SWOT分析を学ぼう⑤”脅威”分析

こんにちは、i-consulting officeの田中です。
SWOT分析シリーズは第5回目です。
本日のテーマは”脅威”についてです。

SWOT分析における”脅威”とはどんなもの

ここでの「脅威(Threats)」とは、組織やプロジェクトが直面する外部からのネガティブな要因やリスクを指します。これは、成功を妨げる可能性があるものです。

例えば、スマートフォンの会社を考えてみましょう。

脅威の例:

  1. 新しい競合企業が市場に参入してきて、価格競争が激しくなる。
  2. 新しい技術が登場し、今のスマートフォンが古くなってしまう。
  3. 政府の規制が厳しくなり、製品の販売が難しくなる。
  4. 自然災害や疫病など、予測できない外部の出来事が会社の供給網を中断させる。

これらの脅威を理解しておくことで、企業は未来のリスクを予測し、それに備える戦略を立てることができます。

もう少しわかりやすく説明すると、試験勉強を考えてみてください。脅威とは、あなたの目標(例: 試験で良い点を取ること)を達成するのを妨げる外部の要因、例えば友達からの遊びの誘いや、突然の体調不良などを指すことができます。これらの脅威を事前に認識しておくことで、どう対処するかを考えることができます。

脅威を考える際のヒント

”脅威”とは”機会”と同じように自社内のことではなく、外部的な要因です。
ここでは脅威を考えるヒントとして12点あげます。

1.同業者、競合、大手の動きで脅威は何があるか?
2.商品の役割寿命、技術革新による代替品の成長、それに乗った他業界からの
  参入は何が脅威か?
3.低価格品、低利益品がどう市場を変え脅威になっていくか?
4.取引先である既存顧客(消費者)のニーズはどうマイナスに作用するか?
5.主力取引先は、どういうマイナス要因で衰退していくか?
6.仕入先、外注先には、今後どういう脅威があり得るか?
7.コストアップ要素として何が考えられる?
8.労働環境、人材獲得はどういう点が脅威か?
9.政府の法制化、規制緩和や規制強化はどのような脅威があるか?
10.AI、IT化、自動運転などの技術革命の普及による脅威は何があるか?
11.グローバル化による脅威は何があるか?
12.産業構造、消費構造、経済情勢の脅威は何か?

以上が”脅威”を考える際のヒントになるかと思います。

”脅威”を考える際の注意点

”脅威”を考える際の注意点も”弱み”を考える場合と同様にあまり時間をかけないことです。
理由としては、脅威に関してもネガティブな点を出そうと思えばキリがないことからです。
感染症の恐怖、物価高騰、人材不足、インボイスなどの法規制などなど
不満が山ほどでるだけで、「では、どうするのか?」という点がおざなりになり、
新しいことをやろうとしても、「できない理由」を作ることになってしまいます。

当社では”脅威”についてもヒアリングでは多くの時間を割かないように注意しています。

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