
2025.9.22
生成AI・DX実践Tips 第4回~GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例【中小企業DX】~
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。
具体的には、次のようなテーマを中心にサポートしています。
- クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
- お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
- 業務デジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
- DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AI活用のご提案・導入支援
- 補助金申請支援
と書くと幅広いのですが、前職がIT企業のため最近は特に
「DX・AIをテーマにした研修講師」
として活動する機会が増えています。
経営に関するお困りごとや、従業員育成に関心をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!
本日は「生成AI・DX実践Tips 第4回」ということでGPTsについて書いておきたいと思います。
こちらのツールは最近はまっておりまして、言うならば自分専用の簡易的なAIを作成できるというツールです。私は主にターン性で会話選択方式のGPTsゲームを作成している次第です。
これがなかなか面白いです。仕事につかうのもいいですが、自作のゲーム作りにも使えますよ!
はじめに
ChatGPTを業務で活用する際、「もっと自社専用に最適化できたら」と思ったことはありませんか?
その答えが GPTs(カスタムGPT) です。
カスタムGPTを導入すれば、社内マニュアルや業務フローを組み込んだ 専用AIアシスタント を簡単に作れます。
特に中小企業にとっては、少人数で効率的に仕事を回す強力なDXツールとなります。
本記事では、
- GPTsの基本と導入方法
- カスタムGPTの作り方(ステップ解説)
- 中小企業における具体的な活用事例
- 成功のためのポイントと注意点
をわかりやすく解説します。
1. GPTs(カスタムGPT)とは?
GPTs(カスタムGPT)とは、ChatGPTを自社業務に合わせてカスタマイズできる機能 です。
主な特徴は以下の通りです。
- 独自データの学習:社内マニュアルやFAQを読み込ませる
- 回答スタイル設定:専門家風、初心者向け、フランクなど調整可能
- 業務フローの自動化:「質問→確認→提案」の流れを組み込める
- 共有の容易さ:社内全員がブラウザからアクセスできる
👉 検索キーワード:「GPTs とは」「カスタムGPT とは」
2. GPTsの導入方法【初心者向け使い方】
カスタムGPTを作るのは難しそうに見えますが、実際は 4ステップ で完了します。
ステップ① GPT Builderを開く
ChatGPTの「Explore GPTs」から「Create」を選択。専用画面が起動します。
ステップ② 役割を定義
どんな業務で使うのかを明確化します。
例:
- 営業向け「提案書作成アシスタント」
- 総務向け「社内FAQヘルプ」
- 製造現場向け「エラーコード解決AI」
ステップ③ 知識・ルールを組み込む
- 社内資料(PDF, Wordなど)をアップロード
- 回答ルールを設定(例:「必ず箇条書きで答える」)
- 禁止ワードや扱わない情報を指定
ステップ④ 公開・利用開始
完成したGPTsは自分専用でも、社内共有用でも利用可能。
👉 検索キーワード:「GPTs 導入方法」「カスタムGPT 作り方」
3. カスタムGPT 活用事例【業務別】
GPTsは、部門ごとに活用の仕方が異なります。代表的な4つの事例を紹介します。
① 社内ナレッジの活用
活用例:社内マニュアルやFAQを登録
- 勤怠や経費精算の質問に即回答
- ITサポート(メール設定・プリンタートラブル対応)
- 製造現場でのトラブル解決
👉 効果:総務や情報システム部の対応時間を30〜40%削減
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② 営業活動の支援
活用例:提案書・営業メールの自動作成
- 顧客業種+商品特徴を入力 → 提案文自動生成
- 過去事例をもとにカスタマイズした提案を出力
- フォローアップメール文例の即時作成
👉 効果:提案資料の作成時間を2時間 → 30分に短縮
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③ 人材育成・教育
活用例:GPTsを「教育係AI」として設定
