第4回:PowerPoint資料作成の“ゼロ秒スタート”術― 企画書・提案書・研修資料を高速化―

朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。

  • DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない
  • 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
  • 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
  • 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。

といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日から「第4回:PowerPoint資料作成の“ゼロ秒スタート”術― 企画書・提案書・研修資料を高速化―」というタイトルです。この資料作成は個人的にも本当に困っています。
ちなみに、今回はアウトラインを作成するためのプロンプト術ではありますが、最近ではGeminiのcanvas機能が充実しているので、明日のブログはその辺も作成してみたいなと思ったりしています。

🌟こんな方におすすめ

  • 「PowerPoint資料に時間がかかりすぎる…」と悩んでいる方
  • 研修講師・営業で“毎回つくる資料”を短縮したい方
  • 企画書・提案書の「構成づくり」が苦手な方
  • AIを使って“ゼロ秒で資料の骨子を作りたい”方

🧭 はじめに:資料作成の“ボトルネック”はスライドの中身ではない

多くの方が PowerPoint 作成で時間を失うポイントは、
「スライドデザイン」よりも “構成づくり” です。

  • どの順番で説明する?
  • 章立ては?
  • 図解はどんな形にする?
  • 要点は何か?

これらを考える時間が最も長く、
実は AIが最も得意な領域 でもあります。

本記事では、PowerPoint作成の“最初の30分”をほぼゼロにする
実務で使えるプロンプト をまとめて紹介します。


1. スライド構成を一撃で作る

📌「スライド構成の自動生成プロンプト」

PowerPoint資料は アウトライン(構成)さえ決まれば半分完成 です。
ChatGPTに構成作成を丸投げすると、速度が一気に上がります。


🔧そのまま使えるプロンプト(企画書向け)

以下のテーマで企画書を作りたいので、PowerPoint向けのアウトラインを
「タイトル」「メッセージ」「スライド構成(10〜15枚)」で作成してください。

【テーマ】
〇〇(ここに伝えたい企画内容)

【条件】
・経営層に向けた内容
・ロジカルで説得力のある構成
・Before/After を明確に
・スライドごとの説明文も付けてください

🔧営業用プロンプト

以下のサービスの提案書を作りたいので、
PowerPoint向けに「課題 → 解決策 → メリット → 導入ステップ」
の順にスライド構成(10〜12枚)を作成してください。

【サービス内容】
〇〇

スライドごとに
・タイトル
・箇条書きポイント
・ストーリー意図
をセットで出してください。

🔧講師・研修資料向けプロンプト

以下の研修テーマのPowerPoint構成を作成してください。

【研修テーマ】
〇〇

【条件】
・初心者向けにわかりやすく
・3時間研修
・章構成(4〜6章)
・章ごとのスライド数も提案
・演習スライド案も作成

これだけで “最初の骨組み作り”が 数分 → 数秒 に変わります。


2. “伝わる図解”をAIに作らせる手順

スライドで一番悩むのが「どんな図がいいか?」という部分です。

ChatGPTに概要を渡すだけで、
図解の構造・形・説明文 を丸ごとつくれます。


🔧図解をAIに作らせるプロンプト

以下の内容をPowerPointの図解(図の構造アイデア)にしたいので、
最適な図解案を3種類提案してください。

【説明したい内容】
〇〇

【条件】
・初心者にも理解できるシンプルな構造
・関係性(因果/比較/ステップ)が分かる図
・図の形+中に入れるテキスト+解説をセットで

ChatGPTは図形を直接PowerPointに貼れませんが、
“どんな図にするか”の設計を自動化できる ため、作業時間が激減します。


📌使える図解の種類(AIがよく提案する)

  • ピラミッド図
  • フローチャート
  • ベン図
  • マトリクス図(2×2分析)
  • 時系列ステップ図
  • 因果関係図(Why-Why)
  • メリット・デメリット比較表

