やっぱり、経営革新計画を数年に1回作るべき?

こんにちは、i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。

  • クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした各種研修講師
  • 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」のサポート

経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は、ここ最近ご依頼の多い、経営革新計画策定のご支援について再び書いてみたい。

経営革新計画とは?

経営革新計画とは、中小企業が新たな事業活動に取り組み、経営の向上や市場での競争力強化を目指す計画であり、国や都道府県からの承認を受けることができる制度です。

主な内容は以下の通りです:

  1. 対象となる事業活動
    • 新商品の開発
    • 新サービスの提供
    • 新たな生産・販売方式の導入
    • 研究開発の実施 など
  2. 目的
    • 経営の質的向上(売上や利益の増加、生産性の向上など)を図ること
  3. 承認のメリット
    • 各種補助金・税制優遇の対象になる
    • 信用保証枠の拡大
    • 政策金融機関からの低利融資 など
  4. 承認の要件
    • 具体的かつ数値目標が盛り込まれていること
    • 計画期間は3~5年が一般的

この制度を活用することで、中小企業は成長戦略の実行に必要な支援を得やすくなる
とまぁ、こんな感じのことです。
正直、補助金に関しては最近の補助金を見ていると経営革新をとっていてもあまり優遇策はないような気がします。昔は加点の対象だったのに・・・。

なぜ、経営革新計画がおすすめなのか?

なぜ、何度も経営革新計画をすすめるのか?というと。
1.新商品・新サービスの開発のきっかけになる。
2.簡単な事業計画が作成できる。
3.商工会議所・商工会によっては専門家を派遣してもらえて無料で作成ができる。

こんなところでおススメです。ひとつひとつ理由を表現したいと思います。

1.新商品・新サービスの開発のきっかけになる

これは、何がいいたいかと言うと経営者の方は常に次の一手を打つべくいろいろと商品やサービスを考えていらっしゃることと思います。これを頭の中の構想で実行に移すのではなく、経営革新計画を作成することで具体的に言語化され、目標数値を作ることになります。これを各都道府県に承認を受けることになりますので、「健康的な強制力」が働き、目標に向かって取り組む流れになる・・・はず!
しかも、これをプロジェクトメンバー数名と作成すればより「やらねば!」という機運がたかまるのではないでしょうか?という話です。

2.簡単な事業計画が作成できる。

私だけかもしれませんが、今後数年間の計画を作成されている中小企業をあまり見たことがありません。少数で経営をされている以上、しょうがないのかなとは思いますが、やはり目標設定は必要かと思います。あまりに細かい数値の策定は大変かもしれませんが、経営革新計画の数値計画は項目数としてはあまり多くないため、作成しやすいのではないかと思います。しかも、数年かけての計画において、銀行から調達すべき金額も数値の入力項目もあるので、銀行からいくら借り入れが必要かも何となく目安がわかるのが良い点ではないかと思います。振り返りを行う意味でも数年に一度は経営革新計画をつくってもよいのではないかと思う次第です。

3.商工会議所・商工会によっては専門家を派遣してもらえて無料で作成ができる。

これも、私がお世話になっている福岡県某所の商工会だけかもしれませんが、経営革新計画については都合3回のヒアリングで我々のような専門家が対応して経営革新計画を一緒に作成してくれます。
したがって、自分が考えているビジネスを言語化して文章に変えてくれるという一番面倒な部分をお手伝いしてくれます。正直言って損はないかなと。

おまけ:補助金にも使えるのかもしれない。

先ほど補助金には使えないといいましたが、あくまで加点には使えないという話です。経営革新計画は付加価値額と一人当たりの付加価値額がXX%伸ばす計画(付加価値額だと年3%以上など細かい数値があります)をたてないといけません。これは補助金も同様で付加価値額が同程度もしくはそれ以上に伸ばす計画を求められます。
したがって、経営革新計画を作成しておくと補助金申請の際の目標数値(特に付加価値額)などは非常に作りやすくなると思います。経営革新の数値計画と補助金申請の数値計画を同じにしておけば楽!なのではないかと思ったりします。

経営革新計画はおすすめだと思うっていう話でした。

というわけで、最近経営革新計画作成をお手伝いする身として、あらためて考えると事業計画書がわりに作成してみても損はないんじゃね?と思う次第でございます。

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