第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日から「第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —」というタイトルです。これは使える!かもしれない

🌟こんな方におすすめ

このブログは、次のような方に特に役立ちます。

  • 「業務改善がうまく進まず、何から手を付けたらいいかわからない…」
  • 「DXが必要なのはわかるが、“現場が変わるレベル”の効果が出せない」
  • 「ITツールやシステム導入を検討しているが、要件整理が苦手」
  • 「RPA化・自動化できる業務をAIで洗い出したい」
  • 「業務フローをAIに可視化してもらい、改善案まで一気通貫で作りたい」

🧭はじめに:AI×業務改善は“現場のボトルネック解消”が目的

生成AI(ChatGPTやMicrosoft Copilotなど)は、文章生成だけでなく、

  • 業務の棚卸し
  • 業務フローの可視化
  • ムダの指摘
  • 改善案のドラフト作成
  • システム導入要件の整理
  • 自動化のアイデア抽出

といった “業務改善・DXの起点づくり” に非常に相性が良いツールです。

特に中小企業では、
「業務が属人化している」「現場に聞いても全体像が見えない」
という課題を抱えるケースが多いですが、AIを使えば、

“現場ヒアリング前に、たたき台をAIに作らせる”
“属人化していた業務の構造を整理する”

ことが可能になります。

今回は、あなたが明日から使える “DX視点のプロンプト集” を、
実務レベルの精度で、再現性のある形 で紹介します。


🔍 Part1:業務プロセスを可視化するプロンプト

まずは 業務フローの棚卸し → 課題の発見 が最初のステップ。

AIに業務内容を渡すだけで、
工数の多い部分・ムダが出やすいポイント を可視化できます。


■プロンプト①:業務プロセスの棚卸し

以下の業務内容を、①目的、②実施担当、③工数(多・中・少)、④インプット、⑤アウトプット、⑥課題、⑦改善案 に整理してください。

【業務内容】
(ここに業務の概要を箇条書きで入力)

これにより 業務の全体像が表形式で整理される ため、
改善議論のスタート地点として非常に役立ちます。


■プロンプト②:業務フロー化(現状 → 未来)

以下の業務内容をもとに、現状の業務フロー(As-Is)と、改善後の理想フロー(To-Be)を作成してください。

フローは「開始 → 手順 → 判断ポイント → 完了」で記述してください。

【業務内容】
(業務を箇条書きで記入)

IT導入や業務改善の前提として、
As-Is(現状)と To-Be(改善後) の比較は必須。

AIに下書きを作らせることで、
人がゼロから作るより 時間が1/10以下 になります。


⚙ Part2:RPA化・自動化アイデアを生成するプロンプト

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や
Power Automate、Excel VBA、SaaS連携などの 自動化候補を洗い出す 際に使えます。


■プロンプト③:自動化できる業務の抽出

以下の業務プロセスの中で、「自動化/RPA化が可能な部分」をすべて抽出し、
①自動化可能性(高・中・低)
②実現方法(RPA、Power Automate、API、Excel VBAなど)
③期待できる効果
④自動化のリスク・注意点
として一覧化してください。

【業務プロセス】
(箇条書き)

実際のコンサル現場でも使える“棚卸しテンプレート”です。


■プロンプト④:Power Automateの設計案まで作成

以下の業務をPower Automateで自動化する場合、必要なフロー設計案を作成してください。

・トリガー
・使用するコネクタ
・処理の流れ(具体的)
・例外処理
・実装時の注意点

【業務内容】
(具体的に書く)

Copilot と組み合わせると実装まで到達可能 なレベルで精度が出ます。


🖥 Part3:ITツール・システム導入の要件整理プロンプト

システム導入で最も重要なのは 要件定義 です。

しかし中小企業では、

  • 何をどう整理すればよいかわからない
  • ベンダーに話が通じない
  • 後から「そんな機能は言ってない」問題が発生

というよくある問題が起こります。

AIを使えば、
要件の抜け漏れ防止・比較表作成・RFPのたたき台作成 が可能です。


■プロンプト⑤:要件整理シートのドラフト

以下の業務をIT化する場合の要求要件・機能要件・非機能要件を整理してください。

【業務】
(現状と改善目的を記載)

実務レベルでありがちな 非機能要件(速度・セキュリティ・操作性等) まで自動で整理されます。


■プロンプト⑥:ツール比較表の自動生成

以下の候補ツールについて、機能・価格・メリット・デメリット・向いている企業規模を比較表にまとめてください。

【候補ツール】
・ツールA
・ツールB
・ツールC

DX提案書にそのまま貼れるクオリティが出ます。


🧩 Part4:現場の課題を構造化するAI活用プロンプト

現場の問題は“症状”であり、
AIで“構造化”することで真因に迫ることができます。


■プロンプト⑦:問題の構造化(ロジックツリー)

以下の業務課題を、ロジックツリーで「なぜ起きているのか?」を構造化してください。

【課題】
(例:受注処理に時間がかかる)

ロジックツリーにすると、
改善の方向性が見えやすくなります。


■プロンプト⑧:真因分析(5Whys)

以下の課題について、5回の「なぜ?」で原因分析を行い、
最後に真因をひとつにまとめてください。

【課題】
(記入)

AIに任せることで、
属人的な判断ではなく 俯瞰した分析 が可能になります。


🧲 Part5:まとめ — 生成AIは“業務改善の加速装置”になる

今回紹介したプロンプトを使うことで、
あなたは一気に “DX推進担当レベルのアウトプット” を作れるようになります。

  • 業務を可視化する
  • ムダを発見する
  • 自動化のアイデアを出す
  • 要件を整理する
  • 真因を分析する

これらはどれも コンサルタントが行う仕事 そのものです。
AIをうまく使えば、コンサル級の成果物を 短時間で つくれるようになります。

次回のテーマもお楽しみに!

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本日は「第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —」というテーマのブログを書かせていただきました。
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