【Accessでデータ活用力を高める!】現場で実践できる「データベース活用研修(基本編)」レポート

こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
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といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は、「Accessでデータ活用力を高める!】現場で実践できる「データベース活用研修(基本編)」レポート」というテーマでMicrosoftのAccessについての研修内容について説明しています。

🌟こんな方におすすめ

  • Excelでの管理に限界を感じている方
  • 社内データを整理・一元管理して業務を効率化したい方
  • データ分析やレポート作成を自動化したい方
  • データベースの仕組みを基礎から学びたい方

🎯 研修のねらい

今回の「データベースを活用したデータ処理(基本編)」研修は、Accessを中心に“データを正しく扱う力”を身につけることを目的に実施されました。

多くの企業では、Excelを使ったデータ管理が主流ですが、複数人で同じファイルを扱うとデータの重複や整合性の欠如が発生しがちです。
Accessは、そうした課題を解決し、“正確で一貫性のあるデータ管理”を実現できる強力なツールです。

本研修では、Accessを初めて触る方でも理解できるよう、基礎から応用までを段階的に学びました。
「Excelの延長線上」で扱える操作性と、「データベースならではの論理的な構造」の両方を体験することで、業務効率化の新たな可能性を感じていただけたようです。


🧩 研修構成と内容

今回のカリキュラムは、「理解 → 設計 → 構築 → 抽出 → 応用」の流れで進行。
Accessの操作だけでなく、「データをどう整理し、どう活用するか」という考え方を重視した内容です。


① データベースの基礎を理解する

研修の前半では、まず「データベースとは何か?」という根本的な理解からスタートしました。

“主キー”“外部キー”“フィールド”などの概念を、図や具体例を用いながら解説。
データが分散している状態と、Accessで一元管理された状態を比較し、データベース管理の重要性を実感してもらいました。

受講者の多くが「これまでなんとなく使っていたExcelの構造を、理論的に理解できた」と話しており、データを扱う上での考え方の変化が見られました。


② データを整える「設計とクレンジング」

Accessを使いこなすためには、正しい設計が不可欠です。

このパートでは「正規化」や「データクレンジング」の考え方を、実際の誤りデータを使って体験。

たとえば、

  • 「同じ顧客が重複登録されている」
  • 「文字コードや日付の形式がバラバラ」
  • 「セルの結合により集計ができない」

といった“Excelあるある”を例に、データを整える重要性を体感しました。

「Accessを使う前に“整える力”が必要だとわかった」「Excelでもすぐ応用できそう」という声が多く聞かれました。


③ Accessでデータベースを構築する

基礎を理解したあとは、実際にAccessを起動してデータベースを構築します。

研修では、社員情報を題材に、テーブル・フォーム・レポートの作成を体験。

  • テーブル:社員名、住所、部署などを登録する基本構造を作成
  • フォーム:誰でも使いやすい入力画面をデザイン
  • レポート:集計結果や一覧を自動で出力

Accessの魅力は、SQLの知識がなくても実務レベルのデータ管理ができる点です。
参加者からは「クリック操作だけでデータベースが完成するのがすごい!」という声もありました。


④ クエリで“欲しいデータ”を自在に抽出

Accessの中心機能である「クエリ」では、欲しいデータを条件指定で抽出する方法を学びました。

マウス操作によるクエリデザインビューと、命令文を使うSQLビューの両方を実践。

たとえば、

SELECT 氏名, 年齢 FROM 社員情報 WHERE 年齢 >= 30;

と入力すれば、「30歳以上の社員」だけを簡単に抽出できます。

SQLを初めて書いた方も多く、「思っていたより簡単」「論理的に考える練習になる」と好評でした。


⑤ リレーショナルデータベースの構築(応用編)

Accessの強みは、複数のテーブルをつなげて使えること

研修の後半では、顧客情報と売上情報を「顧客ID」で紐づけ、リレーショナルデータベースを構築。
JOIN構文を使い、複数のデータを1つにまとめて分析する方法を体験しました。

例として、次のようなSQLを使います。

SELECT 顧客情報.氏名, 売上情報.売上日, 売上情報.金額
FROM 顧客情報
INNER JOIN 売上情報
ON 顧客情報.顧客ID = 売上情報.顧客ID;

Excelでは難しかった集計や照合も、Accessでは一瞬で完了。
「これなら顧客分析や売上レポートがスムーズにできそう」との声も多く上がりました。


⑥ 実践編:給与データから仕訳データを作成

最終演習では、実際の業務を想定し、給与データを会計ソフト用フォーマットに変換しました。

Accessのクエリで以下のような処理を自動化します。

SELECT 支給日 AS 取引日,
       '給与手当' AS 借方科目,
       '現金' AS 貸方科目,
       支給額 - 控除額 AS 金額,
       氏名 & ' 給与支給分' AS 摘要
FROM 給与データ;

この処理により、弥生会計やfreee会計向けのCSVデータを瞬時に作成。
「Accessが経理処理にここまで使えるとは思わなかった」という声が印象的でした。


💬 受講者の変化と雰囲気

Access初心者が多かったにもかかわらず、研修の終盤では、
SQLを使ってJOINやGROUP BYを組み合わせた集計を自力で作成できるまでに成長。

グループワーク中にはお互いに教え合う姿も多く見られ、
「安心・安全・ポジティブ(AAP)」な雰囲気の中で、活発な学びが生まれました。


🚀 まとめ:ExcelからAccessへ。データ活用の次の一歩

Accessは、Excelのように親しみやすく、かつ本格的なデータ処理を実現できるツールです。
今回の研修を通じて、参加者は以下の力を身につけました。

  • データを整理・構造化する力(正規化)
  • 必要な情報を正確に抽出する力(クエリ・SQL)
  • 部署間でデータを共有・活用する力(リレーション設計)

「データをどう扱うか」が、これからの業務効率化やDX推進のカギになります。
Accessを使えば、日々のExcel業務を超えた“次のステージ”へ進むことができます。


✨ おわりに

研修後のアンケートでは、
「Accessの仕組みがわかり、仕事の幅が広がりそう」
「SQLを理解できたことで、今後は他のデータツールにも挑戦したい」
といった声が寄せられました。

Accessを学ぶことは、単なるツール習得ではなく、“データで業務を変える第一歩”です。
これからも現場の課題解決につながる実践的な学びを提供していきたいと思います。

お問い合わせ

本日は「【Accessでデータ活用力を高める!】現場で実践できる「データベース活用研修(基本編)」レポート」というテーマで研修内容を書かせていただきました。
i-consulting officeではAccessの”基本的”な研修も実施しています。一応もう一度言います。
Accessの基本的な研修です。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

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