創業融資がいつの間にか成功してたという話

こんにちは、i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。

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  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした各種研修講師
  • 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」のサポート

経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は、創業融資がいつのまにか成功していたという話を書いていきます。2/100

創業融資とは?

今更ながら、創業融資とは創業融資とは、これから事業を始める人や創業間もない事業者が、開業資金や運転資金を金融機関などから借り入れる制度のことです。自己資金だけでは足りない初期費用を補い、スムーズに事業を立ち上げるために活用されます。

今回は日本政策金融公庫の新創業融資制度を使っています。
日本政策金融公庫「新創業融資制度」とはなんぞ?という話ですが、以下のような感じです。
最も利用されている制度
無担保・無保証人でも申請可能
自己資金要件あり(1/10以上が目安)

これがポイントですが、この制度を商工会経由で依頼をすると創業計画を中小企業診断士が作ってくれて、商工会がいろいろと日本政策金融公庫にお伺いを立ててくれるのでまぁまぁ良い確率で融資がおりるという話です。
しかも、中小企業診断士への報酬は専門家派遣という形で、商工会が支払ってくれるので、創業計画の作成費用は実質無料!

今回私が担当したのは、開業を控える居酒屋さん

今回私が担当したのは、3か月後に居酒屋を開業したいという脱サラ予定の方でした。
たまにあるのが、思いつきで居酒屋を始めたいということで、まったく準備もなく、根拠のない自信のなかで開業しようとされている方もいらっしゃいますが、この方は意気込みが全然違いました。
きちんと開業予定のお店も確保し、メニューも考え、いろんな居酒屋をめぐりおいしい料理を研究し、と様々な準備をされており、自己資金も数百万用意されている状態でした。

さらに、私がする開業準備への質問や疑問もスムーズに答えが用意されており、私が依頼させていただいた課題に対してもきっちりと回答を準備してこられるまじめな方でした。

要するに、私はそれらを整理してなるべくきれいに文章化するだけという簡単なお仕事でした。
いや、簡単じゃないのですが・・・。
こうして、創業計画を作成させていただき、融資がおりて無事に開業にこぎつけたという話です。

ちなみに開業して1か月程度ですがかなり順調に売り上げ確保できているとのことでしたが、まだまだ課題はあるようで、再び商工会に相談に来られていました。ただ、そうして第三者の客観的な意見も素直に聞きながら取り組まれているので、順調に事業拡大できるものと思います。

融資で気を付けてほしいこと

ちなみに、これまたあるあるが自己資金を全く持たず、融資だけで開業しようと考えている方もいらっしゃいます。これは非常に危険な話でいきなり借金だけ背負って開業などは決しておススメではありません。

最初に日本政策金融公庫の融資は自己資金1/10以上が目安と書いていますが、1/10あれば残りの9/10を融資してくれるわけではありません。
少なくとも、初期投資分ぐらいは貯金しておいてほしいと思ったりします。
私の経験では初期投資分の貯金、融資額は同じ初期投資分と同じ金額ぐらいしか融資してもらえないと思った方がよいかと思います。
例えば、初期投資を見越して自己資金を200万持っているのであれば、いきなり実績もなく借りることができるのは200万~300万が限度だと考えています。それ以上借りることができる人もいるのでしょうが、あまりお勧めではありません。多分、自転車操業まっしぐら、銀行に返済するために働くという状況になるかと思います。

実際に私自身も融資を受けてみましたが、自己資金があっても初めての取引は200万しか融資してもらませんでした・・・。

融資は受けたほうがいいか?

あくまで私の個人的意見ですが、多少は融資を受けておくことをおすすめします。
一度融資をうけて、まじめに返済していれば、次に融資を受ける際に融資額が増える可能性があります。いわゆる信用を積み重ねたという感じです。

なぜ、融資を受けることをすすめるかというと、それは補助金関係の問題です。
過去にあった事業再構築補助金、最近始まった新事業進出補助金においては”銀行からの確認書?”の提出が求められます。新事業進出補助金は必須ではなかったと思いますが…。
要するに数千万にもなる金額をウチは調達できますよ!というアピールが必要です。
しかし、私の経験では特に個人事業主の方に多かったのですが、銀行とのお付き合いもなく、自己資金も少ないなかでなぜか数千万規模の新事業計画を相談されることが何度もありました。
設備投資で数千万、運転資金はまったく計算に入っていない計画もたくさんありました・・・。
というわけで、将来、補助金申請(特に数千万規模)による投資を考えるのであれば、銀行からの融資は受けておいた方がいいと個人的には思います。という話です。

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