2025.11.27
第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —
朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日から「第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —」というタイトルです。これは使える!かもしれない
🌟こんな方におすすめ
このブログは、次のような方に特に役立ちます。
- 「業務改善がうまく進まず、何から手を付けたらいいかわからない…」
- 「DXが必要なのはわかるが、“現場が変わるレベル”の効果が出せない」
- 「ITツールやシステム導入を検討しているが、要件整理が苦手」
- 「RPA化・自動化できる業務をAIで洗い出したい」
- 「業務フローをAIに可視化してもらい、改善案まで一気通貫で作りたい」
🧭はじめに:AI×業務改善は“現場のボトルネック解消”が目的
生成AI(ChatGPTやMicrosoft Copilotなど)は、文章生成だけでなく、
- 業務の棚卸し
- 業務フローの可視化
- ムダの指摘
- 改善案のドラフト作成
- システム導入要件の整理
- 自動化のアイデア抽出
といった “業務改善・DXの起点づくり” に非常に相性が良いツールです。
特に中小企業では、
「業務が属人化している」「現場に聞いても全体像が見えない」
という課題を抱えるケースが多いですが、AIを使えば、
“現場ヒアリング前に、たたき台をAIに作らせる”
“属人化していた業務の構造を整理する”
ことが可能になります。
今回は、あなたが明日から使える “DX視点のプロンプト集” を、
実務レベルの精度で、再現性のある形 で紹介します。
🔍 Part1:業務プロセスを可視化するプロンプト
まずは 業務フローの棚卸し → 課題の発見 が最初のステップ。
AIに業務内容を渡すだけで、
工数の多い部分・ムダが出やすいポイント を可視化できます。
■プロンプト①:業務プロセスの棚卸し
以下の業務内容を、①目的、②実施担当、③工数(多・中・少)、④インプット、⑤アウトプット、⑥課題、⑦改善案 に整理してください。
【業務内容】
(ここに業務の概要を箇条書きで入力)
これにより 業務の全体像が表形式で整理される ため、
改善議論のスタート地点として非常に役立ちます。
■プロンプト②:業務フロー化(現状 → 未来)
以下の業務内容をもとに、現状の業務フロー(As-Is)と、改善後の理想フロー(To-Be)を作成してください。
フローは「開始 → 手順 → 判断ポイント → 完了」で記述してください。
【業務内容】
(業務を箇条書きで記入)
IT導入や業務改善の前提として、
As-Is(現状)と To-Be(改善後) の比較は必須。
AIに下書きを作らせることで、
人がゼロから作るより 時間が1/10以下 になります。
⚙ Part2:RPA化・自動化アイデアを生成するプロンプト
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や
Power Automate、Excel VBA、SaaS連携などの 自動化候補を洗い出す 際に使えます。
■プロンプト③:自動化できる業務の抽出
以下の業務プロセスの中で、「自動化/RPA化が可能な部分」をすべて抽出し、
①自動化可能性(高・中・低)
②実現方法(RPA、Power Automate、API、Excel VBAなど)
③期待できる効果
④自動化のリスク・注意点
として一覧化してください。
【業務プロセス】
(箇条書き)
実際のコンサル現場でも使える“棚卸しテンプレート”です。
■プロンプト④:Power Automateの設計案まで作成
以下の業務をPower Automateで自動化する場合、必要なフロー設計案を作成してください。
・トリガー
・使用するコネクタ
・処理の流れ(具体的)
・例外処理
・実装時の注意点
【業務内容】
(具体的に書く)
Copilot と組み合わせると実装まで到達可能 なレベルで精度が出ます。
🖥 Part3:ITツール・システム導入の要件整理プロンプト
システム導入で最も重要なのは 要件定義 です。
しかし中小企業では、
- 何をどう整理すればよいかわからない
- ベンダーに話が通じない
- 後から「そんな機能は言ってない」問題が発生
というよくある問題が起こります。
AIを使えば、
要件の抜け漏れ防止・比較表作成・RFPのたたき台作成 が可能です。
■プロンプト⑤:要件整理シートのドラフト
以下の業務をIT化する場合の要求要件・機能要件・非機能要件を整理してください。
【業務】
(現状と改善目的を記載)
実務レベルでありがちな 非機能要件(速度・セキュリティ・操作性等) まで自動で整理されます。
■プロンプト⑥:ツール比較表の自動生成
以下の候補ツールについて、機能・価格・メリット・デメリット・向いている企業規模を比較表にまとめてください。
【候補ツール】
・ツールA
・ツールB
・ツールC
DX提案書にそのまま貼れるクオリティが出ます。
🧩 Part4:現場の課題を構造化するAI活用プロンプト
現場の問題は“症状”であり、
AIで“構造化”することで真因に迫ることができます。
■プロンプト⑦:問題の構造化(ロジックツリー)
以下の業務課題を、ロジックツリーで「なぜ起きているのか?」を構造化してください。
【課題】
(例:受注処理に時間がかかる)
ロジックツリーにすると、
改善の方向性が見えやすくなります。
■プロンプト⑧:真因分析(5Whys)
以下の課題について、5回の「なぜ?」で原因分析を行い、
最後に真因をひとつにまとめてください。
【課題】
(記入)
AIに任せることで、
属人的な判断ではなく 俯瞰した分析 が可能になります。
🧲 Part5:まとめ — 生成AIは“業務改善の加速装置”になる
今回紹介したプロンプトを使うことで、
あなたは一気に “DX推進担当レベルのアウトプット” を作れるようになります。
- 業務を可視化する
- ムダを発見する
- 自動化のアイデアを出す
- 要件を整理する
- 真因を分析する
これらはどれも コンサルタントが行う仕事 そのものです。
AIをうまく使えば、コンサル級の成果物を 短時間で つくれるようになります。
次回のテーマもお楽しみに!
お問い合わせ
本日は「第8回:業務改善・DX視点で使うプロンプト集— “現場のムダ”を発見し、改善案を自動生成 —」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業様の方の仕事の時間短縮にお役に立てば幸いです。
i-consulting officeでは生成AI導入のための研修・導入支援を行っています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
Instagram:https://www.instagram.com/i_consulting_offic👈Instaフォローお願いします!
LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c
宜しくお願いします!
本日のお仕事
・異業種交流会参加&自己紹介プレゼン
・T社 財務コンサルティング
異業種交流会において自分の求めていることの紹介が非常に難しい!