原価計算についていろいろと考えてお話をしました

こんにちは、i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。

  • クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした各種研修講師
  • 経営理念策定と浸透・経営理念に基づく人事考課制度策定のご支援
  • 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」の助言

経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日はあらたに新製品を開発して提供しようとするお客様に原価計算がなるべく簡単にわかる方法を説明してきましたという話です。3/100

新製品の開発のちょっとしたお手伝い

先日、新たな製品開発に取り組むお客様の原価計算の相談にのりました。
そのお客様の商品はいわゆるペット関連のグッズを作るというもの、
そのお客様自身、イヌが大好きで自分専用ではあるもののTシャツを作るほど大好き。

現在のお仕事とはあまり関係がないものの、社長からは何か売れる商品を作りなさいと指示をうけ、
何をつくろうか迷って相談された結果、
私とSWOT分析のセッションを行ううちに、ペット関連のグッズを作りましょう!という話に
なりました。

先日のお打ち合わせでは、試作品を見せてもらうことになりました。
試作品の内容は
・Tシャツ
・トートバッグ
・キーホルダー
・缶バッヂ
・首輪につける名前入りQRコード(QRコードは飼い主の電話番号などを搭載可能)
だいたいこんな感じの商品を試作されていました。
しかも、このお客様はデザインがうまく、犬好きにとても魅力的なものを製作されていました。

商品は決して悪くない。

では、売価はいくらにするか?

ここで原価計算の話をさせていただきました。
私の必殺の「お金のブロックパズル」でのコンサルティングの開始です。

上の画像のブロックパズルを使い、逆算で売価を計算してもらいました。
手順は以下の通り
1.利益:1個当たりの製品の欲しい利益額を決める。
2.その他固定費:だいたい1個当たりの間接経費を考える。
3.人件費:1個作るのにかかる時間を給与を時給に換算して計算する。
4.粗利:利益+固定費(人件費+その他固定費)で粗利を計算する。
5.変動費:変動費(材料費)を計算する。
6.売上:粗利+変動費で売上単価が算出される。
ということで、ざっくりとではありますが積み上げで考えたらいくらで売る必要があるかを計算してみました。
ここからさらに、社長からは最低限自分の給与分は稼ぐようにいわれているとのことで、
ブロックパズルで人件費から逆算して毎月の必要売上を計算してみました。

ここから、作業時間の改善のアイディアだし。

毎月の目標売上高は算出したものの、その売り上げを目指すには労働時間が160時間以上必要と判明、
このお客様は新製品の販売がメインのお仕事ではないため、どうしても30時間/月しか時間はつくれないとのこと。
そこで、では30時間で何個製造が可能か?ということと単価をいくらにしたら目標売上に到達するかという計算を行いました。
結果として、本日はどのようにすべきか結論がでず、次回に持ち越しとなりました。
しかしながら、原価計算の説明に使ったお金のブロックパズルはお客様にはわかりやすかったようで、とても喜んでいただけました。

問い合わせ

i-consulting officeでは、「お金のブロックパズル」を活用したコンサルティングを実施しています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact

LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c

宜しくお願いします。

一覧へ戻る