2026.1.21
【情報システム会社あるあるトラブル編②】なぜ中小のシステム会社は、案件別利益を把握できないのか?
朝でも昼でもこんばんは。
中小のシステム会社向けの伴走支援コンサルタント
中小企業診断士の 田中 健太郎 です。
前回は、
「案件は増えているのに、なぜ利益が残らないのか?」
というテーマでお話しました。
今回はその続きとして、
なぜ多くの中小のシステム会社では、
案件別の利益が把握できないのか?
という点を整理していきます。
こんな方におすすめ
- 案件ごとの儲け・赤字を正確に把握できていない方
- 決算書は見ているが、日々の経営判断に活かせていない方
- 見積もりが「だいたいこのくらい」で決まっている方
- 赤字案件が後から発覚した経験がある方
「案件別利益? 正直、そこまで見られていない…」
中小のシステム会社の経営者とお話しすると、
こんな声をよく聞きます。
「案件別に利益が出ていないのは分かっている」
「でも、そこまで細かく管理できていない」
「正直、全社で黒字ならいいかなと…」
この感覚、
決して珍しいものではありません。
むしろ、
多くの中小のシステム会社が同じ状態です。
把握できない理由①
案件が“同時進行”しすぎている
中小のシステム会社では、
- 複数の受託案件
- 継続的なSES
- 小さな追加改修
が、常に同時進行しています。
すると、
- 誰が
- どの案件に
- どれくらい時間を使ったのか
が、だんだん曖昧になっていきます。
結果として、
工数=コストが見えなくなります。
把握できない理由②
人件費を「まとめて」見てしまっている
人件費は、
中小のシステム会社にとって最大のコストです。
しかし多くの場合、
- 月次では「人件費合計」
- 年間でも「人件費総額」
としてしか見ていません。
これでは、
- この案件に
- このエンジニアが
- どれだけコストをかけたのか
が分からないのも、無理はありません。
把握できない理由③
見積もりが“感覚ベース”になっている
- これくらいならいけそう
- 前回もこの金額だった
- お客さんとの関係性もあるし…
こうした判断が重なり、
見積もりが経験と勘に依存していきます。
その結果、
- 見積もり時点で利益が出ない案件
- 想定外の工数増加で赤字化する案件
が、静かに増えていきます。
実は「やる気」や「管理能力」の問題ではない
ここで大事なのは、
誰もサボっていないということです。
- 社長は必死
- 現場も一生懸命
- 営業も無理を承知で頑張っている
それでも案件別利益が見えないのは、
最初から“見える仕組み”になっていないからです。
私が最初にやるのは「完璧な管理」ではありません
伴走支援で私が行うのは、
- 高度な原価管理
- 難しいシステム導入
ではありません。
まずは、
「この案件、そもそも儲かる構造だったのか?」
を、
お金のブロックパズルを使って
シンプルに整理します。※お金のブロックパズルの詳しい解説はまたあらためて行います!
すると、
- なぜ利益が出なかったのか
- どこで無理が生じたのか
- 次はどこを変えるべきか
が、自然と見えてきます。
案件別利益が見えると、何が変わるのか?
案件別に整理できるようになると、
- 見積もりの基準が明確になる
- 営業と現場の会話が噛み合う
- 「やるべき案件」「慎重な案件」が判断できる
ようになります。
これは、
経営の安心感そのものにつながります。
まとめ
- 中小のシステム会社で案件別利益が見えないのは普通
- 原因は人ではなく「構造」
- 同時進行・人件費の扱い・感覚的見積もりが壁になる
- シンプルな整理だけでも、状況は大きく変わる
次回は、
「赤字案件は、実は見積もり前から決まっている?」
というテーマで、
さらに踏み込んだ話をしていきます。
お問い合わせと一言 📩
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
i-consulting officeでは、
中小のシステム会社を対象に、
SWOT分析から事業計画・DX実行までの
伴走支援を行っています。
- 案件別の採算が見えない
- 見積もりや数字に不安がある
- 何から整理すべきか分からない
そんな段階でも問題ありません。
初回は無料相談にて対応しています。
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本日のお仕事
・MG社 就労継続支援事業所 報告書作成
・MR社 就労支援継続事業所 打ち合わせ準備・打ち合わせ・報告書作成
今日は昨年度担当した就労支援施設の業績を聞いたら、120%ぐらい業績がアップしている様子。
これはありがたい報告をいただきました。