
2025.10.17
【第10回】SharePoint × Teams × Copilot-AIで“動き続ける”社内ポータルをつくる!自動更新で情報共有を革新-
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
🧭こんな方におすすめ
本日はSharePoint × Teams × Copilotの組み合わせでの利用方法です。
正直、個人事業主なのでTeamsがらみのテーマは弱いです・・・。実証実験が難しい。
- 社内ポータルを作ったけれど、更新が止まっている
- 情報がTeamsやメールに分散していて、社員が迷っている
- SharePointやTeamsを導入しているが、活用しきれていない
- AIや自動化を活かして“情報共有のムダ”をなくしたい
はじめに:止まってしまう「社内ポータル」の現実
「最新情報が古い」「どこに何があるかわからない」「更新が面倒」──
多くの企業で、社内ポータルは“静的な掲示板”にとどまっています。
しかし今、SharePoint × Teams × Copilot × Power Automate の組み合わせで、
この状況を大きく変えることができます。
AIが情報を収集し、まとめ、発信までサポートすることで、
“自ら動くポータルサイト=生きた情報ハブ”へと進化させることが可能になりました。
この記事では、実際の手順と中小企業でも実現できる方法をわかりやすく紹介します。
ステップ①:SharePointで「ポータルの基盤」をつくる
まずは、社内ポータルの骨格を整えるところから始めます。
SharePointを使うことで、部署ごとの情報を整理・可視化できます。
基本構成のポイント
- ニュース投稿機能:最新情報・お知らせを部門ごとに発信
- ドキュメントライブラリ:マニュアル・報告書・テンプレートを集約
- リンク集:Teamsのチャネル、外部システム、申請フォームなどをひとまとめ
- FAQリスト:よくある質問を蓄積し、検索しやすくする
特に重要なのが、Teamsとの連携を前提にした設計です。
たとえばTeamsの「営業部チャネル」と対応するSharePointページを用意しておくと、
情報が自然に流れる仕組みを作れます。
✅ 参考:SharePoint Copilotでは、ニュースやページ作成をAIが支援する機能が正式に搭載されています(Microsoft公式サイトより)。
ステップ②:Teamsで情報を“自動収集・通知”する
Teamsは社員同士のコミュニケーションの中心です。
ここから情報を自動で拾ってSharePointへ送る仕組みを作ると、更新漏れを防げます。
活用イメージ
- Copilot for Teamsに「営業部の1週間を要約して」と指示
→ AIがチャット内容をまとめ、SharePointニュースとして投稿 - Power Automateで自動化フローを作成
→ 「特定チャネルの新しい投稿を検出 → SharePointに転送」
現実的な設計ポイント
標準機能だけでは完全自動投稿は難しいため、
Power Automateの「HTTPリクエスト」アクションを使い、
SharePointページを生成する構成が効果的です。
また、すべての投稿を自動反映するのではなく、
「#週報」などのハッシュタグ付きメッセージだけ対象にする、
あるいは承認者のチェックを挟むなど、安全設計が欠かせません。
ステップ③:Copilotでコンテンツ作成を効率化する
Copilot(Microsoft 365 Copilot)は、単なる自動生成ツールではなく、
社員が書く“きっかけ”をAIが作ってくれる相棒です。
こんな使い方が可能です
- Teamsの会話ログから要点を抜き出して要約文を生成
- WordやExcelの報告書を短くまとめ、ポータル記事を作成
- 「社内ニュース風に書き直して」「カジュアルに表現して」などトーン調整
- 議事録やチャット履歴からトピック別のまとめを自動作成
たとえば、
「このWordファイルを要約して、SharePointニュースとして投稿して」
と指示すれば、Copilotが自動で要約とタイトル案を生成します。
AIが“ゼロから書く”のではなく、“人の書いた情報を整理・提案する”という立ち位置で使うと、精度と信頼性の両立が図れます。
ステップ④:Power Automateで“定期更新”を完全自動化
AIで文章を作るだけでなく、「定期的に自動更新する仕組み」も作れます。
フロー例:営業部ニュース自動更新
- 毎週金曜にTeamsの「週報」チャネルから最新投稿を取得
- Copilotで要約し、タイトルを生成
- Power AutomateがSharePointに新しいニュースページを投稿
- 投稿完了をTeamsへ自動通知
このように、CopilotとPower Automateを組み合わせることで、
“人が動かなくても更新されるポータル”を実現できます。
ステップ⑤:AIエージェントで「聞けるポータル」へ進化
最近では、Copilot Studioで作成したAIエージェントを
SharePointサイトに埋め込むことも可能になっています。
例えばこんな使い方
- 社員が「経費精算のルールを教えて」と聞くと、AIがマニュアルを参照して回答
- 新入社員が「出張申請書はどこ?」と質問 → AIが該当ファイルのリンクを表示
- よくある質問(FAQ)を自動収集し、ポータル上にまとめる
このように、**“探すポータル”から“聞けるポータル”**へと進化させることができます。
※この機能を使うには、Microsoft 365 CopilotまたはCopilot Studioのライセンスが必要です。
実践例:中小企業でもここまでできる!
