 
              2025.10.31
【研修レポート】IT新技術による業務改善 ― DXを“他人事”から“自分事”へ ―
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は、「【研修レポート】IT新技術による業務改善 ― DXを“他人事”から“自分事”へ ―」というテーマで建設業様向けに行った研修の内容を記載しています。
🌟こんな方におすすめ
- DXやデジタル化に取り組みたいが、どこから始めればいいか分からない方
- 「現場がついてこない」と感じている経営者・管理職の方
- ITやAIの最新トレンドを自社の業務改善に活かしたい方
- 現場レベルでDXを実践したい一般社員の方
💡1日目:DXの本質を“理解”し、“自分事化”する
DXの本当の意味を知る
「DX=システム導入」ではありません。
経済産業省の定義によると、DXとはデータとデジタル技術を活用してビジネスモデルや組織、文化を変革し、競争優位性を確立すること。
つまり、ITツールを“使う”ことではなく、“変化に対応するための企業文化をつくること”がゴールです。
研修では、2018年の「DXレポート」で指摘された“2025年の崖”にも触れました。
もし企業がレガシーシステムを放置したままだと、最大12兆円の経済損失と43万人のIT人材不足が起こる――。
これは他人事ではなく、どの企業にも起こり得る危機です。
デジタル化成功企業の共通点
受講者の皆さんと共有したのは、「成功する企業に共通する考え方」。
DX Selection2024の分析から見えてきたキーワードは、「小さく始める」「現場を巻き込む」「失敗を恐れない」「コミュニケーションを重視する」。
とくに印象的だったのは次の点です。
💬“DXの本質は技術ではなく、対話である。”
現場の声を拾わずにIT導入を進めても、結局「使われないシステム」になってしまう。
DX推進に必要なのは、最新技術よりも信頼関係と共感を生む対話力です。
経営者・幹部に求められる“DXの心得”
DXを推進するリーダーには、次の姿勢が欠かせません。
- DXに取り組むと社内に宣言すること
 社員が「うちは本気だ」と感じる発信が必要です。
- 失敗を許容する文化をつくること
 不確実性の高いDXでは、“使えなかったことが分かる”も成功のひとつ。
- 小さな成果を大切にし、ほめること
 10分の作業が1分短縮された。それを称賛し、横展開することで組織は変わります。
社員に求められる“自分事化”
DXを「現場がやらされている」と感じているうちは成功しません。
社員が主体的に関わるためには、
- 「ビジネスの全体像を理解する」
- 「抵抗勢力を説得する」
- 「完成形を目指さず、試行錯誤を楽しむ」
 といった意識改革が必要です。
研修では実際にビジネスモデルキャンバスを使って自社の事業を整理。
「自分の部門はどんな価値を誰に届けているのか?」を見える化することで、
「ITをどう使えばこの価値を高められるか?」を考えるきっかけになりました。
🔧2日目:IT新技術の“実践的活用法”を学ぶ
建設業のDXは“今こそチャンス”
建設業のDX取組率は約20%と、他業界に比べて低い水準(IPA「DX白書2023」)。
しかし裏を返せば、今DXを進めれば先行者優位を得られるということです。
紙やFAXによる情報共有、属人的な管理などが残る現場では、
IoT・RPA・生成AIなどの導入効果が非常に大きいといえます。
IoT × ビッグデータ:現場を“見える化”する
センサーによって水圧や温度などをリアルタイムに取得し、
遠隔地から状況を監視・制御できるIoTの仕組みを紹介。
さらに、蓄積したデータをビッグデータ分析に活用することで、
「勘と経験」から「事実とデータ」へと判断基準を進化させることができます。
RPA:繰り返し作業を自動化
人が行う単純作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)も注目のテーマ。
たとえば、
- Excelからの仕訳転記
- 見積・請求データの作成
- 社員情報の登録作業
 などを自動化すれば、4時間の作業が5分に短縮された事例もあります。
特に「Microsoft Power Automate for Desktop」はWindowsユーザーなら無料で使える点も魅力。
「RPA=難しい」と思っていた受講者も、実際のデモを見ると「これならできそう!」と前向きに変わっていました。
生成AI:業務の“発想力”と“生産性”を両立
後半は、ChatGPTやMicrosoft Copilotなどの生成AIの実演。
「プロンプト(指示文)」の書き方から始まり、
Excel関数の質問、企画書作成、グラフ化、メール文作成、Word出力まで、
生成AIがビジネスアシスタントとして働く姿を体験してもらいました。
さらに、Googleの「NotebookLM」によるオリジナルAIの仕組みも紹介。
自社資料を読み込ませて質問や要約ができるため、
「自社専用のAI秘書」としての可能性に、参加者から驚きの声が上がりました。
受講者の声(印象的なコメント)
- 「AIがこんなに身近に使えるとは思わなかった」
- 「現場の課題を自分たちで解決できる気がしてきた」
- 「小さく始めて、成功体験を積みたい」
多くの参加者が、“ITは難しいもの”という意識から、“使えば仕事が楽になるツール”へと意識を転換されていました。
🧭 まとめ:ITは“人を変える”のではなく“人が使いこなす”
2日間の研修を通じて伝えたかったことは、
**「ITが主役ではなく、人が主役である」**ということ。
ツールを導入するだけでは何も変わりません。
大切なのは、社員一人ひとりが「ITを使って自分の仕事をどう良くするか」を考え、行動することです。
これからの時代、生成AI・IoT・RPAなどの新技術はますます進化していきます。
しかし、どんな技術も「現場の理解と意欲」がなければ真価を発揮できません。
DXの第一歩は、ITを学ぶことではなく、“自分たちの仕事を変えたい”という気持ちを持つこと。
🧩次のステップ
- まずは自社の業務を見える化してみましょう。
- ExcelやPower Automate、生成AIを“ひとつ”使ってみることから始めましょう。
- 「失敗してもいい、小さく始める」これがDX成功企業の共通点です。
お問い合わせ
本日は「【研修レポート】IT新技術による業務改善 ― DXを“他人事”から“自分事”へ ―」というテーマで研修内容を書かせていただきました。
この研修では建設業のなかでも特に現場の方に多く参加いただきました。当初は前向きに受講していただけるか心配でしたが、楽しく受講していただけたようでほっとしました。
i-consulting officeではITが苦手な方でも楽しく学べる研修を目指しています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
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本日のお仕事
・DXPO2回目参加
・OBCさんとのミーティング
・就労支援施設サポートのためのミーティング
・DX&生成AI研究会勉強会
今日は自己投資の動きが大きい、唯一のOBCさんとの打ち合わせに新たな商談の可能性を!と期待したが、私が提供できる内容とあちらが求めてるニーズがマッチせずに断念。
 
                      

 
       
           
           
           
    