「すごい、このまま使えるね」——お客様の目の前でAI見積ツールを作った日の話

朝でも昼でもこんばんは、”経営数字とAI活用のパートナー”中小企業診断士の田中 健太郎です。

本日は久しぶりにAIの話に戻そうかと思います。

きっかけは

先日、建設工事と消耗品販売を行っているクライアントとの打ち合わせで、ちょっと面白い出来事がありました。

打ち合わせの中で、見積ツールを2つお見せしたんです。

1つは事前に準備していたもの。

そしてもう1つは……

打ち合わせ中に、その場でゼロから作ったもの。

お客様は最初、

「へぇ、こんなこともできるんですね」

という反応だったのですが、

10分後には、

「えっ!?今作ったんですか?」

という表情になっていました(笑)。

今日はそんなお話です。


📌こんな方におすすめ

✅ 見積金額を出せるのが社長やベテランだけになっている

✅ 新人がお客様の前で何も答えられない

✅ 「確認して折り返します」が多く、商談の流れが止まる

✅ AIを導入したいが、何から始めればいいかわからない

✅ 人に依存しない仕組みを作りたい


「少し確認して折り返します」が危険な理由

営業経験がある方なら、一度はこんな場面があると思います。

お客様
「だいたいどれくらいの金額になりますか?」

新人営業
「すみません、一度持ち帰って確認します。」

ベテラン営業
「概算なら○○万円くらいですね。」

この差、実はかなり大きいんです。

お客様は見積金額そのものだけでなく、

「この会社は詳しそうか」
「話が早そうか」
「任せても大丈夫そうか」

を同時に見ています。

だから金額が出ない時間が長いほど、お客様の気持ちは少しずつ冷めていきます。

そして、その日の夕方。

競合から電話が入ります。

「概算ですが○○万円くらいです。」

・・・。

そうです。

勝負は、その場で終わっていることがあるんです。


お客様の頭の中にある「魔法の計算式」

今回の会社では、

・現場の種類
・用途
・天候
・床面積

によって使用する消耗品が変わります。

必要数量も変わります。

当然、金額も変わります。

新人から見ると、

「なんでその数字になるんですか?」

という世界です。

しかしベテランは瞬時に答えます。

実はこれ、ベテランが魔法を使っているわけではありません。

頭の中に「条件分岐のルール」

が入っているだけなんです。

つまり、

ベテランの頭の中を整理できれば、
ツール化できるということです。


1つ目の見積ツール

まずお見せしたのは事前に作成していた商品見積ツール。

画面で条件を選ぶだけです。

  • 現場の種類
  • 用途
  • 天候
  • 床面積

すると、

✅ 使用する消耗品

✅ 必要数量

✅ 見積金額

が自動表示されます。

お客様は操作しながら、

「これなら新人でも使えそうですね」

と好反応でした。


そして事件は起きた

ここからが本題です。

打ち合わせをしていると、

工事見積についても話が出ました。

お客様
「工事の方も似たようなことができるんですか?」


「できますよ。」

お客様
「本当に?」


「ちょっと作ってみます。」

そして私はAIを使いながら作業開始。

面積を入力。

機械を選択。

床材を選択。

条件ごとの単価を登録。

動作確認。

・・・。

完成。

所要時間は打ち合わせの範囲内。

お客様は数秒間画面を見つめていました。

そして一言。

「これ、今作ったんですか?」

はい、今です(笑)。


AI時代の勘違い

ここで勘違いしてはいけないことがあります。

AIのおかげで、

作ること自体はかなり簡単になりました。

でも、

本当に難しいのは作ることではありません。

難しいのは、

何を作るか決めること。

・どんな条件が必要なのか

・どの順番で入力するのか

・誰が使うのか

・どこで間違いやすいのか

・どこまで自動化するのか

ここが整理されていないと、

見た目だけ立派な

「誰も使わないツール」

が完成します。

AIは優秀な大工です。

でも設計図がなければ家は建ちません。

設計する人の価値は、むしろこれから高くなると思っています。


実は新人こそ恩恵が大きい

ベテランが使うと、

作業時間が短縮されます。

新人が使うと、

できなかったことができるようになります。

この差は大きいです。

商品知識が十分でなくても、

お客様の前で会話しながら見積が出せる。

そして何より、

お客様が感じるのは

「この会社、ちゃんとしてるな」「すぐに対応してくれるな」

という安心感です。

見積ツールは単なる効率化ツールではありません。

信頼を作る営業ツールにもなるんです。


まとめ

✅ 見積の属人化は受注率と育成の両方を下げる

✅ ベテランの頭の中は意外と整理できる

✅ AIでツールを作ること自体は難しくない

✅ 本当に重要なのは「現場で使える設計」

✅ その場で数字を出せる会社は信頼されやすい


今回のお客様も、

最初は「AIで何かできたらいいな」くらいの温度感でした。

でも最後には、

「うちの仕事もかなり仕組み化できそうですね」

という話になりました。

AIの価値は、派手な画像生成やチャットだけではありません。

ベテランの経験を仕組みに変えて、新人でも成果を出せる環境を作ること。

そこにこそ、中小企業で活用する大きな可能性があると思います。

「うちの見積も仕組み化できるかな?」
「ベテラン頼みの業務を何とかしたい」

そんな方は、お気軽にご相談ください。
一緒に”頭の中のノウハウ”を見える化していきましょう。

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本日は「「すごい、このまま使えるね」——お客様の目の前でAI見積ツールを作った日の話」というテーマでブログを作成しました。

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本日のお仕事

・N社 改善計画お打ち合わせ&報告書の作成
・NC社 研修企画提案書作成
・M社 Zoomミーティング
今日は、このHPのお知らせで案内していたセミナーで私のお客様から4社ほど申込があったのでヨシ!

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