事業計画作成シリーズ全5回 第1回:事業計画づくりは「AIとの共同作業」の時代へ― まずは“聞くべきことを聞けるAI”を準備する―

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日からは「事業計画作成シリーズ全5回 第1回:事業計画づくりは「AIとの共同作業」の時代へ― まずは“聞くべきことを聞けるAI”を準備する―」と題して、中小企業診断士らしくAIを活用した事業計画作成支援をテーマに全5回で進めていきます。

🌟こんな方におすすめ

  • 創業・新規事業・補助金申請などで事業計画書が必要な方
  • 文章をまとめることに苦手意識がある
  • ChatGPT/Copilot を使ってみたが、実務とのつなげ方が分からない
  • 計画書づくりに時間がかかりすぎて困っている
  • AIを活用しながら、より質の高い計画をつくりたい

※ 「AIを使いつつ、経営のプロと一緒に作れたら…」という方にも最適です。


✨ AIを使うだけで、事業計画書づくりは劇的にラクになる

事業計画書を作るとき、こんなことに困った経験はありませんか?

  • どこから書けばいいかわからない
  • 頭の中の内容を整理できない
  • 市場や競合の説明がうまく書けない
  • 数値の予測が難しい

こうした負担は、実は 生成AIを使うだけで大きく減らせます。

AIは…

  • 必要な情報を質問してくれて
  • 文章のたたきを作ってくれて
  • 考えを整理しやすくしてくれて
  • 数値モデルの作成も手伝ってくれる(第4回で紹介)

これだけで作業時間は一気に短縮できます。

ただし、ここで大事なポイントがあります👇

AIは優秀でも、事業の“本質的な判断”までは担いきれない。

そのため、
AI+経営者だけで進めると“それっぽいけど浅い計画書”になりがちです。

だからこそ、

📌 AIの力 × 診断士の経営視点

この組み合わせが、最も効率よく、かつ実現性の高い計画づくりになるのです。


⚠️ AIに丸投げしても「使える計画書」にはならない理由

AIに「事業計画書を書いて」といえば、それなりの文章は出てきます。
しかし、それは“情報がそろった前提”の文章であり、実際には次の問題が起きます。

  • ビジネスモデルの理解が浅い
  • 想定市場が現実とずれている
  • 経営課題が一般論になってしまう
  • 金融機関・補助金向けの説得力が弱い

これらは AIの限界ではなく、AIが得た情報の限界 です。

つまり、

AIに正しく答えられるように、“聞くべき質問” を設計することが最重要。

そして、この“質問設計”は
経営やビジネスモデルの知識がないと難しい部分でもあります。

この点で、

👤 AIに詳しい中小企業診断士がいると、質問設計の精度が一気に上がる

→ AIが集める情報が深くなる
→ 計画書の質が上がる
→ 実行可能な内容になる

というメリットが自然と生まれます。


💡 AIを「ヒアリング担当者」にするだけで作業が変わる

事業計画書に必要な情報の8割はヒアリングで決まります。
ところが…

  • 何をどう話せばいいかわからない
  • 視点が漏れる
  • 言語化が追いつかない

という悩みが多いのも事実です。

そこで有効なのが AIヒアリング です。

AIが順番に質問してくれると、

  • 思考が整理される
  • 必要な情報が漏れなく集まる
  • 話しながら頭がクリアになる
  • 計画書のベースができる

まるでプロの聞き手に話しているような感覚になります。

さらに、ここに経営の専門知識が加わると、

✨ AIが集めた情報を「どう計画に落とし込むか」の精度が格段に上がる

これが、AI単独では実現しにくい部分です。


🧰 すぐ使える「ヒアリングAIプロンプト」

以下のプロンプトを入れるだけで、AIが事業計画書づくりの質問係になります。


🔧【ヒアリングAIプロンプト】

#指示文
あなたは「事業計画書作成のためのヒアリング専門AI」です。
これから、事業計画書に必要な情報を漏れなく聞き出してください。

#質問領域(ここはヒアリング)
1. 事業内容・提供価値
2. 顧客ターゲット・顧客課題
3. 市場環境・競合
4. 自社の強み(技術・実績・差別化)
5. ビジネスモデル(収益構造・販売方法)
6. 現状の課題・リスク
7. 今後の事業方針・戦略
8. 数値計画の前提(売上、人員、投資等)
9. 実行体制(組織、外部パートナー)

#質問ルール
・1つずつ丁寧に質問する
・回答に不足があれば深掘りする
・最後に「要点整理」としてまとめる

まずは「事業内容」について質問してください。

📝 AIヒアリングを使うメリット

AIが質問してくれるだけで、次のような変化が生まれます。

✔ 1人で悩む時間が減る

「どこから考えるか?」という迷いがなくなる。

✔ 思考が整理される

質問に答えていくと、自然と事業の全体像がクリアになる。

✔ 計画書の骨組みが勝手にできる

後の文章化が圧倒的にラクになる。

✔ 専門家が補正すると“さらに強い内容”になる

AIの整理 × 診断士の知見で、深み・説得力が高まる。

特に、

事業内容を言語化したいが整理できない…

という方にとっては、非常に大きな助けになります。


🌐 AIが整理した情報は「事業計画の骨格」になる

ヒアリングが進むと、AIは次のような整理を自動で行います。

  • 要点まとめ
  • 顧客課題の棚卸し
  • 強みの明確化
  • ビジネスモデルの構造化
  • 戦略の方向性
  • SWOT・3C分析

これらは そのまま計画書に転用できる品質 です。

ただし、どこまで深掘りするか、どこを重点にするかは事業によって異なります。

そのため、

AIのまとめた内容を“事業として成立する形”に整える作業は、専門家が入ると一気に進みます。

AIが材料を集め、
専門家が料理するイメージです。


🎯 第1回まとめ

  • AIによって事業計画づくりの負担は大きく減る
  • ただし“丸投げ”では浅い計画になりがち
  • 最初に作るべきは「ヒアリングができるAI」
  • AIの質問に答えるだけで情報が整理される
  • AI × 専門家の組み合わせがもっとも効果的

特に、

「AIで効率化しながら、実現性の高い計画書を作りたい」

という方には、この方法がとても向いています。


🔜 次回予告

第2回:AIが集めた情報を“事業の骨格”に仕上げる方法

ヒアリング結果を
SWOT・3C・戦略案・ビジネスモデル
へ落とし込む実践ステップを紹介します。

お問い合わせ

本日は「事業計画作成シリーズ全5回 第1回:事業計画づくりは「AIとの共同作業」の時代へ― まずは“聞くべきことを聞けるAI”を準備する―」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業の事業計画作成に少しでもお役に立てればと思います。
i-consulting officeではAIを活用して、実効可能性と実現性の高い事業計画作成のお手伝いを致します。
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宜しくお願いします!

本日のお仕事

・H社(小売業) 経営改善計画の準備
・Nコンサル社 財務研修のお打ち合わせ
・N社(建設業) DX推進のための資料作り
今日は間違って、ハザード点灯したままコインパーキング駐車でバッテリー上がって泣いた日・・・。 

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