BMCシリーズ第2回:AIで一気に可視化する― ビジネスモデルキャンバスを作るヒアリングプロンプト ―

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は「BMCシリーズ第2回:AIで一気に可視化する― ビジネスモデルキャンバスを作るヒアリングプロンプト ―」です。本日は第2回、いよいよビジネスモデルキャンバスを作成するための中身について書いていきたいと思います。
※なお、ブログの内容自体は生成AIを活用しつつ、私自身の経験や個人的に知りたいこと、勉強しておきたいことなどを意識して作成しています。なるべくハルシネーションが起きないように注意はしていますが、起きないとはかぎりませんのでご容赦ください。

👤 こんな方におすすめ

  • ビジネスモデルキャンバスを書こうとして手が止まった経験がある方
  • 経営や事業を「言語化」するのが苦手な経営者・管理職
  • DXや業務改善の議論が、いつも抽象論で終わってしまう方
  • ChatGPTを使っているが、仕事では雑談レベルに留まっている方
  • DX研修・業務改善研修のネタを探している方

なぜビジネスモデルキャンバスは「書けない」のか?🤔

第1回で、ビジネスモデルキャンバス(BMC)は
DXの前提条件を整理する設計図だとお伝えしました。

ただ、実際にやってみると多くの方がこう言います。

  • 「何を書けばいいのか分からない」
  • 「当たり前のことしか出てこない」
  • 「これで合っているのか自信がない」

これは能力の問題ではありません。
理由はとてもシンプルです。

👉 自分のビジネスを“質問されずに”言語化するのは難しい

人は、

  • 普段やっていることほど説明できない
  • 当たり前すぎて価値に気づかない

という特性を持っています。


そこで登場するのが「生成AIによるヒアリング」💡

ここで生成AI(ChatGPTなど)の出番です。

生成AIの本当の価値は、
答えを出すことではありません。

👉 考えるための質問を、網羅的かつ客観的に投げてくれること

これにより、

  • 思考の抜け漏れを防げる
  • 自分では聞けない視点が入る
  • 短時間で“たたき台”ができる

という状態を作れます。


AI × ビジネスモデルキャンバスの基本スタンス🧭

まず大前提として、重要な考え方を共有します。

❌ AIに「完成版」を作らせない
⭕ AIに「質問役」をやらせる

AIは優秀なコンサルのアシスタントとして使う。
このスタンスが非常に重要です。


ビジネスモデルキャンバスを作る基本ヒアリングプロンプト📋

ここからは、
実務・研修で実際に使っている考え方をベースに紹介します。

まずは全体像をつかむプロンプト

あなたは経営コンサルタントです。
これから私の事業内容をヒアリングし、
ビジネスモデルキャンバスの9つの要素を整理したいです。

まずは全体像を把握するために、
答えやすい質問を1問ずつ、順番に出してください。

👉 これだけで、AIは
「聞くべき構造」を理解します。


9つのブロック別:ヒアリング質問の考え方🧩

① 顧客セグメント(Customer Segments)

現在、あなたの商品・サービスを実際に利用しているのは
どのような顧客ですか?
業種・規模・立場などで具体的に教えてください。

👉 ポイント

  • 「理想の顧客」ではなく現実の顧客を聞く

② 価値提案(Value Proposition)

その顧客は、なぜあなたを選んでいると思いますか?
価格以外で評価されている点は何でしょうか?

👉 ここで初めて
「強み」「差別化」が浮かび上がります。


③ チャネル(Channels)

顧客は、どのような経路であなたの商品・サービスを知り、
購入・利用していますか?

👉 DXの入口になりやすいポイントです。


④ 顧客との関係(Customer Relationships)

顧客とは、どのような関係性を築いていますか?
個別対応・定期連絡・サポート体制などを教えてください。

⑤ 収益の流れ(Revenue Streams)

どのタイミングで、どのような形で収益が発生していますか?
単発・継続・追加料金なども含めて教えてください。

⑥ 主要リソース(Key Resources)

価値を提供するために欠かせない
人・スキル・情報・設備は何ですか?

⑦ 主要活動(Key Activities)

日常業務の中で、
「これをやらないと事業が回らない」という活動は何ですか?

👉 業務改善・AI活用の宝庫です。


⑧ パートナー(Key Partners)

外部に依存している業務や、
協力関係にある企業・組織はありますか?

⑨ コスト構造(Cost Structure)

固定費・変動費を含め、
特に負担が大きいコストは何でしょうか?

AIがまとめた内容は「未完成」でOK👌

ここでよくある誤解があります。

「AIがまとめた内容が、なんだか薄い…」

👉 それで正解です。

AIが作るのは、

  • たたき台
  • 仮説
  • 会話の材料

これを、

  • 経営者
  • 管理職
  • 現場
  • コンサル

修正・補強していくことで、
初めて「使えるBMC」になります。


なぜDX研修にこの手法を入れているのか🎓

私たちが行っているDX研修では、
必ずこのプロセスを演習で体験してもらいます。

理由は明確です。

  • 自分の言葉で語れる
  • 抽象論から抜け出せる
  • 「DX=自分ごと」になる

AIがいることで、

  • 発言が苦手な人も参加できる
  • 議論が止まらない
  • 時間内に必ず形になる

という効果があります。


まとめ:AIは「考える力」を奪わない🔁

生成AIを使うと、
「考えなくなるのでは?」と不安に思う方もいます。

実際は逆です。

👉 良い質問があるほど、人は深く考える

ビジネスモデルキャンバス × AIは、
考えることをサボる道具ではなく、
考える質とスピードを上げる道具です。

次回は、このBMCを
👉 個人・部門・チームにどう当てはめるか
を、具体例とともに解説します。


👉 次回予告

第3回:個人・部門に落とし込むビジネスモデルキャンバス
― “会社視点”から“自分ごと”へ ―

いよいよ次回は、どうやって自分事にするか?という最も大事な部分に触れたいと思います。

お問い合わせ

本日は「BMCシリーズ第2回:AIで一気に可視化する― ビジネスモデルキャンバスを作るヒアリングプロンプト ―」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業の事業計画作成に少しでもお役に立てればと思います。
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最近は車移動が多くてブログが滞ってしまった・・・。というか1日4時間も運転があるとほんとに何もする気が起きなくなります。これがブログをさぼる要因。

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