
2025.9.4
小さな会社でも導入できる!生成AI導入ステップと実践活用法~第5ステップ:AIを“攻めの経営”に使う~
こんばんは。i-consulting office(アイ・コンサルティング・オフィス)の田中健太郎です。
社長も社員も働くことが楽しいと思える会社づくりのお手伝いをモットーに
中小企業の経営支援を以下の内容を中心に行っています。
- クロスSWOT分析を活用した「積極戦略」の構築支援
- お金のブロックパズルによる「キャッシュフロー経営」のサポート
- 業務のデジタル化支援を通じた「生産性向上」コンサルティング
- DX(デジタルトランスフォーメーション)・生成AIコンサルティング
- 経営理念策定と浸透・経営理念に基づく人事考課制度策定のご支援
- 補助金・助成金の活用に向けた「申請・計画作成」の助言
といろいろ書いてますが、最近はもっぱら
”DX・AIを中心にした研修講師”が主な業務です。
経営に関するお困りごと、従業員育成に興味がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「わかりやすく、具体的に」を意識して、経営の現場に即したご支援を心がけています。
本日は「小さな会社でも導入できる!生成AI導入ステップと実践活用法~第5ステップ:AIを“攻めの経営”に使う~」と言うテーマで書いてみようと思います。DXの世界でも同様ですが、日本の場合は主に「守り」(業務効率化など)にITツールを使うことが多いと言われています。そこで今回はあえて「攻め」の経営に使う内容として書き残しておきたいと思います。
1. 導入部分:守りから攻めへ
これまでのステップでお伝えしてきたように、生成AIは「業務効率化」や「時間短縮」といった守りの経営において非常に力を発揮します。例えば、議事録作成や文書校正、簡単なExcel分析の自動化などは、多くの中小企業で実現できる段階です。
しかし、本当の意味での経営成果に結びつけるためには、AIを“攻めの経営”に活用することが重要です。つまり、売上アップ・新規顧客獲得・新サービス開発といった成長につながる取り組み**にAIを使う段階に入る、ということです。
本記事では、第5ステップとして「攻めの経営へのAI活用」を解説し、実在する中小企業の事例をご紹介します。
2. 第5ステップで行うこと:攻めの経営に直結する活用領域
攻めの経営にAIを活用するために、小さな会社でも取り組みやすい領域は次の3つです。
- 顧客体験の向上
例:顧客対応や商品提案をAIでパーソナライズ化 - 新しい販路・チャネル開拓
例:AIを使ったSNS運用や広告クリエイティブの自動生成 - 新商品・サービス開発
例:AIを使ったデザインやアイデア創出、試作品の短期化
このように、単なる業務効率化にとどまらず、**「新しい価値を顧客に届ける」**ことを目的に据えるのが第5ステップの特徴です。
3. 実在の事例紹介
事例①:学習塾(教育業界)
ある学習塾では、生成AIを使って保護者面談の記録を自動化しました。従来は講師が手作業で作成していたカルテをAIに任せることで、情報整理の時間を削減。その分、講師は生徒指導や保護者へのフォローに集中できるようになりました。
結果として、口コミ評価が向上し新規入塾者が増加。単なる業務効率化にとどまらず、売上アップという「攻めの成果」を実現しました。
(出典:りそなグループ「生成AIを活用した中小企業の変革事例」)
事例②:小売業(ECサイト)
中小規模の小売業者が、ECサイトの商品説明文を生成AIで自動作成した事例があります。以前は外注していたためコストも時間もかかっていましたが、AI活用により外注費を年間80万円削減しながら、SEO効果も高まりアクセス数が増加。結果的に売上増加に直結しました。
(出典:日経クロストレンド記事より)
事例③:製造業(デザイン活用)
ある中小製造業では、新商品のパッケージや販促用バナーの初期デザインをAIで生成。外部デザイナーへの依頼を効率化し、開発スピードが従来の約1/3に短縮されました。その結果、競合よりも早く市場投入が可能となり、新規市場のシェア獲得につながっています。
(出典:KDDIビジネスオンラインコラム)
4. 実践方法(How to):中小企業での具体活用例
攻めの経営でAIを使う場合、「具体的にどうツールを組み合わせるか」がポイントです。ここでは、Excel・Word・PowerPointと生成AIの組み合わせ例をご紹介します。
① Excel × 生成AI
- 顧客データをAIに読み込ませ、購買傾向を分析
- 「次に売れる商品は何か?」を予測し、キャンペーンを設計
- 分析レポートを自動でグラフ化
② Word × 生成AI
- 提案書のたたき台をAIに作らせ、営業スピードを強化
- 補助金申請書のドラフトをAIで作成し、専門家チェックに集中
③ PowerPoint × 生成AI
- 新商品紹介スライドをAIに作成させ、営業現場ですぐ活用
- SNS広告用のバナーやキャッチコピーもAIが自動生成
このように、AIを「営業」「広報」「商品開発」といった売上に直結する部門で使うのが“攻めのAI活用”です。
5. まとめ:AIで小さな会社が攻めに転じる
第5ステップでは、いよいよ生成AIを経営の“攻め”に使う段階に入ります。
しかも、事例やHow toの中身から、そこまで大きな費用はかかってないことがわかると思います。
- 守りの効率化から、攻めの価値創出へシフト
- 実在事例では「学習塾の入塾者増」「小売業のSEO売上増」「製造業の市場シェア獲得」などが成果
- Excel・Word・PowerPointなど身近なツールと組み合わせることで、誰でも実践可能
小さな会社こそ、AIを使ってスピード感を持った挑戦ができます。次の競争を勝ち抜くために、ぜひ本記事をヒントに「攻めのAI活用」に踏み出してみてください。
お問い合わせ
本日は「小さな会社でも導入できる!生成AI導入ステップと実践活用法~第5ステップ:AIを“攻めの経営”に使う~」と言うテーマで書かせていただきました。業務効率化だけでなく、顧客開拓や商品開発にもAIを役立てていきましょう。
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本日のお仕事
本日は、明日の研修のリハーサルに時間を使っています。
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