
2025.5.2
DXを推進するための研修事例
こんにちは。i-consulting offceの田中 健太郎です。
・クロスSWOT分析による企業の積極戦略構築コンサルティング
・お金のブロックパズルによるキャッシュフロー経営支援
・デジタル化支援による業務改善コンサルティング
・DXを中心とした研修講師
・補助金関係の申請のご支援
こんなことをやっています。
食品製造業 Y社の場合
先日、とある食品製造業様向けに「DXを推進するために従業員向けに研修をしてほしい」と
ご依頼をいただきました。
このY社様はかなりデジタル化が進んでいるため、従業員にさらなるレベルアップを求めていらっしゃる様子でした。
そこで、当社ではDX(デジタル化)を他人事→自分事にするためのワークショップを行うこととし、
研修に臨むことにしました。
ビジネスモデルキャンバスの活用
この研修では、なぜDXを推進する必要があるのかの話から始まり、
DXを自分事化していただくためのワークを準備しました。
当社が得意とするフレームワークの一つに「ビジネスモデルキャンバス」というフレームがあります。
このフレームワークは
1.顧客
2.価値提供
3.顧客との関係
4.チャネル
5.収益の流れ
6.リソース
7.主要な活動
8.パートナー
9.コスト構造
以上の9つの枠から作られており、この枠を埋めていくことで自社のビジネスモデルが理解できるようになっています。
DXにビジネスモデルキャンバスを使うのはなぜか?
なぜ、DXの研修でビジネスモデルキャンバスを使う必要があるのかというと、あくまで当社の考え方ですがDXやデジタル化を考える(特にデジタル化)のは主に現場の従業員の方が多いと思いますが、現場の従業員の方は自分自身の仕事は理解していても、会社全体の視点に欠けていることが多いと感じられるからです。
そこで、当社ではまず自社のビジネスモデルはどのようなものかを考えてもらうことで現場の方に視座を一段高めてもらい、そこからDXやデジタル化を考えていただくことを推奨しています。
今回のワークショップでの重要ポイント!
今回のワークショップでの大きなポイントは、受講者の皆様が様々な部署から集められていたため、
自社のビジネスモデルではなく、自分が所属する部署や自分自身の仕事をビジネスモデルとして考えていただきました。
例えば、経理部門で入力担当されている方にとっては、顧客は上司や経営幹部がであり、価値提案は迅速な月次決算業務による経営会議への支援というような形です。
こうしたワークを行うことにより、自部門や自分の仕事の在り方を見つめなおしていただいています。
次にこのビジネスモデルキャンバスが完成した際に、全体のボトルネックは何か?さらなる価値提供につながる部分はどこかを考えて、そのために必要なデジタルツールは何か?を書きだしていただきました。
ワークショップの成果
この結果がおもしろいと思えたことが、様々な部門から集められていただけに他部署の人材がどのような価値提供を考え、どのような仕事をしているのかが分かったことでした。
特に営業の方などは、裏方で仕事をしてくれている方がどのような仕事をしてささえてくれているかがよく理解できたと思われます。
また、そのために必要なデジタルツールも大掛かりなモノではなく、そこまで金額をかけずに導入できそうなものが多いこともわかりました。
受講者の感想としては
「ワークショップを通じて自分の仕事を見つめなおすことができた」
「他部門がどのような仕事をして、どのような苦労をしているかわかった」などなど
概ね高い評価をいただくことができました。
お問い合わせ
i-consulting officeでは、DXを推進するための研修及び、DX人材育成のご支援も行っています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください!
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