2026.1.11
【SWOTで強みを見つける②/全5回】強みは「新しく作るもの」だと思っていませんか?
こんばんは。中小企業診断士の田中 健太郎です
強みと経営数字を整理し、
事業計画を“実行できる形”にする伴走支援
を行っています。
モットーは、「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
そのために、経営の土台を一緒に整えることを大切にしています。
具体的には、
SWOT分析による強みの発掘や、
お金のブロックパズルによる経営数字の見える化を通じて、
「何を伸ばし、何を変えるべきか」を一緒に整理します
その上で、必要に応じて
DXやAIも活用しながら、
事業計画が“作って終わり”にならない状態をつくることを重視しています。
このブログでは、
強み・数字・事業構造といった経営の土台づくりを中心に、
現場で実行できる事業計画や経営改善の考え方をお伝えしていきます
結果として、
DXやAIを扱うテーマも多くなりますが、
それはあくまで
「経営を前に進めるための手段」として紹介していく予定です。
こんな方におすすめとなるブログを意識しています。
- DXやAIに興味はあるが、まず経営の土台を整えたい
- 自社の強みをうまく言語化できず、方向性に悩んでいる
- 数字は見ているが、経営判断にどう使えばいいかわからない
- 事業計画を作ったものの、実行や見直しが止まっている
- 計画づくりから実行まで、伴走してくれる人を探している
前回の第1回では、
「SWOT分析がうまくいかない会社が、最初に勘違いしていること」
についてお話ししました。
ポイントを一言で言うと👇
🧩 SWOT分析が止まる原因は、
フレームワークではなく“考え方の前提”にある
ということでした。
今回はその続きとして、
SWOT分析で多くの経営者が無意識にハマっている
もう一つの大きな勘違いを取り上げます。
👤 こんな方におすすめ
- SWOT分析をやってみたものの、「強み」が書けずに止まってしまった方
- 「うちには他社に誇れる強みなんてない」と感じている経営者・管理職の方
- 新規事業やDX、生成AI活用を考えているが、何を軸にすべきか迷っている方
- 事業計画書や補助金申請で「強み」を求められて毎回悩んでいる方
- コンサルや診断士に相談する前に、まず自分の頭を整理したい方
❗「強みは、新しく作るもの」だと思っていませんか?
SWOT分析のワークショップや経営相談の場で、
私は本当によく、こんな言葉を耳にします。
- 「これから強みを作っていかないといけませんよね 🤔」
- 「今はまだ強みがないので、育てていく段階でして…」
- 「DXやAIを入れたら、それが強みになると思っています」
とても前向きな姿勢ですし、
間違っているようにも見えません。
ですが実はここに、
SWOT分析が一気に難しくなる落とし穴があります ⚠️
結論からお伝えします。
👉 SWOT分析でいう“強み”は、
基本的に「これから作るもの」ではありません。
🔍 なぜ「強みを作ろう」とすると、SWOTは迷子になるのか
SWOT分析の「S(Strength)」を書こうとしたとき、
こんな状態に陥ったことはありませんか?
- 何を書いていいかわからない
- 抽象的な言葉(技術力・信頼・品質)しか出てこない
- 他社とほぼ同じ内容になってしまう
これは、能力不足でも分析力不足でもありません。
原因はシンプルです。
👉 「強み=未来の理想像」になってしまっている
これだけです。
🚧 強みを“未来”に置くと起きる問題
- 「まだできていない」ので言語化できない
- 根拠がなく、事業計画に使えない
- 社内で共通認識にならない
- 顧客の評価と結びつかない
結果として、
😢「SWOTはやったけど、結局使えなかった」
という結末を迎えてしまいます。
📌 SWOTにおける「強み」とは何か?
ここで一度、定義を整理しておきましょう。
SWOT分析における「強み」とは、
他社と比較したときに、
現在すでに相対的に優位になっている要素
です。
ポイントは次の3つです 👇
1️⃣ すでに存在していること(現在形)
2️⃣ 他社比較であること(主観ではない)
3️⃣ 顧客・市場と接点があること
つまり、
- 社長が「頑張っている」と思っていること
- 社内で「大事にしている文化」
- 将来こうなりたいという構想
これらは、そのままでは
SWOTの「強み」にはならないのです。
😥「でも、うちは本当に強みがないんです」という声へ
ここで、必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。
「そうは言っても、
本当にうちは特別な強みがないんです…」
ですが、私はいつもこう考えています。
👉 それは“強みがない”のではありません。
👉 “強みの見方を間違えている”だけです。
なぜなら、中小企業であっても、
- 何年も事業を続けている→なぜ何年も続けられているか?それは何らかの理由があって少しでも売れているのでは?
