BMCシリーズ第1回:ビジネスモデルキャンバスとは何か?― DX時代に「戦略の共通言語」として再評価される理由 ―

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は「BMCシリーズ第1回:ビジネスモデルキャンバスとは何か?― DX時代に「戦略の共通言語」として再評価される理由 ―」です。今回から私が最も使用しているフレームワークのビジネスモデルキャンバスをAIと掛け合わせて使うというイメージで書いてきたいと思います。全5回の予定です。
※なお、ブログの内容自体は生成AIを活用しつつ、私自身の経験や個人的に知りたいこと、勉強しておきたいことなどを意識して作成しています。なるべくハルシネーションが起きないように注意はしていますが、起きないとはかぎりませんのでご容赦ください。

👤 こんな方におすすめ

  • DXを進めたいが「何から手をつければいいか」分からない経営者の方
  • ITツールは導入したが、業務改善につながっていない管理職・DX推進担当者
  • 部門やチームの仕事を“見える化”したい方
  • 生成AIを使ってみたいが、業務にどう落とせばよいか悩んでいる方
  • DX研修・業務改善研修を検討している企業・団体の方

はじめに:DXがうまくいかない会社に共通する落とし穴⚠️

「DXを進めよう」
「AIを活用しよう」

ここ数年、こうした言葉を聞かない日はありません。
しかし現場でよく聞くのは、こんな声です。

  • システムを入れたが、結局Excelに戻っている
  • ITツールが増えただけで、仕事は楽になっていない
  • DX担当だけが頑張っていて、現場がついてこない

なぜ、こうしたことが起こるのでしょうか?

その大きな原因の一つが、
👉 「ビジネスの全体像を整理しないままDXを始めている」ことです。

そこで登場するのが、今回のテーマ
ビジネスモデルキャンバス(Business Model Canvas)です。


ビジネスモデルキャンバスとは?🧩

ビジネスモデルキャンバス(以下BMC)とは、
自社(または自分の仕事)のビジネスモデルを1枚で整理するフレームワークです。

特徴はとてもシンプル。

  • A4・1枚
  • 9つの要素
  • 図で全体が見える

にもかかわらず、

  • 戦略
  • 業務
  • お金の流れ
  • 顧客との関係

を同時に考えることができます。


9つの要素で「ビジネスの全体像」を可視化する👀

ビジネスモデルキャンバスは、次の9つのブロックで構成されています。

① 顧客セグメント

誰のためのビジネスか?

② 価値提案

顧客のどんな課題を、どんな価値で解決しているか?

③ チャネル

どのように価値を届けているか?

④ 顧客との関係

顧客とどんな関係を築いているか?

⑤ 収益の流れ

どこから、どのようにお金を得ているか?

⑥ 主要リソース

価値提供に必要な人・モノ・情報は何か?

⑦ 主要活動

日々、何をして価値を生み出しているか?

⑧ パートナー

誰と組むことでビジネスが成り立っているか?

⑨ コスト構造

何にコストがかかっているか?


なぜDXと相性が良いのか?💡

DXが失敗する最大の理由は、
「ツールありき」になってしまうことです。

  • とりあえずシステムを入れる
  • 流行っているAIを試す
  • 補助金が出るから導入する

しかし、BMCを使うと視点が変わります。

👉 「この業務は、本当に価値を生んでいるのか?」
👉 「AIやITを使うなら、どこが一番効果的か?」

という問いが自然に出てくるのです。

つまりBMCは、
DXの“前提条件”を整理する設計図だと言えます。


中小企業・部門・個人にも使える理由🏢👤

「ビジネスモデルキャンバスは、スタートアップ向けでしょ?」

そう思われがちですが、実は逆です。

✔ 中小企業に向いている理由

  • 人が少ない
  • 業務が属人化しやすい
  • 社長・管理職の頭の中に答えがある

こうした会社ほど、
“見える化”の効果が絶大です。

✔ 部門・個人にも使える理由

  • 自分の仕事=小さなビジネス
  • 顧客(社内・社外)が必ず存在する
  • 価値・コスト・時間の使い方を整理できる

実際、私たちが行っているDX研修では、
**「個人・チームのBMC作成」**を必ず演習に入れています。


なぜ「1人で作る」と行き詰まるのか🤔

ここで多くの方がつまずきます。

  • 何を書けばいいか分からない
  • 当たり前のことしか出てこない
  • 客観的な視点が持てない

これは能力の問題ではありません。
人は自分のビジネスを客観視するのがとても苦手なのです。

そこで次回以降のテーマになります。

👉 生成AIを使ったヒアリング
👉 質問をAIに考えさせる

これにより、

  • 思考の抜け漏れを防ぐ
  • 当たり前を疑える
  • 短時間でたたき台を作れる

という大きなメリットが生まれます。


実務・研修での位置づけ📘

本シリーズで紹介する内容は、
実際にDX推進の研修・伴走支援で行っている内容です。

流れとしては、

1️⃣ ビジネスモデルキャンバスで全体像を整理
2️⃣ 生成AIでヒアリング・言語化
3️⃣ DX・業務改善のテーマを抽出
4️⃣ Excel・Word・PowerPointに落とし込み
5️⃣ 現場で実行・改善

というステップで進めています。

「DX=IT導入」ではなく、
「DX=仕事の設計を変えること」
だということを、体感してもらう構成です。


まとめ:DX時代だからこそ、原点に戻る🔁

生成AIやITは、非常に強力な武器です。
しかし、武器だけあっても戦い方が分からなければ意味がありません。

ビジネスモデルキャンバスは、

  • 戦略
  • 業務
  • IT
    をつなぐ共通言語です。

そして今は、
AIという“優秀な壁打ち相手”がいます。

次回は、
👉 生成AIを使ってビジネスモデルキャンバスを作るヒアリングプロンプト
を、実務レベルで紹介していきます。


👉 次回予告
第2回:AIで一気に可視化する
― ビジネスモデルキャンバスを作るヒアリングプロンプト ―

お問い合わせ

本日は「BMCシリーズ第1回:ビジネスモデルキャンバスとは何か?― DX時代に「戦略の共通言語」として再評価される理由 ―」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業の事業計画作成に少しでもお役に立てればと思います。
i-consulting officeではAIを活用して、実効可能性と実現性の高い事業計画作成のお手伝いを致します。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

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宜しくお願いします!

本日のお仕事

・T社 財務コンサルティングと来年の予定を軽くヒアリング
・N社 DX研修本番
・S氏 ミーティング
体調悪いのといろいろでキツイ。

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