2026.2.5
【案件別収益が見えない問題】第4回:案件別収益を“感覚”から“数字”に変える方法
朝でも昼でもこんばんわ。
最近は、情報システム企業の業績改善支援を行っている中小企業診断士の田中です。
本日から5回シリーズ4回目です。
引き続きプロジェクト案件別利益の考え方について書いています。
情報システム企業としていますが、工事や建設業界でも使える考え方だと思います。
📌 こんな方におすすめ
- 案件の儲け・赤字を「なんとなく」で判断している方
- 数字の話になると、現場との会話が止まってしまう方
- 原価管理をやろうとして挫折した経験がある方
- Excelでできる現実的な方法を知りたい方
- 「まず何から数字にすればいいか」迷っている方
感覚で分かっている。でも、数字にできない。
ここまで読んでくださった方は、
おそらくこう感じているはずです。
「言ってることは分かる」
「確かに、うちもこのパターンだ」でも、
「で、数字はどうすればいいの?」
ここで多くの会社が止まります。
- 原価計算は難しそう
- 工数管理は現場が嫌がる
- 正確にやらないと意味がなさそう
結果、
👉 また感覚に戻る
今日は、
このループを断ち切る話です。
最初に結論
数字は「完璧」を目指さなくていい
案件別収益を数字にするとき、
一番やってはいけないのは、
最初から正確にやろうとすること
です。
お金のブロックパズルの目的は、
- 会計処理
- 原価計算の厳密化
ではありません。
👉 判断できる数字を持つこと
これだけです。
まず数字にするのは、この3つだけ
案件別収益を
“感覚”から“数字”に変えるとき、
最初に用意するのは以下の3つです。
① 案件別売上(これはすでにある)
ここは説明不要です。
- 請求金額
- 契約金額
多くの会社ですでに把握できています。
② 月の人件費総額(会社全体)
ここでポイント。
👉 案件別に分けなくていいです。
まずは、
- 給与
- 社会保険料
- 賞与(月割り)
を合算して、
「月の人件費はいくらか」を出します。
③ 案件ごとの「関与割合」
ここが一番重要で、
一番ラフでOKな部分です。
- この案件に
- Aさん:5割
- Bさん:3割
- Cさん:少し
このレベルで十分です。
分単位も、時間管理ツールも不要です。
Excelに落とすと、こうなる
Excelで考えると、
最低限こんな項目だけでOKです。
- 案件名
- 売上
- 関与メンバー
- 関与割合(感覚)
- 人件費按分額
- 概算利益
これだけで、
今まで見えなかったものが見えてきます。
以下はあくまで参考例です。

数字にすると、必ず起きる変化
案件別収益を数字にすると、
ほぼ確実にこんな会話が生まれます。
- 「あれ?この案件、思ったより薄いな」
- 「この案件、忙しい理由が数字で分かる」
- 「このパターン、次はやめよう」
これが重要です。
👉 数字は、正解を出すためではなく
会話を生むために使う
「感覚」を否定しないのがポイント
ここ、かなり大事です。
現場の感覚は、
実はかなり正確です。
- 忙しい
- しんどい
- 余裕がない
これらは、
数字の予兆です。
お金のブロックパズルは、
❌ 感覚を数字で潰す
⭕ 感覚を数字で裏付ける
ための道具です。
よくある失敗パターン
最後に、
よくある失敗を1つ。
「一度作って、放置」
これでは意味がありません。
- 案件終了時
- 月次
- 振り返り
どこか1つだけでもいいので、
見るタイミングを決めることが重要です。
第4回のまとめ
今回は、
案件別収益を
“感覚”から“数字”に変える方法
をお話ししました。
ポイントは、
- 最初から正確を狙わない
- 数字は3つだけでいい
- 会話が生まれれば成功
です。
次回予告(第5回・最終回)
次回はいよいよ、
案件別採算が見えると、
営業・現場の会話が変わる
をテーマに、
- 実際に何がどう変わるのか
- 営業が楽になる理由
- 経営判断が早くなる理由
をまとめます。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
もし、
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