
2025.9.24
生成AI・DX実践Tips 第5回~ChatGPTのエージェントモードはどんなことができるのか?【個人・企業活用】~
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
具体的には、次のようなテーマを中心にサポートしています。
- クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
- お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
- 業務デジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
- DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AI活用のご提案・導入支援
- 補助金申請支援
と書くと幅広いのですが、前職がIT企業のため最近は特に
「DX・AIをテーマにした研修講師」
として活動する機会が増えています。
経営に関するお困りごとや、従業員育成に関心をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は「生成AI・DX実践Tips 第5回~ChatGPTのエージェントモードはどんなことができるのか?【個人・企業活用】~」というテーマです。
はじめに
2025年に入り、ChatGPTの進化の中で特に注目されている機能が「エージェントモード」です。
従来のChatGPTは「質問に答える」「文章を生成する」といった受け身のAIでしたが、エージェントモードではChatGPTがタスクを自律的に実行するAIエージェントとして動き出します。
例えば、あなたが「今月の営業報告書をまとめて、グラフ付きでPDFにして」と依頼すると、ChatGPTはエージェントモードでデータを処理し、レポートを自動生成してくれるのです。
本記事では、個人利用と企業利用の両方の視点から「ChatGPTエージェントモードの活用方法」を解説します。
ChatGPTのエージェントモードとは?
エージェントモードを一言でいえば、**「AIが指示を待たずに、タスクを自律的に処理・実行してくれる仕組み」**です。
具体的な特徴は以下の通りです。
- 複数タスクの自動化
- 例:メールを確認 → 重要メールだけを要約 → スケジュールに反映 → レポートを作成
- 外部ツールやデータと連携
- ExcelやGoogleカレンダー、Slack、Teamsなどと接続し、実行可能。
- 長期タスクの管理
- 進行中のプロジェクトを記録し、必要に応じて進捗を報告。
- ユーザーの意図を継続的に学習
- 一度教えたルール(例:「請求書は月末にExcelから自動生成」)を継続して実行可能。
これにより、「毎月繰り返す定型業務」や「情報収集+整理」などが、人間の手を離れて自動的に進むようになります。
個人利用で役立つエージェントモード活用法
1. パーソナルスケジュール管理
- Googleカレンダーと連携し、予定を自動整理。
- 「来週の打ち合わせに必要な資料をまとめて」と依頼すると、自動で関連ファイルや過去の議事録を整理して提案。
2. 情報収集と要約
- ニュースやSNSから最新情報を集め、毎朝「3分で読める今日のまとめ」を生成。
- 投資関連ニュースや趣味の分野(スポーツ・旅行・ガジェットなど)に絞り込んで配信可能。
3. 家計・ライフログ管理
- 家計簿アプリやExcelと接続し、毎月の支出を自動集計。
- グラフやレポートをPDF化して月末にメール送信。
4. 学習サポート
- 語学学習では「毎日10分の英会話問題を出す」など、自動で学習スケジュールを設計。
- 試験勉強なら「過去問からランダムに10問出題し、解説も用意」といった流れを継続的に提供。
企業利用で役立つエージェントモード活用法
1. 営業DX
- 案件管理の自動化:SFAやCRMと連携し、顧客とのやり取りを自動記録。
- 営業日報作成:営業担当者が簡単なメモを入力するだけで、ChatGPTが標準フォーマットにまとめる。
2. 人事・労務サポート
- 勤怠管理システムと接続し、残業時間や有給消化率を自動レポート化。
- 社員アンケートの結果を自動で分析し、課題を抽出。
3. 経理・財務の効率化
- 請求書や経費精算の自動処理。
- 毎月の試算表をExcelから読み込み、経営会議用の資料を自動作成。
4. マーケティング
- SNSの投稿を自動生成&スケジューリング。
- 顧客アンケートやレビューを収集して自動要約、改善提案を提示。
5. プロジェクト管理
- SlackやTeamsでタスクを自動作成。
- 進捗を週次で報告し、遅れがあればリマインドを送信。
導入にあたっての注意点
- データ連携の安全性
- 個人情報や企業データを扱う場合は、セキュリティ設定を徹底すること。
- AIの誤判断リスク
- エージェントモードは強力ですが、完全自動に任せると誤りが出る可能性あり。
- 最初は「半自動」的に利用し、人間が確認する仕組みを残すことが安心。
- 業務フローへの適用範囲を絞る
- いきなり全社導入ではなく、「日報」「請求書」「情報収集」など限定的な業務から始めるのがおすすめ。
今後の展望
エージェントモードは今後さらに進化し、
- ERP(基幹システム)との統合
- IoT機器との連携
- 自動意思決定支援
など、より高度なDXを支える基盤になると予想されます。
中小企業にとっても「人材不足を補うAI社員」として大きな力を発揮するでしょう。
まとめ
- ChatGPTのエージェントモードは「自律的にタスクを実行するAI」
- 個人では、学習・家計管理・情報収集で活躍
- 企業では、営業・経理・人事・マーケティングの効率化に直結
- 安全性と導入範囲を意識すれば、中小企業でも十分導入可能
2025年、生成AIは単なるツールから「共に働くエージェント」へと進化しています。
ぜひ、身近な業務からエージェントモードを試し、DXの第一歩を踏み出してみてください。
お問い合わせ
本日は「生成AI・DX実践Tips 第5回~ChatGPTのエージェントモードはどんなことができるのか?【個人・企業活用】~」と言うテーマを書かせていただきました。
このエージェントモードを使いこなせるかで企業の生産性向上に大きく影響してくものと考えています。導入を考えるべき仕組みだと思います。
i-consulting officeでは、エージェント機能導入のお手伝いもさせていただきます。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
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宜しくお願いします。
本日の仕事
本日は異業種交流会に参加、良い出会いができつつあるのかなと思います。
その後、明日のネットワーク研修に向けてのリハーサルを行いました。
その他のやるべき作業が全然終わらない。