生成AI・DX実践Tips 第4回~GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例【中小企業DX】~

こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

私は「社長も社員も、働くことが楽しいと思える会社づくり」
をお手伝いすることを使命に、中小企業の経営支援を行っています。

具体的には、次のようなテーマを中心にサポートしています。

  • クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務デジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AI活用のご提案・導入支援
  • 補助金申請支援

と書くと幅広いのですが、前職がIT企業のため最近は特に
「DX・AIをテーマにした研修講師」
として活動する機会が増えています。

経営に関するお困りごとや、従業員育成に関心をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
当社は「わかりやすく、具体的に」をモットーに、経営の現場ですぐに役立つ支援を心がけています!

本日は「生成AI・DX実践Tips 第4回」ということでGPTsについて書いておきたいと思います。
こちらのツールは最近はまっておりまして、言うならば自分専用の簡易的なAIを作成できるというツールです。私は主にターン性で会話選択方式のGPTsゲームを作成している次第です。
これがなかなか面白いです。仕事につかうのもいいですが、自作のゲーム作りにも使えますよ!

はじめに

ChatGPTを業務で活用する際、「もっと自社専用に最適化できたら」と思ったことはありませんか?
その答えが GPTs(カスタムGPT) です。

カスタムGPTを導入すれば、社内マニュアルや業務フローを組み込んだ 専用AIアシスタント を簡単に作れます。
特に中小企業にとっては、少人数で効率的に仕事を回す強力なDXツールとなります。

本記事では、

  • GPTsの基本と導入方法
  • カスタムGPTの作り方(ステップ解説)
  • 中小企業における具体的な活用事例
  • 成功のためのポイントと注意点
    をわかりやすく解説します。

1. GPTs(カスタムGPT)とは?

GPTs(カスタムGPT)とは、ChatGPTを自社業務に合わせてカスタマイズできる機能 です。

主な特徴は以下の通りです。

  • 独自データの学習:社内マニュアルやFAQを読み込ませる
  • 回答スタイル設定:専門家風、初心者向け、フランクなど調整可能
  • 業務フローの自動化:「質問→確認→提案」の流れを組み込める
  • 共有の容易さ:社内全員がブラウザからアクセスできる

👉 検索キーワード:「GPTs とは」「カスタムGPT とは」


2. GPTsの導入方法【初心者向け使い方】

カスタムGPTを作るのは難しそうに見えますが、実際は 4ステップ で完了します。

ステップ① GPT Builderを開く

ChatGPTの「Explore GPTs」から「Create」を選択。専用画面が起動します。

ステップ② 役割を定義

どんな業務で使うのかを明確化します。
例:

