【生成AI実践レポート#006】社内FAQ自動応答ボットをClaudeで作ってみた——ver.1は失敗、ver.2で少しは使えるかも?となった感じ

朝でも昼でもこんばんは。中小企業診断士の田中 健太郎です。

「経営数字やITをパッと見てわかるように見える化して、
社長が迷わず会社を成長させられるように伴走する」
”経営数字とAI活用のパートナー”です。

今回からは、実践を交えながら生成AIを簡易的に使ってみたらどんな感じになるのかを
感想を交えて書いていきたいなと思います。

「社内のよくある質問、毎回同じことを聞かれて地味につらい」

チームに新人が増えるたびに、有給の申請方法や経費精算のルールを何度も説明している自分に気づいて、「これをAIに任せられないか?」とふと思いました。

Claudeに相談してみたところ、数分でWebアプリの第一版が完成。ただし、動かしてみるとすぐに課題が見えてきました。そこからver.2を作って試した一連の体験をそのままレポートします。

Claudeへの最初の指示(プロンプト)

最初にClaudeに投げたプロンプトはこれだけです:

「社内向けFAQ自動応答ボットをWebアプリで作ってください。よくある質問と回答をあらかじめ登録しておき、キーワードで検索すると関連するFAQが表示されます。新しいQAを自分で追加できる機能もつけてください。シンプルで見やすいデザインでお願いします。」

プログラミングの知識は一切不要です。日本語でそのまま書いただけ。すると数分でHTMLファイル一式が完成しました。ブラウザで開くだけで動く、インストール不要のWebアプリです。

ver.1:「動いた、でも使えない」

ver.1は確かに動きました。検索もできる、QAの追加もできる。でも実際に触ってみて、すぐ問題に気づきました。

ver.1の致命的な課題

  • 初期データが7件しかない(例が少ない)
  • 「有給」と入力しても関連するQAが1件しかヒットしない
  • 手動でQAを追加するのが想像以上に面倒
  • データを充実させるまで、ツールとしての価値がほぼゼロ

「作るのは簡単だったけど、中身が空っぽのままでは意味がない」
それから、データを充実させるために情報を追加していくしかないけど、1個1個入力していくんかい!という面倒さが付きまとう。

ツールの出来ではなく、データの充実度とデータを充実させるためにどのように作りこむかが重要だなと気づくことができました。

ver.2:2つの改善でもう少し使えるレベルへ

課題が明確になったので、Claudeに改善にあたり、Ver.1の機能について愚痴りました。
「初期データが少なすぎて使い勝手がいいとは言えない」
「毎回新しいQAを手入力するのは面倒」

この愚痴から、Claude側が以下のようにプロンプトをつくってVer.2にしてくれました。

「初期データを32件以上に増やして、人事・経費・システム・就業規則・その他の5カテゴリに整理してください。また、CSVファイルで一括インポートできる機能も追加してください。」

この指示を出してから完成まで、さらに数分。ver.1からver.2まで含めても、合計10分ちょっとでした。

ver.2で追加された機能

  • 初期QAを32件内蔵(有給・育休・経費精算・VPN・副業・フレックスなど)
  • 5カテゴリのタブで絞り込み表示
  • CSVで自社データを一括インポート(カテゴリ,質問,回答の形式)
  • 検索が質問・回答の両方にヒットするよう改善

CSVインポート機能が特に便利で、既存のQAドキュメントをCSV形式に整えてインポートすれば、一気に100件以上のデータを取り込めます。このインポート機能を私が指示したわけでなく、AI側で判断して追加してくれたのがポイントかなと思います。

ver.1 vs ver.2 比較

 ver.1ver.2
初期QA数7件32件
カテゴリ絞り込みなし5カテゴリ対応
一括インポートなしCSV対応
実用性低い十分使える
開発時間数分追加で数分(合計10分超)

正直な感想

良かった点

  • プログラミング知識ゼロでWebアプリが作れた
  • 失敗してもすぐ改善できる——Claudeに追加指示を出すだけ
  • HTMLファイル1つで動くので、社内共有がとにかく簡単
  • CSVインポートで既存資料を活用できる

惜しかった点・今後の課題

  • 複数人でリアルタイム共有するにはサーバーが必要
  • スマホとPCでデータが同期されない(localStorageの制約)
  • ver.1だけで終わっていたら「使えない」と判断していたはず——ver.2まで作ることが大事
  • QAの削除や既存の文章の編集機能、カテゴリを間違えた場合の修正機能などがないのもよくないので本当はVer.3までつくるべきというのも正直な気持ちです。

総評:個人や小チームのFAQ管理なら十分実用レベル。「まず作ってみて、使ってみて、改善する」というサイクルをAIと一緒に回せるのが、今回の最大の発見でした。

まとめ:AIツール開発で学んだこと

  • Claudeへの指示は日本語でOK、難しく考えなくていい
  • ver.1が失敗でも、改善指示を出せばすぐver.2が作れる
  • ツールの価値はコードではなくデータで決まる
  • 「10分で作れる」は本当だが、「10分で完成」ではなく「10分で動くものが作れる」が正確

次回は「Claude in Excelで、日本語指示だけで集計できた」をレポートします。

🔖 このブログについて:生成AIを実際に業務で試してみた体験を正直にレポートするブログです。成功も失敗もそのまま書きます。

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本日は「【生成AI実践レポート#005】タスクの優先順位を自動で並べるWebアプリ【Claude×体験談】」というテーマでブログを作成しました。
このツールをさらに発展させることができればほんとに日常業務に耐えることができるんではなかろうか?という感じです。

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