【第4回】Word×AIで企画書を秒速で仕上げる方法~生成AIとCopilotをフル活用して「提案力」と「スピード」を両立する~

こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。

社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。

  • クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
  • お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
  • 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AIコンサルティング
  • 経営理念策定と浸透・経営理念に基づく人事考課制度策定のご支援
  • 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」の助言

経営に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。

本日は【今日から使える】生成AI×DX活用術の全5回のうちの第4回目、Word×AIで企画書を秒速で仕上げる方法~生成AIとCopilotをフル活用して「提案力」と「スピード」を両立する~というテーマでブログを作成しています。
私は様々なお客様に研修のご提案をする際に研修企画書のご提示をするために利用しています。

はじめに

企画書作成はビジネスパーソンにとって避けて通れない重要業務ですが、同時に時間も労力もかかる作業です。
「書き始めるのに時間がかかる」
「表現がワンパターンになる」
「構成がまとまらない」

そんな悩みを解決してくれるのが、Microsoft Wordと生成AI(ChatGPT・Copilot)を組み合わせた企画書作成術です。

従来なら数時間かかっていた作業を、AIの力を借りれば30分以内に骨子から完成稿まで仕上げることも可能になります。

本記事では、

  • AIを使った企画書の構成づくり
  • Word×Copilotの具体的な活用例
  • プロっぽく見せる体裁・仕上げのテクニック

を具体的に紹介します。


2. 企画書作成にAIを使うメリット

AIを取り入れると、企画書作成の流れが大きく変わります。

(1) スピードアップ

AIに「目的・背景・ターゲット」を入力するだけで、たたき台となる構成案や文案を瞬時に生成できます。

(2) 表現の幅が広がる

自分では思いつかないキャッチコピーや提案の言い回しを、AIが複数パターンで提案してくれるため「アイデアの幅」が一気に広がります。

(3) 品質の均一化

文章校正やフォーマット整形をAIに任せることで、誰が作成しても一定水準の企画書を作成可能になります。


3. Word×AIで企画書を秒速で仕上げるステップ

ステップ1:AIに「企画書の骨子」を依頼する

まずはChatGPTやCopilotに以下のように依頼します。

👉 プロンプト例:

新サービス「かごパス」(空港からホテルまでの荷物配送サービス)の企画書を作りたい。
目的、背景、ターゲット、提案内容、期待効果を含めた企画書の構成案をWord用に作成してください。

これだけで、章立て・要点整理済みの構成が瞬時に生成されます。


ステップ2:Word×Copilotで本文を肉付け

WordのCopilotを起動し、章ごとに内容を自動生成。
例:「背景」セクションに対して以下を入力:

👉 プロンプト例:

訪日観光客の増加とオーバーツーリズムの影響を踏まえ、荷物配送サービスの必要性を説明してください。

すると、背景説明が1分以内で完成。
さらに「トーンをフォーマルに」「エグゼクティブ向けに」など調整も可能です。


ステップ3:差別化ポイントをAIで補強

競合調査もAIに依頼できます。

👉 プロンプト例:

国内外で提供されている類似サービスを調べ、差別化できるポイントを3つ提案してください。

これにより、自社独自の強みを企画書に組み込みやすくなります。


ステップ4:見栄えをAIで整える

Wordには「スタイル機能」や「スマートアート」が搭載されており、Copilotを使うと自動で表や図を整形可能。

例:

  • 「サービスフローを図解してください」→フローチャート自動作成
  • 「比較表を作ってください」→表形式で提案

文章だけでなく、図表も一瞬で企画書に挿入可能です。


ステップ5:仕上げ(校正・要約)

最後はAIに「経営層に刺さる要約」を依頼。

👉 プロンプト例:

この企画書を経営層向けに1ページでまとめてください。

これで長文企画書の「エグゼクティブサマリー」が秒速で完成。
プレゼンや承認スピードが大幅に上がります。


4. 実際の使用イメージ(例:新サービス企画書)

タイトル:福岡空港発「かごパス」サービス導入企画書

  1. 目的
    訪日観光客の利便性向上とオーバーツーリズム課題の解消
  2. 背景
    • 観光客数の急増による荷物預かり施設の不足
    • 宿泊施設チェックインまでの移動負担
  3. ターゲット
    • 福岡空港利用の訪日観光客
    • 大型荷物を持つ家族連れ・長期滞在客
  4. 提案内容
    • 空港~ホテル間の即日配送
    • 倉庫を活用した一時預かりサービス
  5. 期待効果
    • 観光客の利便性向上
    • 宿泊施設のチェックイン業務効率化
    • 新規収益源の確保

👉 これをAIとWordで20分以内に完成させることが可能です。


5. Word×AIをさらに活用するコツ

  1. 初稿はAIに丸投げ → 人間が修正
    ゼロから書くよりも「下書き編集」の方が圧倒的に早い。
  2. 「誰に見せる企画書か」を明確に伝える
    AIに「役員向け」「現場担当向け」と指定すると最適なトーンで生成される。
  3. 数値やデータは必ず自社データに置き換える
    AIの提案をそのまま使うと信頼性に欠けるため、ファクトの裏付けは人間の役割

6. 導入効果(ケーススタディ)

ある中小企業では、AIを導入する前は企画書作成に平均5~6時間かかっていたものが、
Word×Copilot導入後は1時間以内に短縮。
さらに、提案の質も向上し、新規商談の成約率が1.5倍に改善しました。


7. まとめ

Wordと生成AIを組み合わせれば、企画書作成は「苦行」ではなく「クリエイティブな発想の時間」に変わります。

  • AIに構成を任せて秒速で骨子を作る
  • Word×Copilotで本文・図表を肉付け
  • 最後に人間が戦略的な視点で仕上げ

これにより、スピード・品質・提案力の三拍子を実現できます。

ちょっと、企画書の内容がなぜカゴパスなのかが気になりますが、企画書作成のスピードアップは図れるのではないかと思います。また、新規ビジネスの企画書であればこの企画書を深掘りすることで、補助金の申請資料のたたき台にすることも可能になるかと思います。

問い合わせ

本日は生成AIでWordでどのように効率的に企画書作るのかを書いてみました。
i-consulting officeでは、DX支援、生成AI導入支援を行っています。
ご興味ご関心のある方はぜひ、お問い合わせください。

お問い合わせページ:https://icon-office.com/contact

LINE公式アカウント:https://lin.ee/xHeD62c

宜しくお願いします。

本日のお仕事

本日のお仕事は、
・財務研修の資料をひたすら作成
・就労支援向けのコンサルティングの事前ミーティング
以上です。

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