  • 営業向け「提案書作成アシスタント」
  • 総務向け「社内FAQヘルプ」
  • 製造現場向け「エラーコード解決AI」

ステップ③ 知識・ルールを組み込む

  • 社内資料(PDF, Wordなど)をアップロード
  • 回答ルールを設定(例:「必ず箇条書きで答える」)
  • 禁止ワードや扱わない情報を指定

ステップ④ 公開・利用開始

完成したGPTsは自分専用でも、社内共有用でも利用可能。

👉 検索キーワード:「GPTs 導入方法」「カスタムGPT 作り方」


3. カスタムGPT 活用事例【業務別】

GPTsは、部門ごとに活用の仕方が異なります。代表的な4つの事例を紹介します。

① 社内ナレッジの活用

活用例:社内マニュアルやFAQを登録

  • 勤怠や経費精算の質問に即回答
  • ITサポート(メール設定・プリンタートラブル対応)
  • 製造現場でのトラブル解決

👉 効果:総務や情報システム部の対応時間を30〜40%削減

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② 営業活動の支援

活用例:提案書・営業メールの自動作成

  • 顧客業種+商品特徴を入力 → 提案文自動生成
  • 過去事例をもとにカスタマイズした提案を出力
  • フォローアップメール文例の即時作成

👉 効果:提案資料の作成時間を2時間 → 30分に短縮

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③ 人材育成・教育

活用例:GPTsを「教育係AI」として設定

  • 社内用語や業界知識を新人向けに解説
  • クイズ形式のテスト問題を自動生成
  • 実務シナリオを使った模擬ロールプレイ

👉 効果:教育担当者の負担を削減し、研修効果を高める

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④ 業務効率化・自動化

活用例:事務作業の自動化

  • 議事録の要約とアクションリスト作成
  • 報告書のドラフト生成
  • 社内掲示用のお知らせ文自動作成

👉 効果:事務作業の50%削減も可能

👉 検索キーワード:「GPTs 自動化」「カスタムGPT 業務効率化」


4. GPTs 中小企業DX 導入ステップ

中小企業が成功させるためには、スモールスタート が重要です。

  1. テーマを絞る(例:営業資料生成、社内FAQ)
  2. 正しいデータを整理(古い情報や誤情報は排除)
  3. 一部社員でテスト運用(精度と使いやすさを検証)
  4. 全社展開(利用状況をフィードバックして改善)

👉 検索キーワード:「GPTs 中小企業 DX」「カスタムGPT 導入」


5. GPTs 活用の注意点

カスタムGPTを安全かつ効果的に使うためのポイントです。

  • セキュリティ管理:機密情報のアップロードはルール化必須
  • 情報更新:古いデータによる誤回答を防ぐため定期アップデート
  • ユーザー教育:社員に「AI回答を鵜呑みにしない姿勢」を浸透
  • 改善サイクル:フィードバックをもとに回答精度を高める

👉 検索キーワード:「GPTs 注意点」「カスタムGPT セキュリティ」


6. 今後の展望

GPTsはさらに進化し、以下の方向性が見込まれます。

  • 外部システム連携(CRM・会計ソフトとの直接接続)
  • 音声対応(現場作業員が声で問い合わせ可能に)
  • 多言語化(海外拠点や外国人スタッフへの対応強化)

GPTsは、単なるAIツールではなく、中小企業に最適化された「仮想人材」 として進化していくでしょう。


まとめ

本記事では「GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例」を紹介しました。

  • GPTsはChatGPTを自社専用にカスタマイズできる仕組み
  • 社内ナレッジ、営業支援、人材育成、業務効率化など幅広く活用可能
  • 導入は「小さく始め、改善を重ねる」ことが成功のカギ
  • セキュリティや情報更新のルール作りが必須

とまぁここまでは非常にまじめな話ですがせっかくなので、以下はおまけです。

🎁 おまけ:GPTsで作れるちょっとユニークなゲーム例

  • ① クイズゲーム(社内知識チェック用) 社内ルールや業界知識を題材にした「四択クイズ」を自動生成。
    👉 例:「社内規程クイズ」「業界トリビアゲーム」
  • ② 物語生成型アドベンチャー 選択肢によって物語が分岐する「テキストアドベンチャー」。
    👉 例:「営業マンの一日」「未来都市探検」
  • ③ 論理パズル・推理ゲーム GPTsに「出題AI」の役割を与えて謎解きを楽しめる。
    👉 例:「犯人は誰?推理ゲーム」「数字当てロジックパズル」

実際に使えるGPTs用プロンプト例:

あなたはクイズマスターです。  
出題ルール:  
1. 1問ずつ四択クイズを出す  
2. 出題ジャンルは「業界知識」や「一般常識」からランダムに選ぶ  
3. ユーザーが答えたら正誤判定を行い、解説を加える  
4. 5問出題したら合計点を表示して終了  

まずは1問目を出題してください。
  

これをGPT Builderに入れれば、シンプルなクイズゲームGPTsが完成します 🎮

本日は「生成AI・DX実践Tips 第4回~GPTs(カスタムGPT)の使い方と業務活用事例【中小企業DX】~」というテーマで書かせていただきました。
おまけのGPTsでゲーム作りはぜひとも試してほしいです。
私も個人的にここ1週間で4つほどお仕事に役立ちそうなゲームを作成してみました。

i-consulting officeでは、GPTsを活用したゲームを取り入れ、研修に利用しています。
ご興味・ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
Instagram:https://www.instagram.com/i_consulting_office/
LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c

宜しくお願いします。

本日のお仕事

本日は、某県で実施されたDX関連のセミナーの研修講師としてZoomで参加しました。
ズバリ、「知らなきゃ損!?中小企業向け補助金活用法」みたいなテーマです。
50分という短い時間だったので、うまく伝えられなかったと思います。
・T社財務資料
・T社次世代経営者育成のための資料
・Python,AI宿題
・Y社 経営診断資料
・RPAセミナー資料
うーん、まだまだやることがちょこちょこあるな。

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