2025.12.18
【第2回】生成AIで変わるKPI設計の考え方― 経営目標から“逆算”するKPIをAIで作る ―
朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は「【第2回】生成AIで変わるKPI設計の考え方― 経営目標から“逆算”するKPIをAIで作る ―」です。
すこし、具体的にKPIの構築の仕方について考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
📌こんな方におすすめ
- KPIを作るたびに「これで合っているのか?」と不安になる
- 売上目標はあるが、途中の数字が整理できていない
- ChatGPTを業務に使ってみたいが、何を聞けばいいか分からない
- KPI設計を毎回ゼロから考えるのがつらい
- DX・AIを使って、経営の意思決定スピードを上げたい
第1回を読んで
「KPIが使われない理由は分かったけど、じゃあどう作ればいいの?」
と思った方に向けた内容です😊
🔄 KPI設計で多い“間違ったスタート地点”
KPI設計の相談でよく聞くのが、こんな流れです。
「とりあえず営業KPIを考えよう」
「他社が使っている指標を参考にしよう」
「AIに“KPIを考えて”と聞いてみよう」
実はこれ、かなりの確率で失敗します。
なぜなら、
👉 ゴールが曖昧なままKPIを作っている
からです。
🎯 正しいKPI設計は「経営目標」から始まる
KPIは、単なる指標のリストではありません。
基本構造はとてもシンプルです。
経営目標 → 戦略 → 行動 → KPI
例えば、
- 経営目標:
- 売上を2年で1.2倍にしたい
- 戦略:
- 既存顧客の単価アップに注力
- 行動:
- 提案回数を増やす
- セット販売を強化
- KPI:
- 提案件数
- セット販売比率
- 客単価
KPIは「最後」に出てくるものなのです。
🤖 生成AIが得意なKPI設計の領域
ここで生成AI(ChatGPTなど)の出番です✨
AIは、次のような作業がとても得意です。
- 経営目標を文章で整理する
- 戦略の選択肢を複数出す
- 行動レベルまで分解する
- KPI候補を大量に洗い出す
つまり、
👉 考えるための材料を一気にそろえてくれる
のがAIの強みです。
📝 ChatGPTへの悪い聞き方・良い聞き方
❌ よくある聞き方(失敗例)
「営業のKPIを考えてください」
これだと、
- 一般論
- 教科書的
- どの会社でも使える(=自社には合わない)
KPIが返ってきます。
✅ おすすめの聞き方(成功例)
「年商3億円のBtoB企業です。
今後1年間で売上を5%伸ばしたいと考えています。
新規より既存顧客深耕を重視します。
この前提で、
①考えられる戦略
②それを実行するための行動
③KPI候補
を段階的に整理してください。」→このプロンプトは重要!
こう聞くと、
- 前提を踏まえたKPI
- 戦略とつながった指標
- 「なぜこのKPIか」が分かる
回答が出てきます。
⚠️ AIに“丸投げ”してはいけない理由
ここで重要なのは、
AIが出したKPIは「正解」ではないという点です。
AIは、
- 可能性を広げる
- 抜け漏れを防ぐ
ことは得意ですが、
- 今やるべきか
- 現場で回るか
- 数字を見て行動できるか
までは判断できません。
🧠 KPIを「使える形」にする人の役割
AIが出したKPI案に対して、
必ず人が考えるべきポイントがあります。
- KPIは多すぎないか?
- 今月見るべき数字はどれか?
- 現場が理解できる言葉か?
- 数字が悪かったとき、何を変えるか想像できるか?
ここを整理せずに使うと、
第1回で触れた
「作られただけのKPI」になります。
実務では、
- AIでたたき台を作る
- 第三者視点で取捨選択する
- 会社に合う粒度に落とす
このプロセスが非常に効果的です。
📊 KPIは「完璧」を目指さなくていい
KPI設計で、もう一つ大事な考え方があります。
それは、
最初から完璧なKPIを作ろうとしない
ということです。
- 使ってみて
- 違和感が出て
- 修正する
この改善前提で作る方が、
結果的に“生きたKPI”になります。
AIを使うことで、この修正スピードは一気に上がります🚀
🔜次回予告
第3回:AIでKPIを「数字に落とす」実践編
― Excel × ChatGPTでKPI管理表を10分で作る ―
次回は、いよいよ実務編です。
- KPI管理表に最低限必要な項目
- ChatGPTで管理表構成を作る方法
- Excelにどう落とすか
- Copilotが使える場合・使えない場合の考え方
を、具体イメージ重視で解説します📈
✍️まとめ
- KPIは経営目標から逆算して作るもの
- AIはKPI設計の「材料出し」に非常に強い
- ただし、丸投げすると形骸化する
- 取捨選択と優先順位付けは人の役割
- KPIは使いながら育てるもの
生成AIを使うことで、
KPI設計は「重たい作業」から「考える作業」へ変わります。
※本文は生成AIを活用して作成しています。
お問い合わせ
本日は「【第2回】生成AIで変わるKPI設計の考え方― 経営目標から“逆算”するKPIをAIで作る ―」というテーマのブログを書かせていただきました。
中小企業の事業計画作成に少しでもお役に立てればと思います。
i-consulting officeではAIを活用して、実効可能性と実現性の高い事業計画作成のお手伝いを致します。
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本日のお仕事
今日は春日市での相談日、閑古鳥・・・
・K社の研修資料作成
・H社経営改善計画に向けた事前準備
・T社 計画表の進捗作成と次のテーマ、後継者人材育成資料
・動画見る
最近日程調整が混乱している。1年後のレポートを書いたり、まだ決まってない研修の資料を勘違いして作成してみたりと。あかん、良くない傾向です。