2025.11.2
【社員の「わからない」をなくす!】社内ネットワークに役立つ管理手法研修レポート
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は、「【社員の「わからない」をなくす!】社内ネットワークに役立つ管理手法研修レポート」というテーマで行った研修について書いておきたいと思います。
🌟こんな方におすすめ
- 社内ネットワークの仕組みを理解しておきたい経営者・管理職
- パソコンやルーターの設定に不安がある総務・情報システム担当者
- 「LANって何?」「IPアドレスってどう関係してるの?」という方
- 社員のITリテラシーを底上げしたい研修企画担当者
🔰研修の目的:「“つながる仕組み”を理解することが、セキュリティ対策の第一歩」
今回の研修テーマは「社内ネットワークに役立つ管理手法」。
目的は単にネットワークの仕組みを学ぶことではありません。
「自社のIT環境を“自分ごと”として考え、翌日からできる改善を見つける」
この考え方をベースに、LANやTCP/IPといった専門用語を、実際の業務と結びつけて理解していきました。
💡ステップ①:LANの基礎を理解する
まずは「LANとは何か?」という基本からスタート。
LAN(Local Area Network)は、会社や家庭など“限られた範囲”で使われるネットワークのことです。
研修では、LANとWANの違いを「電車」と「新幹線」に例え、直感的に理解できるよう解説しました。
LANが「社内の通勤電車」、WANが「遠隔地を結ぶ新幹線」と考えるとイメージしやすくなります。
LANの利点としては、
- ファイルやプリンタの共有
- コスト削減
- セキュリティ強化
- チームワーク向上
といった業務面のメリットが挙げられます。
さらに、実際に自社のLAN構成を思い出しながら「どんな機器がつながっているか」をワークシートに記入。
“ネットワークは自分の手の届くところから”を体感する構成になっています。
⚙️ステップ②:コンピュータの仕組みを知る
ネットワークを理解するには、まずコンピュータの基本構成を知ることが重要です。
CPU、主記憶装置(メモリ)、補助記憶装置(HDD/SSD)、キャッシュメモリなど、
それぞれが「人間の脳・手・倉庫」のように役割を分担して動いています。
また、**ソフトウェアの3分類(OS/アプリケーション/ユーティリティ)**も整理。
例えば、
- ExcelやWordはアプリケーションソフト
- WindowsはOS
- ウイルス対策ソフトはユーティリティ
というように、業務で毎日使っているツールを構造的に理解することができました。
🌐ステップ③:通信の仕組みとクラウドの関係
次に扱ったのは「通信回線」と「クラウド」の関係。
光回線・モバイル通信・VPN(仮想専用線)などの特徴を比較しながら、
どんな場面でどの方式が適しているかを整理しました。
さらに、クラウド活用が当たり前となった現代では、
「どこで動いているソフトウェアか」を意識することが重要です。
オンプレミス(自社サーバー)とクラウド(外部提供サービス)の違いを理解し、
セキュリティやコストの観点から自社のシステム構成を考え直すきっかけとなりました。
✅ SaaS=ソフトを借りる
✅ PaaS=開発環境を借りる
✅ IaaS=サーバーを借りる
これらの違いを知ることで、IT投資の判断がぐっと明確になります。
🖥️ステップ④:LAN設定とネットワーク構成を考える
実際の職場でトラブルを減らすために欠かせないのが「LAN環境の可視化」。
ハブ、スイッチ、ルーター、ONUなど、ネットワーク機器の役割を整理し、
有線LANと無線LANの使い分けを検討しました。
💬「どの部署にどの機器がつながっているのか」
💬「どのルーターを通って外部へ通信しているのか」
を図に描くことで、トラブル時の“切り分け力”が身につきます。
また、プリンタやNAS(ネットワークストレージ)など、
社内で共有して使う機器をどう管理するかも重要なポイントです。
📡ステップ⑤:TCP/IPモデルで通信の全体像を理解
ネットワークの中核をなすのが「TCP/IPモデル」。
研修では、4層構造(ネットワークインターフェース/インターネット/トランスポート/アプリケーション)を
“宅配便の仕組み”に例えて解説しました。
- 宛先を書いて送る → IPアドレス
- 荷物の中身を管理 → TCP
- 宅配ルートを決める → ルーター
- 宅配伝票(HTTP/SMTPなど)でやりとり → アプリケーション層
このように分解して考えると、
「メールが届かない」「共有フォルダが見えない」といったトラブル時に
どの層を確認すべきかがわかります。
🧭ステップ⑥:トラブル対応とコマンド操作
実践パートでは、Windowsのコマンドプロンプトを使った演習を実施。
ipconfig:IPアドレスの確認ping:通信確認tracert:経路確認
といった基本コマンドを実際に入力し、ネットワークの疎通確認を体験しました。
「通信ができないとき、何を調べればいいのか?」
「ケーブル?ルーター?それとも設定?」
といった“原因切り分け力”を養うことができる内容です。
🔒ステップ⑦:セキュリティの基本と“人の問題”
ネットワーク知識を身につけても、最後の砦はやはり“人”。
IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威2024」を紹介し、
実際の企業事例をもとにディスカッションを行いました。
特に注目したのは次の3点です:
- ランサムウェアによる業務停止リスク
- USB紛失による情報漏えい
- シャドーIT(無断でのクラウド利用)
これらはすべて“社内ルールの未整備”や“教育不足”から発生します。
セキュリティ対策の基本は「仕組み+人+意識」
仕組みを理解し、日常業務に落とし込むことが最大の防御策です。
🧩研修を通じて得られた気づき
受講者の多くが「ネットワークって難しいものと思っていたけど、
実は“会社のつながり方”を見える化するだけなんですね」とコメント。
特に、
- LANの仕組みを理解すると、プリンタトラブルの原因がわかる
- TCP/IPモデルを知ると、システム部門との会話がスムーズになる
- セキュリティ事例を知ると、社員教育の重要性が実感できる
など、“現場で役立つIT理解”が進んだという声が寄せられました。
🚀まとめ:「理解すれば、防げる」
ネットワークのトラブルやセキュリティ事故の多くは、
技術的な問題よりも“仕組みを知らないこと”が原因です。
LAN、IP、ルーター、クラウド、セキュリティ――
それぞれを“自社の業務”に照らして理解することで、
DX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩を踏み出すことができます。
明日からは「なんとなく動いている」ではなく、
「なぜ動いているか」を意識してみてましょう!お問い合わせ
本日は「【社員の「わからない」をなくす!】社内ネットワークに役立つ管理手法研修レポート」というテーマで研修内容を書かせていただきました。
個人的にはあまり得意な分野ではないのですが、やはり基礎的な内容を受講者のみなさんにわかってほしいという想いで作成しました。それなりにご満足いただけたのではないかと思います。
i-consulting officeではITが苦手な方でも楽しく学べる研修を目指しています。
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・本日は大野城市のまどかフェスティバルというものに商工会の壮青年部として参加予定。
仕事じゃないな。