補助金に関して自分の助言を振り返ってみた。

こんにちは、i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。

  • クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした各種研修講師
  • 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」のサポート

経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は、これまでの200件以上実施してきた補助金アドバイスに関して自分がどんなことをアドバイスしているかを振り返ってみます。補助金申請を検討されている方に少し役に立てばいいなと思います。
※ただし、あくまで私の個人的な見解ですので、採択・不採択にどれだけ影響があるかは不明です。

補助金申請で考えていること4点

私が補助金に関してアドバイスしている内容のクセを整理すると4点ほどに絞られました。
持続化補助金をイメージしています。
・何に困っているから、この補助金が必要なのかを考える。
・補助事業で実施したいことは誰に、何を、どのようにを絶対に考える。
・自分たちの強みが補助事業で実施したいことにどのように紐づくかを考える。
・この会社、不採択にしたらもったいないな!と審査員に思ってもらえるように考える。
こんな感じでしょうか?
それではそれぞれ開設してみたいと思います。

何に困っているから、この補助金が必要なのかを考える。

当たり前の話ですが、困っていること、もしくは今後やりたいことに対して、購入したいものがずれている場合があります。
例えば、極端な話ですが飲食店さんで「集客に困っています!」と言いつつ、補助金では「新しい冷蔵庫が欲しい。」と言われるとなんで冷蔵庫の購入が集客につながるのですか?という質問になってしまいます。
したがって、自社が解決したいお困りごとや悩みと補助金で投資することで解決するであろう内容を一致させることは重要だと思います。

さらに言えば、集客だと持続化補助金がいいでしょうし、設備だとモノづくり補助金がいいでしょう。
業務効率化を狙うのであれば省力化補助金というものもあります。※企業規模などにはご注意ください。
というわけで、補助金の種類によっても用途が変わりますので、その用途に合わせて補助金を選択することも重要です。

補助金で実施したいことは誰に、何を、どのようにを絶対に考える。

 補助金をつかって実施したいことに、私は誰に対して、どんなサービス、どうやって広めていくのか?を必ずお伺いするようにしています。
 特に、重要なポイントは”誰に”だと思っています。”誰に”というのはターゲットです。これをそもそも新規の顧客にとか新しいお客様向けにと書いてもどのような人に商品・サービスを提供したいのかが全くわかりません。ときには、「20代~80代までの女性!」と言われて思わず「それは女性全部じゃん!」と言いたくなる時もあります。もちろん根拠があって全世代の女性ならいいのですが、100人顧客がいたとしてそのうちの一人か二人の80代の女性客がいれば対象顧客とみてしまうのは違うのかなと思います。
したがって、考えてほしいのでは「現在の既存客は30代~40代の女性が多い」が今回構築する新サービスは「いままで顧客層ではなかった50代~70代の女性向けに」とか、全世代の女性が対象であれば、「○○した肌にお困りの~」とか特性を分けてターゲットを表現したほうがいいと思います。

単純に女性!とか男性!とかでくくってしまうと、「この会社は何も考えずに補助金申請してきたな」と思われるのがオチだと思います。

自分たちの強みが補助事業で実施したいことにどのように紐づくかを考える。

 補助金の計画書では必ず私の得意なSWOT分析でもある。強み、弱み、機会、脅威を求められることがほぼ確実にあります。特に強みは必ず書くようにどの補助金でもあるのではないでしょうか?
 このSWOT分析で気を付けていただきたいとは補助金で実施しようとする内容と連動しないのであれば、書く必要はないと思っています。特に弱みに関しては補助金を使って弱みの克服が狙いなのであれば問題ありませんが、補助金と紐づかないのであれば書かなくてもいいのでは?思います。
 また、強みに関しても、極端な例でいうと「肉卸業を10年やって、良いお肉を見極めることができる人が、「今度八百屋をやりたい」と言われたら、なかなか難しいのではないでしょうか?

 強みも弱みもそれらを強化・克服するために補助金を使用するという理由が紐づけられるように構築する必要があります。

この会社、不採択にしたらもったいないな!と審査員に思ってもらえるように考える。

 最後に、補助金の内容を助言する際に必ずお願いしていることがあります。
 それは、社会貢献です。

 審査員の人も印象を良くするためということもありますが、やはり、極端に言えば、
「この会社を採択にすると世の中が良くなるな!」と感じてもらうためです。そのために、考えられる内容を列挙していきます。
・雇用貢献(雇用が生まれる。賃金を上げる。などなど)
・地域貢献(地域の特産品を使います。地産地消などなど)
・高齢者、子供などに何らかの恩恵があるなどなど
※補助金を採択されるために書かないでください。本当に貢献できる。貢献したいと思う内容であれば書いてください。

とまあ、いろいろ偉そうに書いてみましたが補助金申請が難しいと思うのは、審査員は紙でしか判断できないため、申請した会社さんがどんなに素晴らしい会社なのかがわからないことです。
ということで、自分たちの会社がどんな会社で、どんなことをしているか、社会にどんな貢献をしているか(できるのか)などもしっかりと書いておきましょう!

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