部門 | 自動化テーマ | 効果 |
---|---|---|
営業部 | 週報をAIが要約してニュース化 | 更新の手間を80%削減 |
人事部 | 社内FAQを自動収集・更新 | 問い合わせ対応の工数削減 |
管理部 | 規定や文書の更新履歴を自動表示 | 情報の鮮度向上 |
経営層 | 社員の活動要約を自動レポート化 | 経営判断のスピードアップ |
こうした小さな仕組みを積み上げることで、
最終的には全社の情報が一元化された“ナレッジハブ”が完成します。
運用・セキュリティ面の注意点
AIや自動化を導入する際には、以下のポイントを必ず押さえましょう。
- 承認フローを挟む:AIが自動投稿した内容をそのまま公開しない
- 古い情報の自動アーカイブ設定:定期的に情報の鮮度を保つ
- 権限設定:Copilotがアクセスできる範囲を明確化
- ログ管理:誰が・いつ・どんな投稿をしたかを追跡
- 社員教育:AIを“共に使う”ためのマナーとルールを周知
AIは便利ですが、誤情報や機密流出のリスクもあるため、
**「人の確認 × AIの自動化」**のバランスが大切です。
導入ステップ:小さく始めて大きく育てる
- 現状整理:どんな情報をポータルに載せたいかを洗い出す
- 1テーマ試験運用:「営業部週報」などテーマを絞って試す
- AI+自動化導入:CopilotやPower Automateで小さく自動化
- 効果検証:更新頻度・閲覧数・社員の反応を確認
- 全社展開:うまくいった仕組みを他部署に展開
最初から完璧を目指さず、「まず1つ自動化」から始めるのが成功のコツです。
まとめ:AIで「動く社内ポータル」を手に入れよう
SharePoint × Teams × Copilot × Power Automate の組み合わせは、
単なるシステム連携ではなく、“働き方そのもののアップデート”です。
これまで「更新が面倒」「情報がバラバラ」だった社内ポータルが、
AIと自動化の力で“自然に動き続ける仕組み”へと変わります。
中小企業でも、今日からできるステップはたくさんあります。
まずはTeamsやSharePointの中で、AIを一つ動かしてみること。
そこから、DXの第一歩が始まります。
✨まとめポイント
- SharePointはAIと相性抜群の「情報の家」
- Teamsで情報を集め、Power Automateで動かす
- Copilotが要約・発信をサポート
- 人手を減らし、情報鮮度を上げる
- “AIが動かすポータル”で組織全体の生産性を底上げ
💡次回予告:
【第11回】Microsoft 365 Copilot × OneDrive
「AIが探してくれる!欲しいファイルがすぐ見つかる新検索術」
※このブログは生成AIを利用して作成しています。
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本日は「【第10回】SharePoint × Teams × Copilot-AIで“動き続ける”社内ポータルをつくる!自動更新で情報共有を革新-」ということでCopilot×Teams×SharePointの組み合わせでどのようなことができるのかを書いてみました。
i-consulting officeでは、Microsoft 365 Copilotの導入のお手伝いも行います。
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宜しくお願いします。
本日のお仕事
・某商工会の部会の監査
・就労支援施設の販路開拓支援、これはいい感じにアイディアを提供できて、
お客様も喜んでくれたと思う。この後の報告書作成が大変である。
・Python勉強⇒これを1時間ぐらい進めたい。