【研修レポート】働きやすい職場を創るための“コミュニケーション研修”〜「伝える力」より「関わる力」を育てる〜

こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日の研修レポートは「【研修レポート】働きやすい職場を創るための“コミュニケーション研修”〜「伝える力」より「関わる力」を育てる〜」という内容です。昨日のZ世代の接し方教え方研修に少し似ている部分がありますが、従業員(特に若手)の方とどのようにコミュニケーションをとるべきかを考えた内容になっています。特に現在は何かにつけてパワハラ・セクハラになりますのでいかに心理的安全性を保ってコミュニケーションをとるべきかが非常に重要かと思います。

👤こんな方におすすめ

  • 職場の人間関係をより良くしたい管理職・リーダーの方
  • 報連相や会議での伝達がうまくいかないと感じている方
  • 若手社員・中堅社員のモチベーションを高めたい方
  • チーム全体の雰囲気を良くしたいと考える方

🎤講師としての狙い

私はこれまで多くの企業・団体で研修を行ってきましたが、
職場で起こるトラブルの多くは“スキルの問題”ではなく“関係性の問題”にあります。

つまり、「どう伝えるか」よりも「どう関わるか」が職場を変える鍵になります。

今回のコミュニケーション研修では、
「一緒に働きたいと思われる人」をテーマに、
受講者自身が“信頼される行動”を具体的に考え、実践につなげる構成としました。


🧩研修の構成

本研修は、演習中心の構成で進めました。
単なる座学ではなく、「体験→気づき→共有→振り返り」の流れで構成することで、
自分自身のコミュニケーションスタイルを“自覚”し、変化を促すことを狙いとしています。

【研修プログラム概要】

1️⃣ 働きやすい職場とは何か
2️⃣ コミュニケーションとは
3️⃣ 語彙力を高める
4️⃣ 具体化する力をつける
5️⃣ 伝達力を磨く
6️⃣ 思考整理術で“聴く力”を伸ばす


💡研修冒頭で伝えたこと:「人間関係が退職理由No.1」

研修の最初に、こんなデータを紹介しました。

「退職理由の本音、第1位は“人間関係”」
(出典:エン転職 1万人アンケート/2022年10月)

多くの人が「人間関係」を理由に職場を離れています。
しかし職場では“付き合う相手を選べない”のが現実です。
だからこそ、「誰とでも良好な関係を築ける力」=コミュニケーション力を磨く必要があります。


🧭「一緒に働きたい」と思われる人の7つの共通点

私が研修で最も力を入れて伝えたのは、
“周囲から信頼される人の7つの姿勢”です。

No姿勢内容
1与える姿勢ギバー(Giver)として行動する
2相手視点「For You」で考える
3礼儀・礼節挨拶・身だしなみ・感謝の言葉
4自分を客観視メタ認知を意識する
5率先行動指示を待たずに動く
6他者の長所に目を向ける「苦手な人」ほど良い面を探す
7成果へのこだわり“人として”+“仕事で”信頼される

特に印象的だったのは、
受講者の皆さんが「自分を客観視する」ワークに真剣に取り組んでいたこと。
“上司の立場から見て自分はどう映っているか”を考える時間は、
普段なかなか持てない貴重な振り返りになったようでした。


🧠4つの「コミュニケーション力」を鍛える

今回の研修では、以下の4つの力を重点的に扱いました。
すべてのワークは「話す」「聴く」「考える」「書く」を通して実践形式で行いました。

①語彙力:言葉を増やすことは思考を広げること

言葉の数が少ないと、感情も思考も伝わりません。
「言い換えゲーム」「連想ゲーム」では、
普段無意識に使っている言葉を掘り下げ、
“語彙力=伝える武器”を実感してもらいました。

②具体化力:あいまいな指示をなくす5W3H

「どこまで伝えればいいか」「どのように伝えるか」を整理する演習では、
受講者が実際の研修案内文を“具体的に書き直す”ワークを実施。
「Whatが曖昧」「Howが抜けている」などの“ツッコミ”を入れながら、
伝わる文章の構成を体験してもらいました。

③伝達力:PREP法で“結論から話す”習慣を

伝える力の基本は「幹→枝→葉」。
PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)を軸に、
短時間で要点を伝える練習を行いました。
実際に“自分のおすすめ”を紹介するプレゼンゲームでは、
発表者の表情や言葉の選び方に大きな変化が見られました。

④思考整理力:“聴く力”で相手に気づきを与える

研修の終盤では「思考整理術」を実践。
これは、相手の話を“聴きながら整理する”方法です。
「タイトル→現状→理想→条件」の4ステップで対話を進めることで、
受講者同士が自然と相手の課題を言語化できるようになっていました。

💬印象的だったのは、「アドバイスはいらない、寄り添うだけで気づきが生まれる」という気づきの声。
聴くことの本質を体感していただけたと感じています。


🗝️講師として感じたこと

この研修を通じて改めて感じたのは、
「コミュニケーションは技術ではなく、姿勢である」ということです。

語彙力やPREP法といった“スキル”も大切ですが、
それ以上に大切なのは、相手を尊重する心構え

「自分がどう見られるか」よりも「相手がどう感じるか」を意識する。
この姿勢が、職場を働きやすくし、人を動かす力になります。


📚参考文献(研修資料に基づく)

本研修の構成にあたり、以下の書籍・資料を参考にしています。

  • 『話せる、伝わる、結果がでる!コミュトレ』 株式会社アイソルート/ダイヤモンド社
  • 『うまく言葉にできないがなくなる 言語化大全』 山口拓朗/ダイヤモンド社
  • 『コンサル1年目が学ぶこと』 大石哲之/ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 『学びを結果に変えるアウトプット大全』 樺沢紫苑/サンクチュアリ出版
  • 『プロの思考整理術』 和仁達也/かんき出版
  • 「エン転職」1万人アンケート(2022年10月)「本当の退職理由」実態調査より

🎯まとめ:信頼される人は「与える人」

働きやすい職場は、制度や環境よりも“人”によってつくられます。
そしてその中心にいるのは、「与えることを当たり前と考えられる人」。

今回の研修では、参加者の皆さんが互いに認め合い、笑顔で学び合う姿が印象的でした。
一人ひとりの「関わる力」が高まることで、組織は確実に変わっていきます。

講師として、これからも「人と人をつなぐ学びの場」を提供していきたいと思います。

お問い合わせ

本日は「【研修レポート】働きやすい職場を創るための“コミュニケーション研修”〜「伝える力」より「関わる力」を育てる〜」というテーマで研修内容を書かせていただきました。
i-consulting officeでは新人・幹部の方のためのコミュニケーション研修も行っています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
Instagram:https://www.instagram.com/i_consulting_offic👈Instaフォローお願いします!
LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c
宜しくお願いします!

本日のお仕事

本日はプログラミングの勉強会。さっぱり成長を感じない。困った😭

一覧へ戻る