2025.11.24
【第6回】:経営企画・コンサル業務で使えるプロンプト集― SWOT/3C/KPI設計/戦略案作成までAIで時短―
朝の投稿でも昼の投稿でもこんばんは。
i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
そんな私の提供できるサービスを考えてこんな経営者に出会いたいと考えています。
- DX推進/生成AI活用を社内に取り入れたいが何から始めていいかわからない。
- 経営数字を使った根拠ある経営判断をしたい。
- 自社の強みを見直し、根拠のある経営計画を作成したい。
- 採用・定着を実現するための理念策定・浸透を行いたい。
といろいろ書いてますが、経営に関するお困りごとは気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日から「【第6回】:経営企画・コンサル業務で使えるプロンプト集― SWOT/3C/KPI設計/戦略案作成までAIで時短―」というタイトルです。どちらかといえば、社内の人というよりはコンサルタントや中小企業診断士が使えそうな内容になっています。
🌟こんな方におすすめ
- 経営分析や戦略立案の作業時間を短縮したい
- コンサルティング業務でAIをどう使えばよいか知りたい
- SWOTやロジックツリーの「たたき台」を高速でつくりたい
- KPI設計や戦略案作成の時間を大幅に減らしたい
- 中小企業診断士・士業として生成AIの活用幅を広げたい
🧭はじめに:経営分析は“手で作る時代”から“AIで思考を補助する時代”へ
経営企画やコンサルティング業務は、
情報整理 → 問題特定 → 分析 → 打ち手整理 → 戦略案作成
という一連の流れがあり、どうしても時間がかかりがちです。
しかし現在は、
- SWOT
- 3C
- ロジックツリー
- 経営課題の深掘り
- KPI設計
などの 「思考の初稿」 をAIに作らせることで、作業時間を劇的に短縮できます。
もちろん、最終判断や戦略の精査は人間が行う必要がありますが、
“0→1” をAIに任せて、“1→10” を人間が磨く
という発想に切り替えるだけで生産性は大きく変わります。
今回は、コンサルの実務で本当に使えるプロンプトだけを厳選し紹介します。
① 戦略フレームワークをAIで使いこなすプロンプト
■ SWOT分析を最速で作るプロンプト
社長ヒアリング後の「たたき台」作成に有効です。
🔧プロンプト
以下の情報をもとにSWOT分析のたたき台を作成してください。
【企業情報】
業種:〇〇
地域:〇〇
ターゲット:〇〇
強み:〇〇
弱み:〇〇
外部環境(機会):〇〇
外部環境(脅威):〇〇
条件:
・箇条書きで整理
・事実ベースで矛盾のない内容にする
・経営者への確認用の“叩き台レベル”で作成
✔ポイント
- AIに「叩き台でよい」と指示すると、無駄な脚色が抑えられます。
- 最後に人間が必ず精査し、誤りや判断の過不足を補います。
■ 3C分析(自社・顧客・競合)プロンプト
企画書、経営会議、補助金計画書などにも活用できます。
🔧プロンプト
次の情報をもとに3C分析(Customer/Company/Competitor)を作成してください。
【市場】
・市場規模:
・顧客層:
・ニーズ:
【自社】
・強み:
・弱み:
・主要商品:
【競合】
・主な競合:
・競合の商品・特徴:
条件:
・過度な憶測は避ける
・不足情報は「追加情報が必要」と明示
・図解用に短く要約した形式で
② 経営課題整理を自動化するプロンプト
■ ロジックツリーで課題を深掘り
次のような場面で非常に有効です。
- 売上が伸びない理由を整理したい
- 人手不足の原因を深掘りしたい
- 問題の再現性を明確にしたい
🔧プロンプト
次のテーマについてロジックツリーを作成してください。
テーマ:「売上が伸び悩んでいる原因」
条件:
・MECEを意識
・事実ではなく仮説ベースでOK
