
2025.8.21
第3回:PowerPoint×AIで資料作成を10倍速にする方法~ChatGPT×Copilot×Gammaで効率化~
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。
- クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
- お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
- 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
- DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AIコンサルティング
- 経営理念策定と浸透・経営理念に基づく人事考課制度策定のご支援
- 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」の助言
経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は【今日から使える】生成AI×DX活用術の全5回のうちの第3回目、PowerPoint×AIで資料作成を10倍速にする方法~ChatGPT×Copilot×Gammaで効率化~というテーマでブログを作成しています。
私自身も研修のご依頼を多くいただけていることから、この資料作成はめちゃくちゃ時間がかかってしまうので、今回の内容などを活用して、資料作成の時間短縮を実施しています。
はじめに
ビジネスにおいて「わかりやすく、短時間で仕上げる資料作成」は大きな課題です。特に経営者や管理職にとって、資料作成は付加価値を生まない業務とされながらも、提案・研修・報告の場面で必須となります。
従来のPowerPoint作成は、以下のプロセスに時間を要していました。
- 企画の骨子を考える
- スライド構成を決める
- デザインや図解を整える
- 修正を繰り返す
しかし、生成AIを活用することで、この作業時間を1/10に短縮することが可能です。本記事では「ChatGPT」「Microsoft Copilot」「Gamma」などを組み合わせ、PowerPoint資料を10倍速で仕上げる具体的な方法をご紹介します。
ステップ1:ChatGPTで企画の骨子を作る
まず最初に取り組むべきは「企画の骨子づくり」です。
ChatGPT活用の流れ
- テーマを入力
- 例:「中小企業向けDXセミナー資料の企画構成を作成してください」
- ChatGPTにスライドアウトラインを作らせる
- 導入(現状の課題)
- 解決策(DX活用の方向性)
- 事例紹介
- まとめ(次のアクション)
- 想定する聴衆の立場を加えて指示する
- 「製造業の経営者が対象」「時間は30分」など具体条件を伝える
メリット
- 白紙から考えるより短時間で完成度の高い構成案が得られる
- 自分では思いつかなかった切り口が提示される
- 複数案を比較しながら最適なストーリーを選べる
ステップ2:CopilotやGammaで自動スライド生成
骨子ができたら、次は自動スライド生成ツールの出番です。
Microsoft Copilot for PowerPoint
- 特徴:WordやExcelからの情報を自動でスライド化
- 使い方:
- 骨子をWordにまとめる
- Copilotに「この文書をPowerPointに変換してください」と指示
- 自動的にスライドが生成され、必要に応じて編集
Gamma(AIスライド生成特化ツール)
- 特徴:Webベースで文章から即座にスライド化
- メリット:デザイン込みで一瞬で仕上がるため「プロトタイプ作成」に最適
- 実例:企画提案書をGammaで作成 → 短時間で見栄えの良いドラフトが完成
ステップ3:デザイン・図解もAIに任せる
最後に、資料を「見やすく・伝わりやすく」整える工程です。
1. AIによるデザイン提案
- PowerPointの「デザイナー機能」やCanvaのAIレイアウト機能を活用
- 配色・フォント・レイアウトを自動提案
2. 図解生成
- ChatGPT + DALL·E:概念図やアイコンを自動生成
- Canva Magic Design:フローチャートやインフォグラフィックを一瞬で作成
- Copilot:数値や表から即座にグラフ作成
3. 修正もAIに依頼
- 「もう少し柔らかい雰囲気に」「経営者向けに」などの指示で再生成可能
具体的な作業時間比較(従来 vs AI活用)
工程 | 従来の作業時間 | AI活用後 | 短縮率 |
---|---|---|---|
骨子作成 | 2時間 | 15分 | -88% |
スライド生成 | 3時間 | 30分 | -83% |
デザイン調整 | 2時間 | 20分 | -83% |
合計 | 7時間 | 1時間5分 | 約85%削減 |
活用シーン
- 営業提案:商談前日に短時間で仕上げ
- 社内研修:テーマだけ決めてAIに任せる
- 経営会議:数字データを渡して自動でグラフ化
まとめ
「PowerPoint×AIで資料作成を10倍速にする方法」は、単なる効率化ではなく、発想力・デザイン力を補強する経営戦略ツールです。
- ChatGPTで骨子を短時間で作成
- CopilotやGammaで自動スライド化
- デザインや図解もAIに任せる
これにより、従来7時間かかっていた資料作成を1時間程度で完了できます。
「資料作成に追われる日々から解放されたい」「提案や会議の準備を効率化したい」方には、AI活用はまさに即効性のある解決策です。
注意事項!
あくまで私が使用している感覚ですが、特にステップ3:デザイン・図解もAIに任せるは気を付けてください。ステップ3ではDALLEやCANVAなど複数のツールでデザインを作る内容になっていますが、そうした場合、デザインやカラーの統一性の調整に苦労する可能性がありますのでご注意ください。
いっそのこと、フォントや配色などはプロンプトで指示したほうが良いかと思います。そこでまた時間がかかりますが・・・
問い合わせ
本日は生成AI×Powerpointでどのように提案資料を作るのかを簡単なものを書いてみました。
i-consulting officeでは、DX支援、生成AI導入支援を行っています。
ご興味ご関心のある方はぜひ、お問い合わせください。
お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact
LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c
宜しくお願いします。
本日のお仕事
本日は経営相談窓口にてお客様対応です。それ以外は
・A社 経営革新資料作成
・M氏 創業相談
・DX/ AI研究会 会議
・財務管理研修資料作成
それにしても、スタートアップ時点で個人事業主or合同会社での開業はどっちがいいかの回答が難しい。それなりに売り上げの目途が立つなら合同会社の方がいいのかな?でも社会保険等の会社負担分がな~。という感じでイマイチ煮え切らない回答となってしまう。