- 社内用語や業界知識を新人向けに解説
- クイズ形式のテスト問題を自動生成
- 実務シナリオを使った模擬ロールプレイ
👉 効果:教育担当者の負担を削減し、研修効果を高める
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④ 業務効率化・自動化
活用例:事務作業の自動化
- 議事録の要約とアクションリスト作成
- 報告書のドラフト生成
- 社内掲示用のお知らせ文自動作成
👉 効果:事務作業の50%削減も可能
👉 検索キーワード:「GPTs 自動化」「カスタムGPT 業務効率化」
4. GPTs 中小企業DX 導入ステップ
中小企業が成功させるためには、スモールスタート が重要です。
- テーマを絞る(例:営業資料生成、社内FAQ)
- 正しいデータを整理(古い情報や誤情報は排除)
- 一部社員でテスト運用(精度と使いやすさを検証)
- 全社展開(利用状況をフィードバックして改善)
👉 検索キーワード:「GPTs 中小企業 DX」「カスタムGPT 導入」
5. GPTs 活用の注意点
カスタムGPTを安全かつ効果的に使うためのポイントです。
- セキュリティ管理:機密情報のアップロードはルール化必須
- 情報更新:古いデータによる誤回答を防ぐため定期アップデート
- ユーザー教育:社員に「AI回答を鵜呑みにしない姿勢」を浸透
- 改善サイクル:フィードバックをもとに回答精度を高める
👉 検索キーワード:「GPTs 注意点」「カスタムGPT セキュリティ」
6. 今後の展望
GPTsはさらに進化し、以下の方向性が見込まれます。
- 外部システム連携(CRM・会計ソフトとの直接接続)
- 音声対応(現場作業員が声で問い合わせ可能に)
- 多言語化(海外拠点や外国人スタッフへの対応強化)
GPTsは、単なるAIツールではなく、中小企業に最適化された「仮想人材」 として進化していくでしょう。
まとめ
本記事では「GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例」を紹介しました。
- GPTsはChatGPTを自社専用にカスタマイズできる仕組み
- 社内ナレッジ、営業支援、人材育成、業務効率化など幅広く活用可能
- 導入は「小さく始め、改善を重ねる」ことが成功のカギ
- セキュリティや情報更新のルール作りが必須
とまぁここまでは非常にまじめな話ですがせっかくなので、以下はおまけです。
🎁 おまけ:GPTsで作れるちょっとユニークなゲーム例
- ① クイズゲーム(社内知識チェック用) 社内ルールや業界知識を題材にした「四択クイズ」を自動生成。
👉 例:「社内規程クイズ」「業界トリビアゲーム」 - ② 物語生成型アドベンチャー 選択肢によって物語が分岐する「テキストアドベンチャー」。
👉 例:「営業マンの一日」「未来都市探検」 - ③ 論理パズル・推理ゲーム GPTsに「出題AI」の役割を与えて謎解きを楽しめる。
👉 例:「犯人は誰?推理ゲーム」「数字当てロジックパズル」
実際に使えるGPTs用プロンプト例:
あなたはクイズマスターです。 出題ルール: 1. 1問ずつ四択クイズを出す 2. 出題ジャンルは「業界知識」や「一般常識」からランダムに選ぶ 3. ユーザーが答えたら正誤判定を行い、解説を加える 4. 5問出題したら合計点を表示して終了 まずは1問目を出題してください。
これをGPT Builderに入れれば、シンプルなクイズゲームGPTsが完成します 🎮
本日は「生成AI・DX実践Tips 第4回~GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例【中小企業DX】~」というテーマで書かせていただきました。
おまけのGPTsでゲーム作りはぜひとも試してほしいです。
私も個人的にここ1週間で4つほどお仕事に役立ちそうなゲームを作成してみました。
i-consulting officeでは、GPTsを活用したゲームを取り入れ、研修に利用しています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
Instagram:https://www.instagram.com/i_consulting_office/
LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c
宜しくお願いします。
本日のお仕事
本日は、某県で実施されたDX関連のセミナーの研修講師としてZoomで参加しました。
ズバリ、「知らなきゃ損!?中小企業向け補助金活用法」みたいなテーマです。
50分という短い時間だったので、うまく伝えられなかったと思います。
・T社財務資料
・T社次世代経営者育成のための資料
・Python,AI宿題
・Y社 経営診断資料
・RPAセミナー資料
うーん、まだまだやることがちょこちょこあるな。