
2025.9.10
攻めのAI活用シリーズ 第4回 業務連携とDXによる攻めのAI活用
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。
- クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
- お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
- 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
- DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AIコンサルティング
といろいろ書いてますが、最近はもっぱら
”DX・AIを中心にした研修講師”が主な業務です。
経営に関するお困りごと、従業員育成に興味がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は「攻めのAI活用シリーズ 第4回:業務連携とDXによる攻めのAI活用」と言うテーマで書いてみます。いままでの内容はどちらかというと個人的な部分最適の内容が多かったと思いますが、少し発展して最終的には全体最適を構築するような内容です。
1.はじめに なぜ「業務連携」がカギになるのか?
AIを導入して成果を上げられる企業と、そうでない企業の差はどこにあるのでしょうか。
答えのひとつが 「業務のつなぎ方」 にあります。
たとえば、営業部だけで生成AIを使って提案資料を自動化しても、それが経理や製造のデータとつながっていなければ、単発の改善で終わってしまいます。
一方、営業情報 → 在庫管理 → 請求 → 顧客フォローまで シームレスにAIが支援 すると、ビジネス全体が加速し始めます。
これは「攻めのDX」の本質でもあります。
つまり「部分最適」ではなく「全体最適」に向かってAIを配置すること。
2.ワクワクする活用シナリオ
ここからは、具体的なシナリオを描いてみましょう。
(1)製造業:営業と生産がリアルタイム連携
- 営業がAIチャットで入力した受注内容が、そのまま生産計画に反映。
- AIが過去のトラブル事例を学習して「この製品はこの資材の納期がボトルネックになりやすい」と事前に警告。
- 工場の稼働予定を自動調整し、納期回答を営業が即日できる。
👉 これにより「受注から納期回答まで3日かかっていたのが、わずか数分」に。
(2)建設業:現場と本社がAIでつながる
- 現場スタッフがタブレットに写真をアップ → AIが自動で工程進捗を判定。
- 本社では進捗率と原価をリアルタイムに把握。
- 「この案件は遅延リスクあり」とAIが経営層に通知。
👉 結果、追加コストの早期対策が可能に。
(3)サービス業:顧客データの全社活用
- 予約システム、顧客アンケート、LINEでの問い合わせをAIが統合。
- 「このお客様はリピーターになりやすい」と予測 → 営業が重点的にアプローチ。
- クレーム履歴も自動要約され、次回の接客で“気の利いた対応”ができる。
👉 顧客満足度が向上し、リピート率が20%アップ。
3.実在する事例:DX+AIで成果を出した中小企業
例えば、株式会社西精工(徳島県) は、製造現場のデータをIoTとクラウドで一元管理。そこにAIを組み合わせて生産効率を向上させています。
従業員同士の情報共有を円滑にする文化づくりも進め、現場と経営をデータでつなぐDX を実現しました。
このように「業務連携」と「AI活用」を掛け算することで、地方の中小企業でも全国レベルの競争力を発揮できるのです。
4.攻めのAI活用を成功させる3つのステップ
攻めのAI活用を業務連携で実現するには、以下のステップが有効です。
- 情報のサイロを壊す
営業・製造・経理などの部門ごとに閉じたデータを一元化。
まずはExcelやクラウドで“見える化”からスタート。 - AIを“つなぎ役”にする
チャットボットやCopilotを窓口にして、社内システムを横断的に活用。 - 小さな連携から試す
例:営業と在庫をつなぐ → 成果を見て、次に経理や顧客管理へ展開。
5.未来の姿を想像してみよう
もし、あなたの会社で…
- 見積依頼が来た瞬間に、AIが在庫や納期を自動チェックして回答。
- 現場からの報告が即座に経営データへ変換され、月次決算を待たずに利益状況を把握。
- 顧客の声をAIが要約し、次の商品企画に反映。
こんな「全社がつながったAI経営」が実現したら、ワクワクしませんか?
まとめ
攻めのAI活用の第4回では、業務連携とDXがもたらす可能性 を紹介しました。
ポイントは「部門ごとのAI活用で終わらせず、全社のつながりをAIで強化する」ことです。
第5回は「攻めのAI活用を定着させる仕組みづくり」について書きたいと思います。
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本日は「攻めのAI活用シリーズ 第4回:業務連携とDXによる攻めのAI活用」について書かせていただきました。AIによる業務連携は今や、ほぼ誰でもできる世界になってきました。
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宜しくお願いします。
本日の仕事
本日は愛媛県にて「財務研修」のお仕事、なるべくわかりやすくご説明と思いましたが、
なかなか難しい。