BMCシリーズ第4回:AIで引き出す― 個人・チーム向けビジネスモデルキャンバス ヒアリングプロンプト ―

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は「BMCシリーズ第4回:AIで引き出す― 個人・チーム向けビジネスモデルキャンバス ヒアリングプロンプト ―」です。本日はビジネスモデルキャンバスをより深く自分事にするための問の立て方です。これはAIを使わずにここに書いてあるプロンプトを実際に口頭で質問しながら作り上げる方法としてもとても有効かと思います。
※なお、ブログの内容自体は生成AIを活用しつつ、私自身の経験や個人的に知りたいこと、勉強しておきたいことなどを意識して作成しています。なるべくハルシネーションが起きないように注意はしていますが、起きないとはかぎりませんのでご容赦ください。

👤 こんな方におすすめ

  • 個人・部門BMCを作ろうとしたが、表面的で終わってしまった方
  • 現場の業務改善やDXを「対話型」で進めたい管理職の方
  • ワークショップや研修で、議論が止まってしまうことに悩んでいる方
  • ChatGPTを業務ヒアリングや整理に活用したい方
  • DX研修・業務改善研修を“実践型”にしたい方

「書けたけど、浅い」問題が起こる理由🤔

第3回では、
個人・部門にビジネスモデルキャンバスを落とし込むことの重要性を解説しました。

ただ、実際にやってみると、こんな壁にぶつかります。

  • それっぽくは書けた
  • でも、改善につながらない
  • 結局「やってることの羅列」になってしまう

これは、やり方が間違っているわけではありません。

👉 問いが浅いだけです。


業務の深掘りには「質問の質」が9割🔍

人は、自分の仕事について聞かれると、

  • 無意識に無難な答えを選ぶ
  • 波風が立たない表現をする
  • 問題を小さくまとめてしまう

という傾向があります。

だからこそ必要なのが、
第三者視点で、遠慮なく聞いてくれる存在

そこで活躍するのが、生成AIです。


AIは「優秀なインタビュアー」として使う💡

ここで、改めてスタンスを整理します。

❌ AIに分析や結論を出させる
⭕ AIに「問い続けさせる」

AIは感情も立場もありません。
だからこそ、

  • 遠慮なく
  • しつこく
  • 角度を変えて

質問し続けることができます。


個人・チーム向けBMCヒアリングの基本プロンプト📋

まずは、土台となるプロンプトです。

【プロンプト例】
あなたは業務改善とDXに詳しいコンサルタントです。
これから私(または私のチーム)の業務内容をヒアリングし、
個人(または部門)のビジネスモデルキャンバスを作成したいです。

表面的な回答で終わらないよう、
理由・背景・具体例を深掘りする質問を
1問ずつ順番にしてください。

👉 これだけで、AIの質問の質が大きく変わります。


① 顧客セグメントを引き出す質問👤

【プロンプト例】
あなたの仕事の成果を「直接評価する人」は誰ですか?
その人は、どんな点を重視していますか?

👉
「顧客=社外」ではなく、
社内顧客が明確になります。営業の方などは直接顧客になるかもしれませんが、あえて社内顧客限定で考えた場合どのようになるかをかんがえていただくのも一つの手です。


② 価値提案を深掘りする質問💎

もしあなたの仕事が明日なくなったら、
誰が、どんなことで困りますか?

👉
本当の価値は、
なくなったときに初めて見えることが多いです。
また、自分の主観でも構いません。自分の仕事がどのような価値を提供できているか?を考えてもらいましょう。


③ チャネル(仕事の届け方)を可視化📨

あなたの仕事は、
どのツール・資料・やり取りを通じて相手に届いていますか?
それぞれにどれくらい時間がかかっていますか?

👉
Excel・メール・会議が
どれだけ業務を占めているかが見えます。


④ 顧客との関係をあぶり出す🤝

その仕事は、あなたでないと対応できない理由は何ですか?
他の人では難しい点はどこですか?

👉
属人化の正体が、ここで明確になります。


⑤ 成果(KPI)につながる質問📊

「この仕事がうまくいっている」と判断する基準は何ですか?
数値・時間・評価などで表すとどうなりますか?

👉
KPI・評価制度・業務目標につながります。


⑥ 主要リソースを洗い出す🧠

この仕事をするために、
あなたが長年かけて身につけたスキルや知識は何ですか?

👉
人に依存している業務が見えます。


⑦ 主要活動=DX候補ゾーン⚙️

毎日・毎週やっている作業の中で、
「正直、考えなくてもできる作業」は何ですか?

👉
ここが
AI・自動化・RPAの最優先候補です。


⑧ パートナーとの関係を整理🤝

他部署や外部とのやり取りで、
手戻りや待ち時間が多い部分はどこですか?

👉
部門間DXのヒントになります。


⑨ コスト構造を“時間”で見る⏱️

この仕事で、一番時間や神経を使っているのはどこですか?
それは本当に必要な負担でしょうか?

👉
DXの効果測定にも直結します。


なぜこのプロンプトが研修で効くのか🎓

このやり方を研修で使うと、必ず起こる変化があります。

  • 発言が少なかった人が話し始める
  • 抽象論が減る
  • 「それ、うちも同じ!」と共感が生まれる

👉 AIが場の“潤滑油”になるのです。


DXとは「大改革」ではない🔁

ここまでやると、
参加者からよくこんな声が出ます。

  • 「思ったより、小さな改善でいいんですね」
  • 「これならできそう」
  • 「AIって、現場向きですね」

その通りです。

DXとは、

  • 大きなシステム導入
    ではなく
  • 小さな仕事の再設計の積み重ね

まとめ:AIは現場の“聞き役”になる🧭

個人・チームのDXを進めるうえで、
最大の壁は「対話の不足」です。

生成AIを使えば、

  • 聞きにくいことも聞ける
  • 同じ質問を何度でもできる
  • 視点を変えられる

👉 現場に寄り添うDXが実現します。

次回はいよいよ最終回。


👉 次回予告

第5回:ビジネスモデルキャンバスがDXの“設計図”になる
― AI × BMC × 伴走支援という考え方 ―

次回はいよいよ最終回です!

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本日のお仕事

本日はほぼ大掃除で特になにもなし!といいたいところですが、
・宿題の動画✅
・請求書作成(月末作成は良くない)
・経営改善のお勉強
最低限この辺はやっておきたい。

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