「どれにすれば伝わるかわからない…」という悩みが解消されます。


3. 講師・営業が使える「資料化プロンプト集」

研修講師や営業の方がよく使う資料構成を
そのままAIに生成させるためのプロンプト集です。


🔧研修スライド化プロンプト

以下のセミナー内容をPowerPointスライド化したいです。
「イントロ → 本編 → まとめ → 行動促進」の流れで
スライド20枚の案を作ってください。

【セミナー内容】
〇〇

🔧営業プレゼン資料プロンプト

以下の商品説明を、営業プレゼンのPowerPoint構成として
「課題 → 解決策 → 価値 → 導入後の未来」
の流れでスライド15枚分作成してください。

【商品】
〇〇

🔧“わかりやすい説明文”生成プロンプト

次のスライドに入れる説明文を、
・専門用語を避ける
・短く、結論ファースト
で作り直してください。

【文章】
〇〇

4. アウトライン → スライド案を“自動変換”する一撃プロンプト

最後は、
アウトライン(箇条書き)をそのままスライド案に変換する指示 です。


🔧アウトライン → スライド化プロンプト

以下のアウトラインをPowerPoint化してください。

・タイトルスライド
・背景/課題
・現状の問題点
・原因分析
・解決策の提案
・期待効果
・導入ステップ
・次のアクション

【条件】
・スライドごとに「タイトル」「ポイント(3〜5行)」「意図」を記載
・全体で15枚前後

まとめ:PowerPoint作成は“考える時間”をAIに外注すべき

AIが得意なのは 構成づくり・図解案・要点整理 です。

人間が時間を使うべきは
✔ 説得のストーリー
✔ 自社ならではの要素
✔ 実際のプレゼンテーション

資料作りの“最初の30分”をAIに任せることで、
あなたの生産性は劇的に変わります。


📌次回予告(第5回)

「(仮)Geminiのcanvas機能で実際の資料作成も0秒で!」というテーマを考えています。

🎁【おまけ】

そのまま使える!図解の作り方プロンプト集

AIに図解を作らせるための具体的プロンプトを、図の種類別にまとめました。


①ピラミッド図(優先順位・階層構造)

🔧プロンプト

以下の内容を「ピラミッド図」で説明するため、
PowerPoint用に図解案を作ってください。

【テーマ】
〇〇について

【出力してほしい内容】
・ピラミッドの段数
・各段に入れる項目名
・階層ごとの説明文
・この図を使う意図(何を伝えたいか)
・図のレイアウト指示(色、並び方の提案)

📌AIが得意な用途

  • 成熟度モデル
  • 優先順位
  • スキル階層
  • 重要度の段階

②フローチャート(業務手順・流れの可視化)

🔧プロンプト

以下の業務プロセスを「フローチャート」で説明したいので、
PowerPoint向けに図解案を作成してください。

【説明したい業務】
〇〇

【出力してほしい内容】
・ステップの順番
・各ステップの簡易説明
・意思決定ポイント(Yes/No)
・関係者(誰が何をするか)
・図形の形(開始/処理/決定など)
・レイアウト案(縦型・横型など)

📌AIが得意な用途

  • 業務フロー
  • 手順説明
  • 判断プロセスの可視化

③ベン図(共通点・違いを説明)

🔧プロンプト

以下の2つ(または3つ)の対象を比較するため、
ベン図の図解案を作成してください。

【対象】
A:〇〇  
B:〇〇

【出力内容】
・Aのみの特徴
・Bのみの特徴
・共通点(中央)
・図解の構造と説明文
・スライドでの強調ポイント

📌用途

  • 既存 vs 新サービス
  • 競合比較
  • 役割分担

④2×2マトリクス(ポジショニング・分析)

🔧プロンプト

以下のテーマを2×2マトリクスで説明したいので、
図解案を作成してください。

【テーマ】
〇〇

【条件】
・縦軸・横軸の定義
・象限ごとの特徴
・配置すべき要素(企業/製品/課題など)
・全体のまとめコメント

📌用途

  • 市場分析
  • 強み×弱みの整理
  • 顧客分類

⑤ステップ図(段階的に進む流れ)

🔧プロンプト

以下の内容をステップ図にしたいので、
PowerPoint用に段階構造を作ってください。

【説明したい流れ】
〇〇

【出力内容】
・Step1〜Step〇の名称
・各ステップの説明
・進行方向(横/縦)
・強調すべきポイント

📌用途

  • 手順
  • ロードマップ
  • 育成モデル

⑥因果関係図(原因 → 結果・問題構造化)

🔧プロンプト

以下の問題の原因と結果を、因果関係図で表現したいです。

【問題】
〇〇

【出力内容】
・主要な原因(3〜5個)
・原因間のつながり
・結果(最終的に起きていること)
・図の構造(右向き/左向き)
・説明文

📌用途

  • 課題分析
  • ロジック整理
  • 研修の図解

⑦比較表(メリット・デメリット、特徴比較)

🔧プロンプト

以下の2つ(または複数)を比較する表を作成したいので、
PowerPoint向けに項目セットを提案してください。

【比較対象】
〇〇

【出力内容】
・比較項目(5〜8項目)
・項目ごとの説明
・メリット/デメリット
・図表の構成案

⑧ロードマップ図(スケジュール・導入手順)

🔧プロンプト

以下のプロジェクトを「ロードマップ図」で説明したいので、
年間スケジュールの図解案を作ってください。

【プロジェクト概要】
〇〇

【出力内容】
・タイムライン(四半期 or 月別)
・主要タスク
・マイルストーン
・スライドに入れる説明文

📌まとめ

図解は「形を決めるのが一番難しい」ため、
AIに“図の設計書”をつくらせることで資料作成が大幅に時短されます。

あなたは

  • 図の仕上げ
  • 色やデザイン調整
  • 実際のストーリー作成
    だけに集中できるようになります。

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