- 一定数の顧客がいる→たとえ1社、数名のお得意さんはなぜ御社から買ってくれているのか?友達だからという理由でも商品・サービスが良くなければ継続して買ってくれません。
- 何らかの理由で選ばれ続けている→顧客・商品・設備・こだわり?
この事実がある以上、
必ず「選ばれている理由」=強みの原石が存在します。そう、強みの発掘はあくまで事実ベースの発掘が重要です。
🪨 強みは「成果」ではなく「積み重ね」に宿る
「強み」と聞くと、
こんなものを想像しがちです。
- 圧倒的な技術力
- 業界トップシェア
- 特許や独自システム
もちろん、これらも強みです。
ですが、実際の中小企業の現場で多いのは、
もっと地味で、目立たないものです。
例えば👇
- 問い合わせへのレスポンスがとにかく早い
- 納期調整に柔軟に対応し続けてきた
- 社長が10年以上、同じ顧客を担当している
- クレーム対応が丁寧で、解約が少ない
これらは社内では
「当たり前」になっていることです。
だからこそ、
🤯 自分たちでは強みだと気づけない
のです。
🤖 DX・生成AIも「強みそのもの」にはならない
最近よくある誤解として、
- 「生成AIを使っている=強み」
- 「DX化している=差別化」
という考え方があります。
ですが、ここは注意が必要です ⚠️
ツールや技術は、
強みそのものではなく、
強みを“伸ばすための手段”
にすぎません。
例えば、
- もともと提案が丁寧な会社が
→ AIで提案書作成を高速化した - 顧客対応が手厚い会社が
→ DXで対応履歴を共有できるようになった
この場合の強みは、
- 「提案力」
- 「顧客対応の質」
であり、
AIやDXはそれを加速させているだけなのです 🚀
📝 強みを「作る前」に、必ずやるべきこと
ここまでの話をまとめると、
SWOT分析で本当にやるべきことは明確です。
それは、
👉 新しい強みを考えることではなく、
すでにやっていることを“強みとして再定義すること”
具体的には、こんな問いです。
- なぜその顧客は、あなたの会社を選んだのか?
- 他社ではなく、あなたに相談してくる理由は何か?
- 手間がかかっているのに、なぜ続けている業務があるのか?
この中に、
ほぼ確実に強みの原石があります 💎
🧠 それでも「一人で考える」のが難しい理由
とはいえ、
「理屈はわかったけど、自分一人では難しい…」
そう感じる方も多いはずです。
実際その通りで、
- 当たり前すぎて価値に気づけない
- 自社視点から抜け出せない
- 顧客の言葉をうまく整理できない
こうした壁に、多くの経営者がぶつかります。
だからこそ私は、
🤝 AIを使いながら、
第三者(診断士・コンサル)と一緒に整理する
という方法をおすすめしています。
AIは質問を投げてくれます。
人はズレを修正し、意味づけをします。
この組み合わせがあると、
強みは驚くほどクリアになります。
▶️ 次回予告
次回・第3回では、
今回の内容と深くつながるテーマを扱います。
✨ 「社長が思う強み」と、
「顧客が感じる強み」がズレる理由 ✨
なぜこのズレが起きるのか。
どうすれば埋められるのか。
現場でよくあるケースを交えながら、
さらに具体的に解説していきます。
📩 お問い合わせと一言
今回の内容を読んで、
- 「うちの強み、誰かと一緒に整理したい」
- 「SWOTを事業計画やDXにどうつなげるか悩んでいる」
- 「AIを使って考えたいが、方向性が不安」
そう感じた方は、
一人で抱え込まずにご相談ください 😊
i-consulting officeでは、
SWOT分析を“書いて終わり”にしないための伴走支援や、
生成AIを活用した経営整理・事業計画支援を行っています。
初回は無料相談で対応していますので、
お気軽にお問い合わせください。
- お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
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次回も、現場目線でお届けします ✍️
本日のお仕事
一昨日ぐらいからの体調不良!なにもやる気が起きない!しかし、やらないと・・・
・KD社 研修資料の修正チェック
・KK社 研修資料送付
・H県 研修リハーサル
こうしてみると検収ばっかりやなー。