・階層構造で整理
・“最終的に検証すべき要素”も提示
■ 経営課題の自動整理プロンプト
ヒアリングメモを貼るだけで課題を構造化できます。
🔧プロンプト
以下のヒアリングメモをもとに、経営課題を構造化してください。
・短期課題
・中長期課題
・原因仮説
・優先順位(高・中・低)
・追加で確認が必要な質問
【ヒアリングメモ】
(ここにコピペ)
③ KPI設計をAIで効率化する
■ KPIツリーの自動生成プロンプト
経営目標をKPIに落とすところまでAIが補助します。
🔧プロンプト
次の経営目標をもとにKPIツリーを作成してください。
【経営目標】
売上:〇〇円
利益率:〇〇%
主要事業:〇〇
条件:
・上位KGI → 中位KPI → 下位KPI の3階層構造
・実務で測定可能な指標のみ
・中小企業で現実的に運用できる内容に限定
■ “監査に耐える”数値KPIのチェックプロンプト
AIは暴走すると「不可能な数値」を出すこともあります。
それを防ぐためのチェック指示です。
🔧プロンプト
以下のKPI案に対して、現実性と測定可能性の観点からチェックし、
問題点があれば修正してください。
【KPI案】
(ここに貼る)
条件:
・無理のない数値か?
・データ取得方法は存在するか?
・定義が曖昧なKPIは指摘する
④ 戦略案作成の“たたき台”をAIに作らせる
■ 経営戦略(事業戦略)の初稿生成プロンプト
企画書・成長戦略・改善計画書の時短に非常に有効です。
🔧プロンプト
次の情報をもとに、戦略案のたたき台を作成してください。
【前提情報】
業種:
商品:
ターゲット:
強み:
弱み:
市場環境:
出力:
・戦略の方向性(3案)
・理由
・実行上のリスク
・必要なリソース
・半年以内に実行できる施策
■ 競争優位性の整理プロンプト
強みの見える化が一瞬でできます。
🔧プロンプト
以下の強みに対して、競争優位性を構造化してください。
【強み】
(記入)
出力:
・顧客価値の視点で整理
・競合と比較した差分
・再現性(属人的か、仕組み化されているか)
・持続性(模倣困難性)
⑤ 中小企業診断士・コンサルが現場で使えるテンプレ集
以下は実際の現場で“そのまま使える”テンプレです。
■ ヒアリング後の「まとめ」テンプレ
【現状まとめ】
・
・
【課題(短期)】
・
【課題(中長期)】
・
【原因仮説】
・
【優先順位】
高:
中:
低:
【追加で確認する事項】
・
■ 診断報告書の構成テンプレ
1. 企業概要
2. 事業環境(外部分析)
3. 自社分析(内部分析)
4. 課題整理
5. 改善策(短期)
6. 改善策(中期)
7. 必要投資とリソース
8. リスクと対策
■ 研修・セミナー資料化テンプレ
【目的】
【対象】
【今日の結論】
【ステップ】
【図解項目】
【ワーク】
【まとめ】
🧩さいごに:AIは“コンサルの思考を拡張する道具”
経営企画・コンサル業務は、
情報整理・分析・構造化・論点整理の繰り返し です。
これらの作業の多くはAIが高速で代替できます。
ただし、
- 戦略の最終判断
- 経営者との対話
- 現場の理解
はAIでは代替できません。
“思考の初稿”はAI、最終決断は人間
この役割分担が最も成果を生みます。
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本日は「【第6回】:経営企画・コンサル業務で使えるプロンプト集― SWOT/3C/KPI設計/戦略案作成までAIで時短―」というテーマのブログを書かせていただきました。
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本日のお仕事
・異業種交流会発表会資料準備
・M社 打ち合わせ準備
・A社 就労支援事業準備
・経営者団体 お金のブロックパズルセミナー準備
何かしないといけないことは多いのだが、うまく整理できていない気がする。