【財務研修レポート】数字で読み解く経営!“お金の流れ”を見える化する1日研修

こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は、いつものDX・IT関連から離れて「【財務研修レポート】数字で読み解く経営!“お金の流れ”を見える化する1日研修」というテーマの研修について書いておきます。
実は、財務研修なんかもやっていたりするんです。

🔸こんな方におすすめ

  • 経営や事業運営に関わっているが「数字が苦手」と感じている方
  • 財務諸表の読み方を基礎から学びたい方
  • 「お金のブロックパズル」で経営の全体像を理解したい方
  • 自社の財務体質を改善し、より健全な経営を目指したい方

1. 数字を“経営の共通言語”にするために

今回の財務研修は、企業や組織の管理職・リーダー層を対象に、「財務の基礎」から「経営判断への応用」までを体系的に学ぶ内容でした。
テーマはズバリ「財務を“自分ごと”にする」です。

多くの方が「会計は専門家の領域」と思いがちですが、実は経営のすべては数字で表現されています。
売上、コスト、利益、キャッシュフロー──これらを理解することが、戦略的に経営を考える第一歩になります。


2. 研修の流れ:演習で“実感”する構成

今回の研修では、次の4ステップで構成しました。

🔹STEP1:企業活動と会計の関係を理解する

企業がどのようにお金を「調達し」「投資し」「利益を生み」「再投資していくか」という基本構造を、図解とともに解説。
「財務諸表=経営活動の結果を表すスコアボード」であることを体感していただきました。

🔹STEP2:財務3表のつながりを学ぶ

損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(C/S)を、実在する企業の事例をもとに演習。
「どの会社がコスト構造の重い業種か?」「キャッシュを生み出しているのはどんな事業か?」など、参加者が考えるワーク形式で進行しました。

🔹STEP3:財務分析で自社の“健康診断”をする

収益性、安全性、生産性の指標を活用しながら、「なぜ利益が出ているのか」「どこに課題があるのか」を分析。
特に「自己資本比率を高めるには?」「CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)を改善するには?」といった具体的な改善策をグループで議論しました。

🔹STEP4:お金のブロックパズルで経営を俯瞰する

最後は人気の「お金のブロックパズル」を使って、経営の全体像を“見える化”。
売上、粗利、固定費、人件費、利益、税金、借入返済、設備投資、繰越金といった経営の流れを、ブロックを使って整理します。

参加者の方からは「数字がつながって見えるようになった」「どこを改善すれば利益が増えるかが明確になった」という声が多く聞かれました。


3. 財務諸表を“読む力”から“使う力”へ

単に損益計算書や貸借対照表を「読む」だけでは不十分です。
重要なのは、それらを「経営にどう活かすか」。

研修では、以下のポイントを重点的に扱いました。

  • 損益計算書: 「本業の利益」を示す営業利益に注目しよう
  • 貸借対照表: 現金や借入金、純資産のバランスを見る
  • キャッシュフロー: 黒字でも資金ショートする理由を理解する

そして、これら3つの表がどのように連動して動いているのかを「財務3表の流れ」として学ぶことで、数字を単なる結果ではなく“経営判断の材料”として捉えられるようになります。


4. “お金のブロックパズル”で利益構造を見える化

経営の現場で「売上を上げる」「コストを下げる」といった議論はよくあります。
しかし、実際には「どの要素を動かせばどの数字が変わるのか」がわからないまま対策を打っているケースが多いのです。

お金のブロックパズルでは、

  • 売上から変動費を引いた“粗利”
  • 粗利から固定費を引いた“利益”
  • 利益から税金・返済・投資を差し引いた“繰越金”
    という一連の流れを図で整理します。

この構造を理解すれば、「売上は伸びているのに現金が増えない」「利益が出ても手元にお金が残らない」といった現象の原因が、はっきりと見えてきます。


5. 数字を根拠に“納得できる経営計画”を立てる

最後のセクションでは、「お金のブロックパズル」をもとにした目標売上高の立て方を解説しました。

多くの企業で「前年比〇%アップ」という形だけで目標を立てていますが、
それでは根拠がありません。

この研修では、次の7ステップで“数字に裏付けられた経営計画”を立てる方法を紹介しました。

1️⃣ 残したい繰越金と返済額を決める
2️⃣ 税引後利益を算出する
3️⃣ 税引後利益から税額を計算する
4️⃣ 固定費(人件費+その他固定費)を見積もる
5️⃣ 固定費+利益=必要な粗利
6️⃣ 粗利÷粗利率=必要な売上高
7️⃣ 数字を調整して実現可能な目標に落とし込む

この手順を使うと、
「なぜこの売上が必要なのか?」という問いに、数字で答えられるようになります。


6. 研修を終えて:数字の裏にある“経営の物語”を読む

受講後のアンケートでは、「経営数字が一気に身近になった」「今後の会議で活用したい」との声を多数いただきました。
財務は決して“難しい数字の世界”ではなく、経営の意思決定を支える“言語”です。

数字の裏には、会社の歴史・現場の努力・経営の意思がすべて表れています。
それを読み解けるようになることが、真の「経営マネジメント力」です。


✨まとめ:財務を学ぶことは“経営を見える化する力”を育てること

今回の財務研修では、

  • 財務3表のつながりを理解する
  • 自社の財務体質を数値で把握する
  • お金のブロックパズルで経営の全体像をつかむ
    という3つの柱を通して、「数字を味方にする力」を磨いていただきました。

経営に携わるすべての方にとって、財務知識は“意思決定の武器”です。
数字を正しく理解し、未来の経営を描く──それこそが、真の経営革新の第一歩です。

お問い合わせ

本日は「【財務研修レポート】数字で読み解く経営!“お金の流れ”を見える化する1日研修」というテーマで研修内容を書かせていただきました。
本日の内容にある”お金のブロックパズル”に関しては本当に
i-consulting officeではITが苦手な方でも楽しく学べる研修を目指しています。
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