2025.11.30
会計業務改善コンサルティング:【第1回】会計業務改善は“事前準備”で9割決まる― 業務棚卸し・資料収集・ゴール設定の完全ガイド
朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は「会計業務改善コンサルティング:【第1回】会計業務改善は“事前準備”で9割決まる― 業務棚卸し・資料収集・ゴール設定の完全ガイド」と題して、会計業務に着目して書き残しておきたいと思います。
🌟 こんな方におすすめ
- 経理が属人化していて誰も近寄れない状態になっている
- 月次決算が遅く、経営判断が後手に回る
- 会計データが“入力するだけ”で管理会計に活かせていない
- 会計DXへの取り組み方が分からない
- 会計業務改善をコンサルに依頼したいが、事前に何を準備すべきか知りたい
🧭 はじめに:会計業務改善は「準備がすべて」
多くの中小企業で共通する悩みがあります。
- 経理が一人に依存している
- 業務の全体像が分からない
- システムを導入しても成果が出ない
- Excel資料が複雑でブラックボックス化している
これらの原因は、多くの場合 「改善前の準備不足」 にあります。
会計業務改善コンサルティングでは、
最初の“現状把握”が改善成果の9割を左右します。
つまり、
「何をどう変えるか」の前に
「何がどうなっているか」を徹底して可視化する必要があります。
今日のブログでは、
中小企業が自社でできる “会計業務改善の事前準備” を
実務レベルで詳しく整理します。
🔍 第1章:会計業務改善のゴールを明確にする
まず絶対に欠かせないのが「ゴールの明確化」です。
会計業務改善の目的は会社によって大きく異なります。
✔ よくある改善ゴール(具体例)
① 月次決算を早く締めたい(5営業日以内など)
→ 経営判断を早くするための基礎。
② 経理担当の属人化をなくしたい
→ 手順書、標準化、チェック体制の整備。
③ 入力作業を減らして、ミスを減らしたい
→ 自動仕訳・OCR・銀行連携の導入。
④ 管理会計ができる形にしたい
→ 部門別・製品別損益の可視化。
⑤ 現場部門との連携をスムーズにしたい
→ 請求・経費・勤怠のDX改善。
ゴールは複数あってもOKですが、
優先順位をつけることが極めて重要です。
📄 第2章:会計業務の現状を「棚卸し」する
会計業務を改善するには、
まず “今、何が行われているか” を正確に把握すること が必須です。
そのために使うのが 業務棚卸し。
✔ 業務棚卸しのチェックリスト
以下をすべて洗い出します:
① 業務一覧の棚卸し
- 請求書作成
- 売掛金管理
- 買掛金管理
- 銀行照合
- 経費精算処理
- 給与計算
- 年末調整
- 決算資料作成
→ ここで漏れがあると改善漏れが出ます。
② 各業務の担当者
- Aさんが請求書発行のみ担当
- Bさんが全部のチェック担当
- 社長が最終承認している
→ 属人化ポイントが浮き彫りになります。
③ 使用しているシステム・Excel・紙資料
- 会計ソフト
- 給与ソフト
- 勤怠アプリ
- 請求書テンプレ
- Excel管理表
- 紙の領収書・請求書
→ これらの「二重入力」や「転記」こそ改善対象。
④ 月次決算の締めスケジュール
- 仕訳の締め
- 売上確定
- 経費の回収
- 銀行照合
- 試算表チェック
→ 遅延原因が明確になります。
📊 第3章:データの流れ(情報フロー)を可視化する
次に行うべきは、
「データがどこから来て、誰が処理して、どこに行くのか?」
を見える化すること。
✔ 情報フロー図の例(テキスト版)
現場担当 →(売上データ)→ 経理
↓
会計ソフト ←(銀行データ)← 銀行
↓
試算表 → 社長
これをもっと詳細に落とすと、
- 転記作業がどこにあるか
- 紙が多い工程はどこか
- ミスが起きる工程がどこか
が自然に見えてきます。
⚠ 第4章:属人化ポイントの発見と分析
中小企業の経理が抱える最大の問題は、
「○○さんしか分からない」 という状態。
属人化は改善の最大の障壁です。
✔ 属人化ポイントの典型例
- 領収書の仕訳を独自ルールで入力している
- 売掛金回収表を担当者のPC内だけのExcelで管理
- 銀行照合が経験と勘で処理されている
- 月次締めの手順書が存在しない
これらを 事前に洗い出すことが改善の第一歩 です。
🗂 第5章:事前準備として集めるべき資料一覧
事前準備に必要な資料は次の通りです。
✔ 必須資料
- 過去3〜6か月分の試算表
- 仕訳帳(CSV)
- 売掛金・買掛金一覧
- 銀行明細(CSV)
- 請求書のサンプル
- 経費精算のフロー
- 給与データ・勤怠データ
- 利用しているExcelファイル一式
資料が揃えば揃うほど、
改善提案の精度は上がります。
💡 第6章:DX視点で見る「改善余地が大きい」3分野
事前準備の段階で、
特に DX効果が大きい領域 に着目します。
📌 ① 請求・入金管理
→ 二重入力・転記・リマインドが多く、改善効果大。
📌 ② 経費精算
→ OCR・アプリ化で紙をほぼゼロにできる領域。
📌 ③ 銀行照合・仕訳自動化
→ 会計ソフトの自動仕訳を使えば80%以上が自動化可能。
🧰 第7章:事前準備に使えるDXツール
現状把握の効率を上げるために、
無料ツール・AIを使うことも可能です。
✔ 使用できるツール例
- Googleスプレッドシート(業務棚卸し表)
- Miro / Whimsical(業務フロー図)
- ChatGPTの要約機能(ヒアリング内容の整理)
- Excel PowerQuery(データ抽出の効率化)
中小企業でも導入しやすく、
改善の精度を高める助けになります。
🔚 まとめ:第1回のポイント
- 会計業務改善は「準備」で成果がほぼ決まる
- 業務棚卸し・現状把握・資料収集が最初のステップ
- 属人化ポイントを特定することが鍵
- 情報フローを可視化すると改善ポイントが一目で分かる
- DX改善は「請求・経費・銀行照合」から着手すると成果が早い
🔜 次回予告(第2回)
「現場ヒアリングと業務フロー整理の進め方」
実際の会計担当・現場担当に
どんな質問をすれば属人化・無駄・改善余地が発見できるのか?
実務レベルのヒアリングシート付きで解説していきたいと思います。
お問い合わせ
本日は「会計業務改善コンサルティング:【第1回】会計業務改善は“事前準備”で9割決まる― 業務棚卸し・資料収集・ゴール設定の完全ガイド」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業様の会計業務の改善に少しでもお役に立てればと考えています。
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本日のお仕事
今日は大事な友人の結婚式です。心からおめでとうと言いたい。
しかし、そんな日でも私は少しだけ仕事をします!まじめかっ!ということで。
・K社 会計業務コンサルティングの支援計画整理
・M社 経営改善計画の支援計画作成
・Z社 創業融資計画の準備
あ、やばいやること結構あるな・・・。いろんな勉強会がらみで動画を見る宿題も大量に残されてます・・・。