてくれる」心強いアシスタントになってくれるんです。これで、安心して「ゼロ秒生成」を実践できますね!


💡 まとめ:Canvas機能で資料作成の常識を変えよう!

GeminiのCanvas機能は、資料作りで一番時間のかかる「最初の一歩」の悩みを完全に解消してくれる、すごいツールです。

資料作成0秒を実現する魔法のステップは、たったこれだけ!

  1. Canvas機能(構造化出力)が何をしてくれるか知る。
  2. プロンプトで目的と誰向けかをハッキリ伝える。
  3. 表、箇条書き、見出しなど、どんな形でほしいかを具体的に指定する。
  4. 提供データを活用して、信頼できるアウトプットを依頼する。

このやり方を実践すれば、資料の骨子作りや情報整理があっという間に終わるので、あなたは一番重要な「中身のブラッシュアップ」「魅力的なデザイン調整」という、人間らしい創造的な作業に集中できるようになります。

さあ、GeminiのCanvas機能を使いこなして、資料作成のモヤモヤを吹き飛ばし、あなたの仕事の効率をググッと上げていきましょう!

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